
仕事を辞めたい、転職を考えているという人の多くが不安を抱えているのが、仕事を辞めるタイミングや転職先の探し方ですよね。
人によっては家族や上司には相談できないということもあり、手段や方法がわからないことが転職の壁になってしまっていませんか?
今回は初めて転職をする人向けに、転職の流れをご紹介します。
流れをしっかり把握して、転職への第一歩を踏み出しましょう。
仕事を辞めたいと思ったら知っておきたい”転職の流れ”
転職の流れは大きく分けて次の2つがあります。
- 現職を辞めてから仕事を探す
- 仕事を探してから現職を辞める
どちらの方法にもメリットとデメリットがあるため、転職経験者は今の職場の状況や自分の生活状況に合わせてどちらかの方法を選んでいます。
転職の流れ1:現職を辞めてから仕事を探す
- 現職を退職する
- 転職先を探す
- 転職先に入社する
現職が忙しくて並行して転職先を探すことが難しいという人が選ぶことが多い方法です。
この流れで転職をすれば、転職先をじっくりと探すことができますし、面接などの時間も確保しやすいでしょう。
また、退職前に雇用保険に加入していた人は、手続きをすることで一定期間ですが失業保険がもらえたり、次の仕事が決まれば再就職手当がもらえます。
ただし会社の寮で生活をしている人や、会社から支給される手当を生活の補助にしている人は、給与がもらえない状態でも生活できるのかを考えておく必要があります。
転職の流れ2:仕事を探してから現職を辞める
- 転職先を探す
- 現職を退職する
- 転職先に入社する
収入が途切れることを避けたいという人が選ぶことが多い方法です。
退職した日の次の日に転職先の会社に入社することで、給与が途切れることがありませんし、健康保険などの手続きも労務部などに任せることができるパターンが多いです。
ただし、現職と平行して転職先を探しつつ、選考にも参加しなければいけません。
勤務時間や休日の融通がつきにくい場合には、転職先が上手く決まらないということもあります。
自分の今の状況を見直して、どちらの方法が合っているかを考えてみましょう。
仕事の辞め方は?
転職をするときに一番のネックになるのが、仕事を辞めることではないでしょうか?
辞めたいとは思っていても、いざ切り出すとなると、トラブルにならないか、社内で気まずくならないかなど不安はたくさんですが、転職することは決してダメなことではありません。
スムーズに仕事を辞めて転職するには、次のことを参考にしてみてください。
上司に転職したいって伝えても良い?
転職の流れとして、多くの人がまずは上司に相談をしています。
転職をするには、今の会社に辞令を出してもらい正式に退職をする必要がありますが、辞令は自分では作成できません。
特に大きな企業で働いている人は、人事部や労務部などに掛け合う必要があるため、まずは直属の上司に相談しましょう。
上司には、いつ転職するのかが決まった段階での報告がベストですが、最低でも退職希望日の1ヶ月前までには伝えることがマナーです。
転職すると年金や税金はどうなる?
会社員は健康保険料や厚生年金保険料、各種税金は給与から天引きになっていることが多いですよね。
転職する場合、このあたりの手続きも必要です。
すでに転職先が決まっている場合には、労務部に手続きを一任できることが多いですが、転職先が決まっていない場合には、再就職までの間自身で年金や税金の支払いをする必要があります。
会社によっても手続きの方法は異なりますので、転職が決まったら現職の労務部に確認をしておきましょう。
退職日が決まったら引き継ぎを!
正式に退職日が決まったら、引き継ぎを行う必要があります。
ここで注意しなければいけないのが、有給休暇の消化です。
基本的に退職日時点で残っている有給休暇はすべて使用してから退職することになります。
転職の際には有給消化で長期の休みをとるという人も少なくありませんので、そのあたりも頭に入れて引き継ぎのスケジュールを組みましょう。
転職先の探し方は?
転職先を探す方法として次のいずれかを活用している人が多いです。
- 紹介
- 転職サイト
- 転職エージェント
紹介
知人や前職の取引先の人に仕事を紹介してもらう方法です。
コネクションがある場合には、スムーズに転職先が決まることもあります。
転職サイト
求人を出している企業をまとめて紹介しているサイトがあります。
業種・業界、職種、勤務地などで転職先を探すことができるので、次にやりたい仕事が決まっている人や希望の条件が固まっている人におすすめです。
転職エージェント
転職のプロであるエージェントに求人を紹介してもらうことができるサービスです。
あなたに最適な求人を紹介してもいらえるので、次に何がしたいか決まっていいない人や、自分で転職先を探してみたけど上手くいかないという人におすすめです。
転職の流れを理解してスムーズに進めよう
今回は転職の流れをざっくりご紹介しました。
まずは自分がどんな流れで仕事を辞めるのか、どうやって転職先を探すのか、スケジュールはどうするか、を考えてみましょう。
転職の見通しをつけておくと、スムーズに進みやすいですよ。