仕事を辞めたい、転職を考えているという人の多くが不安を抱えているのが、仕事を辞めるタイミングや転職先の探し方ですよね。家族や上司には相談できず、手段や方法がわからないことが転職の壁になっている場合もあります。今回は初めて転職をする人向けに、転職の流れを詳しくご紹介します。流れをしっかり把握して、転職への第一歩を踏み出しましょう。
仕事を辞めたいと思ったら知っておきたい”転職の流れ”
STEP1:転職活動の準備
自己分析をする
転職を成功させるためには、まず自分自身を理解しましょう。自己分析を行うことで、自分の強みや弱み、キャリアプラン、価値観が明確になり、どのような仕事が自分に適しているのかが見えてきます。自己分析には診断ツールを活用すると良いでしょう。おすすめの自己診断ツールは以下、4つです。
情報収集をする
自己分析が終わったら、次は情報収集をしましょう。業界や職種、企業の情報を集め、自分が興味を持つ分野や企業をリストアップします。転職エージェントを活用すると、エージェントしか知り得ない情報も知れるため、効率的です。収集しておきたい情報は以下、4つです。
- 希望する業界・職種の現状と将来性
- 企業の評判や社風
- 必要なスキルや資格
- 給与・福利厚生の相場
自己分析や情報収集は、焦らずじっくりと時間をかけることが大切です。転職エージェントサービスに登録すると、専門家のサポートを受けながら進めることができるので、初めての転職でも安心です。
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STEP2:応募書類の作成
次のステップは応募書類の準備です。応募書類は、あなたのこれまでのキャリアや実績を企業にアピールするもの。企業にとっては「面接をする」「面接をしない」の大事な判断材料となります。ポイントを押さえて作成を進めましょう。
- 履歴書
- 職務経歴書
転職活動において、履歴書は第一印象を決定づける重要な書類です。企業に対して好印象を与えるように書き上げる必要があります。写真の選び方や自己PRの書き方に気を配りましょう。
職務経歴書は、これまでの経験やスキルをアピールするものです。人事担当者は職務経歴書から、あなたがどのように自社に貢献できるかをイメージしようとします。経験を書くのだけではなく、応募するポジションに関連した内容を強調し、自分の強みをアピールしましょう。具体的な業績や成功事例を盛り込むことで、企業にあなたの価値を伝えやすくなります。
書類作成に役立つおすすめツール
- 履歴書メーカー
- Google Docsのテンプレート
インターネット経由で簡単に履歴書が作成できます。
無料で豊富なテンプレートが利用できます。
書類はシンプルで読みやすいフォーマットを選び、誤字脱字がないように注意しましょう。転職エージェントに依頼すれば、プロがあなたの書類をチェックし、魅力的なものにブラッシュアップしてくれます。
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STEP3:求人に応募する
企業への応募は10~15社を目安に進めると良いでしょう。一度に多くの企業に応募することで、選択肢を広げることができます。
応募時には、企業について事前にしっかりとリサーチしましょう。企業のビジョンや業務内容、求められるスキルや経験などを理解することで、自分がその企業に合う人材であるかどうかを判断する材料になります。
また、応募書類やWEBプロフィールが、企業が求めている条件に合っているか見直しましょう。履歴書や職務経歴書の内容が、応募先の企業が求める人物像・応募資格に合っていない場合、書類選考で不採用になってしまいます。内定獲得への第一歩は「書類選考通過」です。面接へ進むことが大事なのですが、書類の内容と企業のニーズを丁寧にすり合わせることで応募時のミスマッチを防ぎ、選考に進む可能性を高めることができます。
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STEP4:面接対策する
事前準備
- 定番の質問への回答
- 自分のウィークポイント対策
転職理由や自己PRなど、よく聞かれる質問に対する回答を事前に準備しておきましょう。
自分の弱みを理解し、それをどのように克服してきたかを伝えると、面接官に好印象を与えます。
面接前チェック項目
- 応募企業の情報
- 面接場所や日時
- 服装や持ち物
面接では、社会人としてのマナーを守ることが大切です。転職エージェントに相談すると、面接の模擬練習やフィードバックを受けることができ、準備万端で本番に臨めます。
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STEP5:内定・退職手続き
労働条件・待遇を確認
内定が決まったら、労働条件や待遇をしっかりと確認しましょう。疑問があれば遠慮せずに質問を。
入社日・退職日を確認
現職の退職日と新しい職場の入社日を調整する際は、余裕を持たせることが大切です。
退職時には感謝の気持ちを伝えることが大切です。転職エージェントは、条件交渉やスケジュール調整もサポートしてくれます。
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転職活動は辞める前?辞めてから?それぞれのメリットとデメリット
転職活動を始めるタイミングについて、悩む方も多いと思います。転職活動のスタートは大きく分けて次の2つがあり「現職を辞めてから仕事を探す」か「仕事を探してから現職を辞める」です。どちらにもメリットとデメリットがあるため、転職経験者は今の職場の状況や自分の生活状況に合わせてどちらかの方法を選んでいます。自分の今の状況を見直して、どちらの方法が合っているかを考えてみましょう。
現職を辞めてから仕事を探す
現職が忙しい場合は、まず仕事を辞めてから転職活動を進める方法があります。じっくりと時間をかけて転職先を選ぶことができ、面接にも柔軟に対応できます。また、退職前に雇用保険に加入していた人は、手続きをすることで一定期間ですが失業保険がもらえたり、次の仕事が決まれば再就職手当がもらえます。しかし、収入が途切れるリスクがあるため、生活費の確保が必要です。会社の寮で生活をしている人や、会社から支給される手当を生活の補助にしている人は、給与がもらえない状態でも生活できるのかを考えておく必要があります。
仕事を探してから現職を辞める
収入が途切れることを避けたい場合は、現職を続けながら転職活動を行う方法がおすすめです。転職先が決まってから現職を退職することで、安定した収入を保ちつつ転職が進められますが、時間の調整が難しいというデメリットもあります。勤務時間や休日の融通がつきにくい場合には、転職先が上手く決まらないということもあります。
転職活動には様々な悩みや不安がつきものですが、転職エージェントを利用することで、プロのアドバイスを受けながらスムーズに進めることができます。あなたの希望や状況に応じたスケジュールを組んでもらえるので、初めての転職でも安心して進められます。
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転職活動の進め方・方法についてのQ&A
Q.転職活動が長期化してしまうのが怖いです。長引かせないコツはありますか?
A.転職活動が長引くと、焦りやストレスが溜まります。早めにエージェントに相談し、効率的なスケジュールを組むことが大切です。
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Q.上司に転職したいって伝えても良い?
A.転職の流れとして、多くの人がまずは上司に相談をしています。転職をするには、今の会社に辞令を出してもらい正式に退職をする必要がありますが、辞令は自分では作成できません。特に大きな企業で働いている人は、人事部や労務部などに掛け合う必要があるため、まずは直属の上司に相談しましょう。退職希望日の1ヶ月前までには報告することがマナーです。
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Q.転職活動が会社にばれないようにするにはどうすればいい?
A.SNSでの情報発信や会社の設備を使った転職活動は避けましょう。慎重に進めることが大切です。
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Q.新卒1年目なのですが転職はできるのでしょうか?
A.新卒1年目でも転職は可能ですが、理由やタイミングをよく考える必要があります。
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Q.現職が多忙でなかなか転職活動が進められません。スムーズに進めるコツは?
A.現職が忙しい中で転職活動を進めるのは大変ですが、時間管理をしっかりと行い、エージェントを活用することで効率化できます。隙間時間を使って自己分析や情報収集を行い、必要に応じて週末や早朝に面接を設定すると良いでしょう。
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Q.転職すると年金や税金はどうなる?
A.会社員の場合、健康保険料や厚生年金保険料、各種税金は給与から天引きされていますが、転職時にはこれらの手続きを確認・対応する必要があります。転職先が決まっていない場合は、国民健康保険や国民年金に切り替える手続きが必要です。転職先が決まっている場合は、新しい会社の労務部に手続きを依頼することが一般的です。
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転職の相談をする転職先の探し方は?
転職先を探す方法にはいくつかの選択肢があります。それぞれの特徴を理解して、自分に合った方法を選びましょう。
- 知人からの紹介
- 転職サイト
- 転職エージェント
知人や前職の取引先の人に仕事を紹介してもらう方法です。信頼できる人からの紹介であれば、スムーズに転職先が決まることがありますが、相手との関係性を考慮することが必要です。
転職サイトでは、多くの求人情報を一度に確認できます。業種・業界、職種、勤務地などで条件を絞り込むことができるので、自分に合った求人を効率よく探すことができます。
エージェントは転職のプロとして、あなたに最適な求人を紹介してくれます。転職先が決まっていない人や、転職活動に自信がない人にとって非常に有効な方法です。エージェントが面接の対策や書類の添削をしてくれることもあります。
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退職日が決まったら引き継ぎを!
正式に退職日が決まったら、引き継ぎを行う必要があります。ここで注意しなければいけないのが、有給休暇の消化です。
基本的に退職日時点で残っている有給休暇はすべて使用してから退職することになります。転職の際には有給消化で長期の休みをとるという人も少なくありませんので、そのあたりも頭に入れて引き継ぎのスケジュールを組みましょう。
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23.02.01
最後に
今回は転職の流れをざっくりご紹介しました。
まずは自分がどんな流れで仕事を辞めるのか、どうやって転職先を探すのか、スケジュールはどうするか、を考えてみましょう。
転職の見通しをつけておくと、スムーズに進みやすいですよ。