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転職の入社日は交渉可能?調整方法やポイントなどを紹介

新しい転職先に移るとき「入社日は交渉できるのか」「そもそも入社日はどのくらいの期間を設定するものなのか」など、気になる人も多いのではないでしょうか。
特に在職中の人であれば、現職との折り合いをつけなければいけないので、かなり重要です。今回はそんな入社日の交渉に関する疑問や調整方法などを紹介します。

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【転職先】入社日の交渉について

中途採用の場合、内定から入社までの期間がそれぞれの企業によって異なっています。
そのため、面接や内定の段階で、入社日の話が出る場合がほとんど。まずは、入社日の交渉についての基礎知識を紹介したいと思います。

入社日の交渉は基本OK

面接時点で在職中の場合、入社日にある程度の余裕が必要です。そのため、転職者の希望入社日を尊重しもらえることがほとんど。

ただ、企業の繁忙期や締め日の都合などにより、一日付、15日付などキリの良い日にちを提示されることも多いと言えます。企業の都合も受け入れながら、お互いに歩み寄り、交渉するようにしましょう。

転職先への入社日目安

入社日の目安は、内定後の“2か月〜3か月以内”だと言われています。
なぜ、このような期間が妥当だとされているのかと言うと、企業側の転職者を受け入れる体制づくりや、転職者の退職手続きに要する時間の目安が、この程度必要だからです。

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《入社日交渉Q&A》こんな場合どうする?


入社日は面接時、内定時など、いつ聞かれるか定かではありません。いつ聞かれても正しく返答できるように準備しておく必要があります。

ここでは事例を挙げながら、入社日交渉に関する疑問を解決していきます。

面接の際に入社可能日を聞かれたとき

もし、面接時点で入社可能日を聞かれた場合には「内定後、2ヶ月ほどお時間を頂戴したいです。できるだけ早く御社に入社して貢献したいと考えておりますが、現職での引継ぎや退職手続きのため、お時間をいただきたいです」と伝えるようにしましょう。

離職しているのであれば「明日からでも入社可能です!」と意欲を見せれば、採用担当者にも好印象を与えられます。

早急な入社を求められたとき

もし、内定先の企業から「できるだけ早く入社してほしい」と言われた場合、在職中の人なら最短入社可能日(できるだけ1か月以内)と希望入社日の2つを伝えるのがベター。

もし、離職しているのであれば、上述同様、明日から!いつでも!などと前向きに回答しましょう。

転職エージェントを利用しているとき

近年では、エージェントを使って転職するケースも増えてきています。
転職エージェントを利用している場合は、担当者に希望入社日を伝え、企業と調整してもらうようにしましょう。その時も自分で交渉するときと同様、期間は内定後の“2か月〜3か月以内”を目安にしてください。

入社日を延期してもらう必要があるとき

現職の引き継ぎをはじめ、やむを得ない理由ができてしまい、一度決定した入社日を延期してもらう必要が出てくることもあるかもしれません。
入社日を変更しなければいけないとわかった時点で、迅速に転職先へ連絡しましょう。この場合、電話での連絡が適しています。

転職先から入社日の打診がないとき

内定の連絡時に「入社日については後日連絡します。」と言われ、数日連絡が来ない場合も稀にあります。また、会社側の都合によって入社日が延期され、連絡が来ないということも。

転職先の連絡から1週間ほど経過している場合には、とにかく折り返し連絡してみましょう。内定の承諾には期限がありますので、期限が過ぎてしまうと取り消しになる恐れも。自分から行動し、リスクを防止することが大切です。

連絡の際には
1.入社日変更に関するお詫び
2.入社日を変更せざるを得ない理由
3.新たな入社の希望日
を必ず伝えてください。

変更せざるを得ない理由については事実をもとにして、できるだけ事細かく説明すると、採用担当者に誠意が伝わりやすくなります。
「上司に御社との入社日を申し伝えたのですが、プロジェクトの進行状況上、延期をお願いできないかと言われてしまった」など、状況を交えながら説明するのがおすすめです。

関連記事【内定から転職入社日まで】期間や交渉ポイントについて徹底解説

【電話orメール】入社日連絡に役立つ例文


もし内定の連絡を受けた際にも具体的な日にちを転職先企業に伝えられない場合、改めて連絡する必要があります。

現職の上司と話し合った上で退職日が確定したら、転職先の採用担当者に連絡し、入社日を調整しましょう。ここでは電話とメールともに例を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

《電話》入社日報告例

「お世話になっております。×月×日に採用面接を受けさせていただいた◯◯です。この度は、内定を頂戴し、ありがとうございました。つきましては、入社日の調整をお願いしたく、ご連絡申し上げました。」

採用担当者:ご連絡ありがとうございます。いつからご入社いただけそうですか?

「退職日が×月×日に決定いたしました。そのため、入社日は×月×日以降でお願いできますと幸いです。」

採用担当者:承知いたしました。ではそちらで調整いたします。

「ありがとうございます。お忙しいところお手数おかけいたしますが、ご調整どうぞよろしくお願いいたします。失礼します。」

《メール》入社日報告例

株式会社〇〇〇
人事部 〇〇様

お世話になっております。
×月×日に採用面接を受けさせていただいた△△です。

この度は内定をいただき、誠にありがとうございます。

面接にてご相談しておりました入社日の日程をご報告申し上げます。
就業規則と現職の引継ぎのため、退職日は×月×日に決定いたしました。

そのため、入社日は×月×日以降でお願いできますと幸いです。
お忙しいところ大変お手数おかけいたしますが、
入社日程のご調整、何卒よろしくお願い申し上げます。

貴社の一員となって、貢献できる日を心待ちにしております。

△△(名前)

まとめ

転職先への入社日交渉は原則OK。
在職中の方であれば、現職でのプロジェクトや、引き継ぎなどもあるかと思いますので、余裕を持った入社日を設定するのがおすすめです。ですが、企業側の都合もありますので、お互いに歩み寄りながら交渉を進めることが大切です。

入社日の伝え方でも、印象が左右されます。好印象からスタートできるように、細部まで気を抜かず、行動してみてください。

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Written by

山本 恵美

山本 恵美

大学卒業後、生活情報誌やファッション雑誌の記者・編集を経て、株式会社マイナビに入社。 15年間、人材サービス(就職・転職・障がい者採用)の分野において5000社以上の企業広告を担当。 2020年に起業し「合同会社綴」を設立。現在は企業取材・広報のほか、採用コンサルティングやキャリアアドバイザー業務等も行っている。

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