こんにちは、フリーライターの永野です！
私事ではありますが、2023年7月でライター業を始めて5年となりました。次男が保育園に入るまでのお小遣い稼ぎ感覚で始めたものの、コロナの影響で日本語学校の求人がなくなり、代わりに在宅ワークの需要が急増。ありがたいことに、ライター1本で家計に貢献できるようになりました。
そんな私も、始めたばかりの頃は右も左も分からない状態で、「こんな仕事あるんだ」と手当たり次第に低単価の案件に応募していた記憶です。学生時代のレポート、論文地獄で培われた文章力が生きたことはありがたいですが、「Webライティング」に関する基本や専門的な知識をしっかりと学んだわけではないので、未だに書きながら調べたり不安になったりすることも少なくありません。
AIが進化するなか、簡単な文章生成はライターよりも低コストのChatGPTなどに頼るクライアントも増加することが予想されます。これからWebライターを目指す方は、お金をかけてライティングについて学ぶことで、未経験でも比較的高報酬の案件を、継続的に獲得できるのではないでしょうか。
そこで今回は、初心者の方におすすめのWebライター講座をご紹介します。これからライターとして活動していきたい方はもちろん、既にライターとしてお仕事を始めている方も、スキルアップのために受講を検討してみてはいかがでしょうか。
Webライター講座をおすすめする理由
フリーランス、正社員など立場を問わず、Webライターとして活動している方はすでに多く存在します。もちろん、すべてのライターがWebライター講座を受講しているわけではありませんが、ライティングの経験も知識もない方にWebライター講座をおすすめする理由は、大きく3つです。
1つ目は、基本的な知識を身につけて自信をつけられることです。Webライター講座は有料のものがほとんどですが、その分講師からの添削が受けられたり、講座を通してWebライティング関連の資格取得ができたりと、手厚いサポートがあります。コツコツ積み重ねることで、確実に知識を自分のものにできるので、ライターとしての自信につながるでしょう。
2つ目は、達成感を得られることです。ライター講座の内容やボリュームは、講座によって異なります。しかし、どれも必ず終わりが来るので、ゼロから始めてゴールまで到達すれば、Webライターとしての基礎を身に着けると同時に、やりきった達成感を得られるでしょう。社会に出ると日々の仕事や家事などに追われ、学びの機会を作ることはなかなか叶いません。講座受講を通し、学生時代を思い出し楽しく学ぶ経験ができるのも、Webライター講座受講の魅力だといえます。
3つ目は、「稼げるライター」への可能性が広がることです。クラウドソーシングサイトにはライティングの案件が多く掲載されていますが、文字単価は0.1円以下から2円くらいと幅広く、特に1円以下の低単価な案件が多いといえます。知識も経験もなければ単価の低い案件から始めるしかなく、稼げないままWebライターの道を諦めてしまうケースも少なくありません。しかし、Webライター講座でしっかりと学べばライティングの基本が身につくので、比較的高単価な案件から始められるでしょう。また、より良質なコンテンツを提供できるライターへの成長スピードも速く、文字単価1円以上の案件を受注できる可能性も高まります。
Webライター講座の選び方
Webライター講座はさまざまな形態、内容のものが多く存在します。自分に合わないものを選択してしまうと、途中で投げ出してしまいお金の無駄になってしまうため、注意が必要です。ベストなWebライター講座を選ぶなら、以下の3点に注目しましょう。
まずは受講費です。受講費は数万円から10万円以上まで幅広く、高い講座はその分添削をしっかりしてくれたり、仕事の見つけ方まで教えてくれたりと内容が充実していることも多いといえます。もちろん、安価でも基礎を学ぶのにはじゅうぶんな講座もありますし、高いからといって必ずしもすべての方に最適とは限りません。成長のためにいくら投資できるのか、家計と相談しながら予算を決め、そのなかで講座内容が受講費に見合っているものを選びましょう。
続いては、講座のレベルです。Webライターを始めたばかりの方、これから始める方は、Webライティングの基本的な知識を学べる講座からスタートするでしょうし、少しライティングに慣れてきて、ワンランク上のライターを目指すために受講したい方は、応用的な学習ができる講座を選択します。レベルの合っていない講座を選択すると続かないので、必ず学びたいレベルに合った講座を探しましょう。また、講座内容にも注目し、自分が知りたいことがしっかりと学べるのか事前に確認することも重要です。
最後に、受講形態です。ライター講座といってもオンラインで学べるものから専門学校のように対面・集団で学ぶもの、なかには合宿形式を取るものも存在します。また、自身の書いた文章を添削してくれるか、簡単な案件を紹介してくれるかといったサポート面も、講座によって異なります。オンラインは自宅で好きな時間に受講できるので、忙しい主婦の方や本業がある方にも最適です。「スキマ時間」に「1人で学ぶ」ことに、モチベーションを保つのが難しい方は、対面式の講座を受講すると成長を感じられるでしょう。
おすすめライター講座｜ウェブフリ
ここからは、オンラインで学べるおすすめのWebライター講座をご紹介していきます。まずおすすめしたいのは「ウェブフリ」です。「フリーランス育成のパーソナルトレーニング」をコンセプトに、6つのコースを用意しています。
SEOライティングだけでなく、動画編集やSNS運用、Webデザインなど、幅広いジャンルでフリーランスを目指すことができ、受講費は4ヵ月プランが月額22,000円。コーチング制度やWebセミナー、作業会への参加など、講座だけでなくコーチや仲間と一緒に頑張れる環境づくりにも注力しています。無料カウンセリングも実施しているので、興味のある方は申し込んでみましょう。
おすすめライター講座｜たのまな
「ヒューマンアカデミー」が提供するWebライター講座「たのまな」は、2～6ヵ月でSEOライティングやGoogle Search Consoreなどについてじっくりと学べます。講座を修了すると「WEBライティング実務士」の資格取得にも挑戦可能。合格すれば、未経験でもライターとしての仕事の幅が大きく広がります。
テキストや問題集など、教材セットも充実しており、メールでの質問も無制限にできるなど、手厚い制度が整っており、受講費は32,000円。比較的安価に、Webライティングの基礎を学べるので、初心者の方には非常におすすめだといえます。
おすすめライター講座｜SHElikes
SHElikesは、女性限定のオンラインWebライター講座です。ライターだけでなく、Web系のさまざまなスキルを学べる講座が用意されており、自由に組み合わせて学べます。Webライティングとともにフリーランス、Webマーケティングなどの講座を受講すればハイレベルな案件にも対応できるライターを目指せるでしょう。
受講費は入会金162,800円、月額10,000～16,000円程度と、やや高め。しかし、定額で希望講座をすべて受講できるので、さまざまなスキルを身に着けたい方にはもってこいだといえます。ちなみに、青山、銀座、名古屋では対面式の受講も可能です。
おすすめライター講座｜Hayakawa
Hayakawaは、「Self-study」と「School×Work」という2種類のWebライティング講座を用意しています。「Self-study」は受講費49,500円で、Webライティングの基礎を学べます。追加費用を支払えば、添削をしてもらうことも可能です。
「School×Work」の受講費は198,000円で、プロとして活躍するライターがマンツーマンで全8回の添削指導をしてくれます。受講費が高めですが、初心者の方はもちろん、さらにスキルアップしたいライターの方にもおすすめです。
おすすめライター講座｜副業の学校
120の豊富なコンテンツを提供する副業の学校でも、Webライティングについて学べる講座を用意しています。Webライター講座はパソコンの基礎知識から始まり、SEOやマネタイズまで幅広く学べます。添削も実施しているので、文章力アップも期待できるでしょう。
受講費は初月59,800円、以降は月額1,980円～2,980円です。公式サイトには具体的な料金が掲載されていません。副業の学校は審査制となっており、審査に合格した方だけが詳細が知れる制度のようです。実際に受講した方からは前向きなクチコミも多く寄せられているので、興味がある方は5日間の体験授業を受けてみましょう。
【無料】「Webライター5日間講座」もチェック！
スキルアップのためと思っても、いきなり有料講座を受講するのは抵抗があるという方もいるでしょう。そういった方は、まずは無料の「Webライター5日間講座」を試してみてはいかがでしょうか。
本来は「WithマーケWebライティングコース」の有料会員しか見られないコースを、5日間に凝縮し、LINEで手軽に学べます。「Webライター副業で、3ヵ月で月収5万円を目指せる」というコンセプトの講座なので、スキマ時間に視聴すれば必要なスキルが短時間で身につくことはもちろん、有料のWebライター講座を検討する材料にもなるでしょう。
Webライター講座受講前は注意点も把握しよう
Webライター講座は「おすすめの理由」にも挙げた通り、さまざまなメリットがありますが、受講前には2つの注意点があることも理解しておきましょう。
1つは、費用がかかるという点です。無料のWebライター講座もご紹介しましたが、本格的に学ぶ講座は有料のものがほとんどです。しっかりと学んで中級以上のライターになれば、将来的には受講費以上の収入が期待できますが、受講を途中でやめてしまったりWebライターとして軌道に乗れず諦めたりしてしまえば、受講費は無駄になってしまいます。
もう1つは、詐欺まがいの講座もあることです。今回ご紹介したライター講座は受講者も多く、評価も高いため安心して受講できるといえますが、なかには「受講すればすぐに10万円稼げます」のように誇大広告を謳っている講座や、初期費用を安く設定して、「次のステップにいくには○万円」と追加費用を請求してくる講座も。費用をできるだけかけずに学ぶことや、即戦力になれるスキルを身に着けることももちろん重要ですが、多少費用や時間がかかっても、確実に自分の力になる内容を選択しましょう。
Webライター講座を受けないとプロライターにはなれない？
Webライターを目指す方、Webライターとして活躍している方のなかには、Webライター講座を受講していない方ももちろんたくさんいます。そういった方でも上級のライターになれないわけではないので、プロライターを目指すのにライター講座が必須ということはありません。私自身も、これまでライター講座を受講した経験はなく、ライティングをしていて非常に困っていることもないので、「絶対に受けたほうがいい！」と言い切れないのも事実です。
しかし、以前に「在宅ワークの実情」というコラムでも触れましたが、知識や経験がまったくない状態で在宅ライターを開始した当初の収入は、時給換算で340円。もしライター講座を受講してから仕事をしていたら、もっと初期段階での収入が上がっていた可能性はあります。また冒頭でも述べた通り、5年やっていても自分の知識やライティングスキルに不安を覚えることも、なかったかもしれません。
ライター講座を受講することが、必ずしも高収入プロライターになれる保障になるわけではなく、学習意欲やその後の仕事の見つけ方なども収入に大きく関わってきます。AIに負けないライターとして、SEOを意識した文章や人の心を動かす言葉の紡ぎ方などを本気で学びたい方は、時間とお金が許すならばWebライター講座を受講するとよいのではないのでしょうか。
おわりに
Webライティングには、作文や論文などとは異なる専門的な文章能力が求められます。Webライター講座は、ライティングに必要なスキルをじっくり学び、自分のものにするチャンスです。興味のある方はぜひ、おすすめした5つの講座もチェックしてみてください。
インターネット上には膨大な文章が転がっています。魅力的な文章、有益な情報で多くの方の役に立てるWebライターになれるよう、一緒に頑張りましょう！
