就活用のかばんは、必要な機能を満たしているかに注目して選びましょう。どのようなものがふさわしいといえるのか、また、どのような機能があると役立つのかについて解説します。
かばんで面接時の印象が左右されることもあるので、ぜひ参考にして適したものを選んでください。
就活用のかばんを選ぶ5つのポイント
すでに就活に使えるかばんを持っている場合は良いのですが、スーツに合うかばんを持っていないときは新たに用意する必要があります。
企業訪問や面接のときにも使うかばんになるため、見た目の印象が良く、面接官などに不快感を与えないものが好ましいでしょう。
次の5つのポイントに留意してかばんを選んでください。
- 黒色が基本
- A4が無理なく入る大きさ
- 長時間持っても疲れないこと
- 自分の持ち方に合っていること
- オフィスにふさわしいデザイン
1.黒色が基本
就活用のかばんは黒色が基本です。もちろん黒色でなくてはいけないという決まりはありません。しかし、ほとんどの就活生が黒色のかばんを持つため、別の色のかばんを持っていると悪目立ちしてしまう恐れがあります。
かばんの色で目立つのではなく、爽やかな振舞いや笑顔、積極的な態度などで目立つようにしたいものです。かばんは他の就活生と同じく、黒色にしておきましょう。
2.A4が無理なく入る大きさ
企業で配布される資料はA4サイズであることが一般的です。大切な資料を曲げてしまうことがないよう、就活用のかばんはA4サイズのものが無理なく入るものを選びましょう。
また、A4サイズが入っても、あまりにも薄いかばんであれば、大量の資料を受け取ったときに入りきらないかもしれません。辞書程度の厚みの資料が無理なく入るかばんを見つけましょう。
3.長時間持っても疲れないこと
入社を希望する企業が、すべて自宅の近くにあるとは限りません。遠くまで出かける機会も増えることが予想されるため、長時間持っても疲れにくい持ち手のかばんを選ぶようにしましょう。
また、かばんを持ったまま別の会社に行くことや、食事会などに出席することも想定されます。かばんが持ちにくいと疲れてしまい、あなた本来の魅力を発揮できない恐れもあるので、手にしっくりと馴染むものを選択しましょう。
4.自分の持ち方に合っていること
手のひらで持ち手をつかむのが楽だという方もいれば、腕や肩にかけるほうが楽という方もいます。どの持ち方でも構わないので、自分がもっとも楽な持ち方で運びやすいかばんを選びましょう。
例えば、持ち手があまりにも短いと腕や肩にかけることができません。反対に、手のひらで持ち手を握る場合は、持ち手が長すぎるとかばんが床についてしまいます。
5.オフィスにふさわしいデザイン
就活用のかばんは、スーツによく似合い、オフィスにふさわしいものを選びましょう。例えば肩にかける場合は、持ち手が長いものがふさわしいですが、持ち手が金属のチェーンでできていると華美な印象になり、就活には適していないと考えられます。
また、かばんが黒でも花柄ベースであったり、ブランドものだと一目でわかるような模様やロゴが入っていたりすると、オフィスにふさわしくはないとみなされるかもしれません。シンプルで装飾性が少ないものを選んでください。
就活用のかばんに欲しい機能
就活用のかばんは、何回、何十回も資料を持って持ち運ぶことになるので、機能性が高く、丈夫なものが好ましいと考えられます。
あまりにも機能性が低いと、かばんを買い直すことにもなりかねません。余計な出費を防ぐためにも、次の3つの機能があるかどうかチェックしてから購入しましょう。
- ポケットや仕切り
- 自立機能
- 撥水機能
ポケットや仕切り
就活の際には、細々としたものをたくさん持ち運びます。ハンカチやティッシュ、ウェットティッシュ、筆記具や財布、交通カードなども必要になるでしょう。かばんにポケットや仕切りがたくさんあると、煩雑になりがちな小物を仕分けして、かばん内がすっきりとします。
また、アイテムごとポケットや仕切りで分けて収納することで、取り出しやすくなる点もメリットです。説明会でペンを取り出そうとかばんの中をゴソゴソ探るのでは、周りの就活生に迷惑をかけてしまうかもしれません。
ポケットはかばんの中だけでなく、外側にもあると便利です。外側に大きめのポケットがあれば、手袋やマスクなどもかばんを開けずに片付けることができ、スマートな印象になるでしょう。
自立機能
説明会や面接において、かばんを置く場所が用意されることはあまりありません。だからといって椅子の背にかけるのは見た目もよくないので、床に置くようにしましょう。
とはいえ、かばんが自立しないときは、横に倒れてだらしない印象になってしまいます。自立するかどうか調べてからかばんを購入するようにしましょう。また、かばんの底面に鋲(びょう)がついているタイプであれば、床に置いてもかばんが汚れにくく、衛生的に保つことができます。
撥水機能
就活の日に雨が降らないとも限りません。激しい雨が降り、かばんだけでなく大切な資料まで濡らしてしまうことがないように、撥水機能があるものを選ぶようにしましょう。
撥水機能があるとかばんの中に水が染み込みにくくなるだけでなく、雨に当たってもかばんの表面に凹凸ができにくくなります。また、かばんにファスナーなどがあれば、さらに中に雨が入りにくくなるでしょう。
レディースバッグを選ぶ際の注目ポイント
女性用のかばんは種類が多く、黒で自立性があり、なおかつオフィスにふさわしいデザインの就活用だけに絞っても、選択肢が多くて選びきれないこともあるかもしれません。どのレディースバッグを選ぶか迷ったときは、次の2点に注目して絞り込んでみてはいかがでしょうか。
- 肩掛けタイプなら疲れにくい
- ハイブランドは避ける
肩掛けタイプなら疲れにくい
資料が重いときや指定された会場が遠いときは、手のひらで持ち手を握るタイプや腕にかけるタイプのかばんでは疲れてしまうことがあります。肩掛けタイプのかばんを選ぶと、重さをあまり感じないため、疲れにくくなるでしょう。
しかしながら、面接時など座るときには、肩掛けタイプのかばんはストラップが床についてしまい、だらしない印象を与える恐れがあります。肩掛け用のストラップが取り外しできるタイプなら、床に置くときは取り外してすっきりと見せられるでしょう。
ハイブランドは避ける
普段からおしゃれに気を遣っている方であれば、「ブランド物のかばんでおしゃれをしたい」と考えるかもしれません。ブランドもののかばんがNGというわけではありませんが、あまりにも露骨にブランドものだと分かるものやハイブランドのものは避けておくようにしましょう。
ブランドに詳しい面接官が敏感に察知し、TPOをわきまえていないと判断するかもしれません。就活時には就活にふさわしいかばんを選ぶことが大切です。
就職活動の身だしなみについては、以下3つの記事も参考にしてみてください。
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就活用のかばんは、悪目立ちせず、実用的で持ちやすいものがベストです。黒色でポケットが多く、自立性があり撥水機能のものを選びましょう。また、取り外しできる肩掛け用のストラップがあれば、重い資料も負担なく持ち運べます。
就活時にはさまざまな出費があり、費用面でも負担を感じるかもしれません。何度も買い替えなくても済むように、ポイント押さえたかばん選びをしましょう。