これまで育児と仕事に奮闘してきた田尻さん。多忙な生活の中、彼女の頭をよぎったのは、「パートナー」の存在でした。
出会いの場が多様化しつつある中、田尻さんが次に計画中なのが婚活パーティーの主催者だそうです。
田尻さんが婚活パーティーの運営をはじめようと思った経緯と、その内容についてお伺いしました。
有名人も婚活パーティーに参加したい!女性にとことん寄り添った婚活パーティー
―婚活パーティーを始めようと思われたきっかけについて教えてください。
私自身、長い間彼氏がいなくて。
婚活パーティーに行こうかなと思ったのですが、SNSで私が参加していたことをアップされることもあるかなとか思うと、なかなか行けなくて。
お見合いも誰に頼んで良いかわからないし、マッチングアプリにも登録したけれど、良い人に出会えなかったんです。
そんなとき、友達が「主催者として婚活パーティーを立ち上げよう」って誘ってくれて。私のように良い出会いを求めている方のために、なにかできるならやってみようと思いました。
実際、インフルエンサーの友達にも「婚活パーティーに行きにくい」と言う子がたくさんいます。私主催の婚活パーティーであれば、PRするという建前で呼んであげられたりもするかなって。そういった想いもあって、立ち上げることを決めました。
―なんでもやってみたいという田尻さん、さすがの行動力です。どういった内容のパーティーを考えられていますか?
本当に良い出会いを提供したいし、マッチングして欲しいと思っているので、そのためのアイデアを色々考えています。
例えば、話し方で悩んでいる方へカウンセリングを設けたり、話しやすい印象を与える化粧やファッションについてアドバイスを行えるようにしたいな、とか。
ゆくゆくは提携サロンを組めたら、髪の毛のセットや肌悩みに関する施術をお得なサービスで提供してあげられるようにできたら良いな、と思っています。
―婚活パーティーは主催者の名前があまり公表されない印象です。田尻さんとご友人のように主催者が公表されていて、しかもアドバイスも頂けるとなると、参加者は安心して行けますね。
モデルという職業を活かしてできることをしたいですね。逆にこういう職業なので、本来の目的とは違った参加者の方が来てしまうんじゃないかという心配もあります。
私たちも本気で良質な出会いの場を提供したいと思っているので、「本当に結婚したい」と思っている人だけに来てほしいですね。
全ては私たちがどれだけ結果を出せるかで決まってくると思うので、本当にマッチングできるための内容を計画中です。
例えば、通常は一対一でプロフィールを見せ合って、「私はこういう者です」だけで終わってしまう自己紹介。これも、二人で力を合わせたときの反応を見れるように、感情を出せるようなゲームを用意しています。
色々と試行錯誤中なんですが、カウンセラーの友達に意見をもらったりして、本当に人生のパートナーとして一緒に歩んでいける人が見つかるシステムにしようと奮闘中です。
コロナ禍で開始時期が延期になっちゃったんですけど、春ごろにスタートできればと思っています。
―婚活パーティー以外にやってみたいことや、走り出している企画はありますか?
最近コロナ禍で不景気になって、銀行にお金を預けても仕方ないと思ったので、海外の事業投資を始めました。
なかなか難しいですけど、面白さもあるので「結構いいじゃん!」と思っています(笑)今後、事業投資はしていきたいなと考えています。
他にも、美容関係やオーダースーツの話なんかも頂いたりしているので、色々やっていきたいですね。
とは言え、なんでも手当たり次第にやるのではなく、自分自身が欲しいとかやりたいと思えるものだけを厳選して取り組んでいこうと思っています。
どんなときも自分の心が動くことが一番大事。昔から『心がワクワクすることをしたい』という考えは変わることがないです。
コンプレックスを克服して、人生を楽しく!
―続いて、子育てについてお伺いします。息子さんはいまおいくつでしょうか?
中二です。意外と仲いいんですよ。ずっと一緒にゲームをしているのである意味手がかかって大変ですけど、二人でお出かけとかもします。
最近は私を見ているからか、お金の話にすごく興味を持ち始めちゃって。「投資ってどうやってするの」とか「お金の増やし方を教えてほしい」とか聞いてきます。お小遣い稼ぎに寄ってきているのかもしれないですが(笑)
投資はまだちょっと早いかなと思うので教えてはいないですが、お金の話や彼の今後の仕事についてとか、割となんでも話す関係です。
―中二男子ってあまり話さないイメージでした。
以前はアトピーという体質のせいもあってか内気だったんですが、最近はおしゃべりなんです。
今までは、汗をかくとしみて痛いので「汗をかかないようにじっとしていよう」とネガティブなところがあったんですが、治療してからアトピーがかなり綺麗になって。
汗をかいても大丈夫になった瞬間から、すごくお話をするようになりましたね。
今は色々なことに興味を持っているので、彼の心がどう動いていくか、見てあげないといけない年齢に入ってきました。
―見た目が変わって心も明るくなったってことですね。
そうですね、コンプレックスを抱えてる方ってすごく色々悩んでいて。
コンプレックスも好きになれることが一番素敵だと思うけど、それが難しい場合は、医療などの色々な力を使うことに思い切って踏み出すのも良いと思います。その方が人生の楽しい時間が長くなると思うんですよね。
人生100年時代なんて言われていますけど、実際100年もなくて、本当に短いから。ちょっとでも楽しい時間を長く過ごしたほうが、絶対良い人生になるはず。
息子も体質改善をしたわけではないから、いつリバウンドするかわからない恐怖はあるけど、今彼が楽しそうなので良かったです。
―田尻さんも見た目で悩まれたことはありますか?
実は私も、お肌がすごく荒れていたときがあったんですが、注射で有効成分を体内に入れてからは、荒れることも少なくなってあまり目立たなくなりました。
当時は今より医療治療費が高かったので8万円もしちゃいましたけど、後悔はしていないです。色んな悩みはすぐに取ってしまった方が良いと思います。一歩踏み出す勇気です!
ことばが人生に与える影響は絶大
―「人生の楽しい時間は長い方が良い」という考え方には共感します。田尻さんはどんな時もすごく前向きですよね。
言霊ってあると思うし、放つ言葉によってその波動が寄ってくる気がしていて。「楽しい楽しい」と言っていると、そこにチャンネルを合わせるから楽しいものに目がつくし、楽しくなっていく。
でも、「これが嫌」とか「これが嫌い」とか思うと、そこにチャンネルを合わせにいくから、そういうものにしか目がいかなくなる。
子育ても「子供がいるからできない」じゃなくて、「子供がいるけど私はできる」「子供がいるからこそこれができる」って、ポジティブなワードで考えるようにすると、何でもできる気がします。
できないことはない。人の気って強いから。
―あとは繋がりの大切さも感じます。田尻さんは人脈が広いから、ご自身が何かしたいと思ったときに、意見を求められる方がすぐ近くにいらっしゃるように思います。
そうですね。でもそれって、「言うか言わないか」の違いだと思うんです。自分が発信して言葉にするから、知っている方が「このこと知ってるよ」って一言かけてくれる。
運ってたなぼたじゃなくて、本当に宝探しみたいなもの。じっとしていて「あ、叶った」みたいなことは絶対ないと思います。
言って言って、探して探して、やっと見つかる。
雑誌撮影をしていたときに、「私も実は雑誌に出たかったんです」と言わなかったら出られなかっただろうし。そもそも「私には無理だ」って言ってたら、モデルはできていなかったはず。
もしやりたいことが見つからないなら、「私は何がやりたいんだろう」って言えば良いし、「なにか楽しいことない?」って言いながら、自分のやりたいことを見つけに行くのも良い。
夢ややりたいことがある人は、それを自分の胸だけに秘めるんじゃなくて、周りにいる人々に発信しておく方が、絶対的に早く夢に近づけると思います。
田尻夏樹さんのリンク集
・Instagram: tajiri_natsuki
・Twitter:@tajiri_natuki
田尻夏樹さんインタビュー集
モデル・田尻夏樹さんインタビューvol.1|「モデル」から「ママモデル」になった10代
モデル・田尻夏樹さんインタビューvol.2|ギャルママの卒業、キャスティング業という新たなステップ