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インタビュー

座談会|21卒の新入社員が語るリアル『コロナ禍での就活を終えて』

#就活 #不安 #新卒 #座談会

21年度の新入社員のみなさんの就活は、激動でした。

従来であれば対面だったはずの合同説明会や面接、内定式、入社式が企業によってはすべてオンライン。
会社の人に一度も会うことなく、入社日を迎えた方も多かったことだろう思います。

今回ハレダス初となる座談会に参加してくれたのは、そんな激動の就活を終え、春から新社会人として働き始めたばかり3名の新卒社員の方々。
まだ就活を終えたばかりの皆さんにディープな『就活のリアル』を伺いました。

座談会参加者3名をご紹介

  • 山崎 菜々子(やまさき ななこ)
  • 1998年8月4日生まれ
  • 大阪府出身/大阪府立大学 地域保健学域 卒
  • IT系福祉コンサル企業に就職
  • 人と話すことが好きで、現在は5名でシェアハウスに住んでいる。
  • 名部 拓馬(なべ たくま)
  • 1999年3月23日生まれ
  • 広島県出身/大阪市立大学 商学部 卒
  • IT系営業職に就職
  • カラオケ、居酒屋巡り、youtubeが好きで、大学時代はアカペラサークルに所属していた。
  • 平山 真帆(ひらやま まほ)
  • 1998年10月19日生まれ
  • 富山県出身・京都府育ち/大阪市立大学 生活科学部 卒
  • 在宅医療に特化した医療系企業に就職
  • 高校・大学時代はサッカー・水泳部のマネージャーに従事し、選手サポートに努める。

ハレダス編集部(以下:編集部):
本日はお忙しい中、お集まりいただいてありがとうございます。

山崎さん:
今日はよろしくお願いします。というか、ここめちゃくちゃ綺麗な部屋ですね。

平山さん:
テレビに出てくる部屋みたい(笑)

名部さん:
ほんとに!なんだか今から撮影するみたい。緊張するなぁ…。

編集部:
せっかく来ていただいたので、思い切って素敵なお部屋を借りてみました!
まずは皆さん、就職活動ほんとうにお疲れ様でした。そして新社会人、おめでとうございます。
今日は激動の就活を終えられたばかりの皆さんに、色々とディープなお話を聞かせてもらえたらと思っていますので、よろしくお願いします。


お願いしまーす!

コロナ禍での就職活動と
合同説明会を振り返って

山崎さん:
コロナ禍の影響を感じたのは、就活終わりかけくらいだった気がしない?はじめたての頃は、普通に合同説明会とかあったよね。
私は3年生の11月に就活をはじめて、4年生の春までしてたから、終わりかけの頃に少し影響を感じたような…。

名部さん:
確かにそうだったかも。僕は大学3年生の6月頃から就職活動を始めて、ちょうど1年で内定が出たから、その頃に少し影響を感じた。
今の就職先の選考も全部オンラインで進んで、一回も会社の人に会わないまま入社したし。

平山さん:
私は2年生の3月くらいから就活をはじめて、3年生の夏頃には就活イベントに行きまくってたな。
みんなの就活開始時期がバラバラなのは、業界や会社の規模感によって、選考開始時期が違うせいかも。ベンチャー企業は大学3年生の夏〜秋ごろから選考が始まって、冬はもうずっと2次・3次面接って感じだった。
だからベンチャー志望の人はそんなに(コロナの)影響を受けなかったんじゃないかな。

名部さん:
確かにそうだね。思い返すと、僕は合同説明会とか最初の1回しか行ってないな(笑)

山崎さん平山さん
私も!

平山さん:
一回行って「意味ないのかも…」って思ってしまった。いろんな会社の資料がもらえるから、就活の一番最初に一度だけ行くのはアリかもしれないね。

山崎さん:
私はあのスーツばかりの環境がすごく気持ち悪く感じた。私服OKって書いているけど、みんなスーツ。ああ言う場に私服で行って、わざわざ浮く必要はないのかなって感じたから、頑張って着て行ったけど…。

平山さん:
うん。インターンで目立つのはいいと思うけど、合説って一方的に話を聞くだけだから、そういった場で目立つ必要はないのかもしれないね。

名部さん:
僕は合説に行って、変に業界を絞ってしまったな。
本来は広げるために行く場だと思うけど「あの業界は面白くなさそう」「あれも微妙」って思ってしまって。一つだけキラキラした業界を見つけたんだけど、結局その業界にも行かなかったし。

山崎さん:
私も合説って目的を持って行かないといけないと思ってて。「視野広げるため」とか「いろんな人の話聞くため」っていうスタンスで行く人が多いけど、それだと何も得られないんですよね。
そうじゃなくて「この業界のこの人に、こういうこと聞いてみたい」って、きちんと目的を持って行くと、合説も有意義な場になるんだなって学んだ。

名部さん:
すごく大事なことだよね。きっとそれって合説に限らず、いろんな就活イベントにも共通して言えることだと思う。
行動の一回一回にきちんと目的を持てば、効率的な就活ができるんだよね。当時はできていなかったけど、そうすれば良かったなっていう学び(笑)

それぞれの就活の進め方と
大手・ベンチャー企業について

平山さん:
二人は割と、効率的に就活をすすめられたタイプじゃないかな。
私はとにかく行動型のタイプだったので、合説やイベントに行くたび、たくさんの刺激を貰った。
あまり同い年の友達に就活の話題って振れないし、家で一人でやるのも性に合わなくって。
だから行動して、そこで意識高い人と出会って「こんな業界もあるんだ!」って気がついて。ハプニングに出会う就活もあるんだよね。
それもあって私は「就活ってとりあえず何したらいいですか」って言う後輩には、「とりあえず行動してみたら?」と提案しています(笑)

名部さん:
人脈だけで就活できるのは、ほんの一部だもんね。それも大切だなぁ。ちなみにみんな何社くらい選考受けたの?僕は30社くらいだったんだけど。

山崎さん平山さん
15社くらいです!

名部さん:
エントリーシートやSPI(書類選考)は、ほとんど通してもらえたけど、その後の選考がね(笑)

山崎さん:
私はエントリーシートを書いた記憶がほとんどなくて、ベンチャー企業を受けていたからか「まずは会いましょう」って会社が多かったように思う。

名部さん:
大手が書類選考から始まって、ベンチャーが面接から始まるって傾向は確かにあった。

それぞれの仕事探しの軸

平山さん:
みんな何を軸に仕事探しをしていたの?
私は会社の規模感を結構みてたんだよね。「ミドルベンチャーかメガベンチャーが自分には合ってるかな」と思ってた。

名部さん:
僕は「その会社の理念に共感できるか」ってところを重視した。あとは「自分がその仕事にどう関わることができるか」ってところかな。
会社の規模感や場所は全く気にしていなくて、それは「若いうちから自分の判断で仕事をしていきたい」っていう夢があったから。ちょっと珍しいタイプかも。
つい最近「3年目までにマネジメント職に就きたいです!」っ上司にお願いしたら、「1年でなれるようにしよう」って言ってもらえたらから、僕に合ういい会社に就職できたと思う(笑)

山崎さん平山さん
いいね!そのベンチャー感!!(笑)

山崎さん:
私の就活の軸は「自分のこれからのキャリアプランをどう描けるか」だった。
ずっと福祉業界で働くことが頭の中にあったんだけど、結婚や出産を機に一度仕事から離れたとしても「また戻ってこられる仕事かどうか」って軸は、すごく大切にしてたと思う。
それを見据えた時に、今どういう経験を積むのが自分にとって最善かってところから逆算して、就活をしてた気がする。

山崎さん:
いま福祉・介護業界で働いている人ってハッピーじゃない人が多いと思ってるんだよね。そう思う人たちの力になりたい。処遇改善だったり、働き方改革だったり。

平山さん:
普通とは違うね…!すごい!
だけど、私も在宅医療の補佐に入る仕事に就いたけど、同じ気持ち。現場でバリバリ働くのもいいけど、当事者になったらこの業界を変えるのは難しいって考えたんだよね。
役職が上になれば変わるかもしれないけど、すぐに変えたいって思った私は、第三者の観点から改革に取り組むコンサル(補佐)という職業を選んだ。
だから私の仕事探しの軸は「事業内容」になるのかな。ありきたりだけど「イイ仕事」がしたかった。医療業界は社会にとっても、私にとっても「イイ」でしかないから(笑)

名部さん:
なんだかんだ、みんな自分がしたい仕事ってことだね。「自分軸」だ(笑)

就活で苦労したことと
乗り越えられたきっかけ

名部さん:
みんなの就活の苦労話というか、後悔話も聞きたいんだけど(笑)
ちなみに僕は「何も考えずに行動しすぎたこと」を後悔してる。最初、合説の話でもしたけど、早いうちから業界を狭めすぎたんだよね。
就活初期は人材業界に憧れていたんだけど、そこからブレられなくなった時期があって、人材業界だけを30社くらい見に行ったこともあったんだ。

山崎さん平山さん
凝り固まってるね!(笑)

名部さん:
うん。だけど全く成果が出なくて、大学4年生の5月くらいに一旦考えをリセットした。めっちゃ遅いよね(笑)
そこから就活をリスタートするっていう地獄。就活軸、業界研究、自己分析、志望動機。全部一からやり直したの。だけど、やり直してたった1ヶ月後に内定が出た。その時に早いうちから業界を狭めることは良くないなって思ったんだ。

平山さん:
復活劇の賜物だね。
私は自己分析がすごくしんどかった。元から自己肯定感がすごく低い人間で…就活前は「自分のイイところなんて一つも言えない」って感じで。
だから企業から「あなたの強みはなんですか?」って聞かれた時に答えられなくて、「あなたが見つけてよ!引き出してよ!」ってめちゃくちゃなこと思ってた(笑)

山崎さん:
尖ってますね〜(笑)

平山さん:
結局いろんな人に面談してもらって、少しずつ自信もつけられた。
今は自分のいいところがちゃんと言えるよ。素直なところと、真面目なところ!(笑)

山崎さん:
イイね〜!その通りだよ。
私は周りに就活のことを相談する人がいなかったことで苦労したな。大学の学部の色もあってか、友人は専門職ばかりだったので、みんな研究員や施設に行くんだ。だから民間企業に就職する友達が本当にいなかった。

名部さん:
それはツラいね…。どう乗り越えたの?

山崎さん:
就活コミュニティを探しまくった!
youtuberのフェイスブックコミュニティとか、オンラインサロンの就活部に入ったり。二人は大学の先輩に就活の相談とかが出来たんだろうなぁ(笑)

名部さん平山さん
大学の先輩に相談はしてないよ!

山崎さん:
えっ!どこでするの?

名部さん平山さん
『Matcher(マッチャー)』!!

平山さん:
とは言え、いきなり『Matcher(マッチャー)』は無理だから、自分で調べてやってみて、その壁打ちは『Matcher(マッチャー)』でやったって感じ。

名部さん:
『Matcher(マッチャー)』はマッチングアプリの就活バージョンのようなアプリで、いろんな企業の先輩にアプリ内のチャットツールを通じて、OB訪問ができるんだよね。

平山さん:
そうそう。従来のOB訪問は「大学の先輩に」ってイメージがあるけど、『Matcher(マッチャー)』では全く知らない人生の先輩に相談ができるからイイよね。

山崎さん名部さん
ほんとそう!

Matcher(マッチャー)
公式HP:https://matcher.jp/

就活で役に立った
学生時代の経験について

編集部:
みなさんは学生時代のこんな経験が就活の役に立った、とかありますか?

名部さん:
僕、居酒屋を一人で巡るのが好きなんですけど、そこで出会った隣のおっちゃんとかとよく飲み始めたりするんです(笑)
いろんな人とお話しするうちに、懐に入る力というか、社交性みたいなのが身についた気がする。

平山さん:
私はアルバイトかな。スポーツジムの受付の仕事をしてたんだけど、お客さんもスタッフも幅広い年齢層の方がいっぱい来てくれるんだよね。
同世代が多いアルバイト先もいいけど、年の離れている先輩スタッフに対する敬語の使い方とか、フリーターで働いている人に人生観を聞いたりとか、いろんなものが得られたな。

山崎さん:
私もユニクロでアルバイトしてたんだけど、平山さんと同じですごく幅広い年齢層のスタッフがいたよ。ユニクロって、障がいがある人と一緒に働くことが店舗によって決まっていて、それもすごく楽しかったな。
私ってすごく福祉ヲタクなので、手話サークルとかそういうボランティアへ行きまくってたのも、仕事探しの軸が定まったイイきっかけだった(笑)

それぞれにとっての
『就活』とは?

平山さん:
私にとっての就活は『人生の転機そのもの』だった。
卑屈で自分の良いところが一つも言えなかった私が、自分を見つめ直し、強みや良いところをハッキリと言えるようになったから。
そして、それを「イイね」って言ってくれる大人が増えるのが嬉しい。面接に落ちたら、人格を否定されている気分になることもあったけど、一つ面接をクリアするたびに「イイね」がもらえた気分になるんだよね。それが自分の自信に変わる。

山崎さん:
うんうん。
私は『いろんな人の話が聞ける貴重な期間』だったと思う。学生時代にはなかなか出会えなかった社会人と、就活を通じて話せるのは新鮮だったな。
私の就職した会社では、副業をしている先輩社員がたくさんいて、ヨガの経営コンサルとか、大学の講師をしてる人がいたり、カフェの経営をしてる人がいたり。就活をして「働くって案外自由なんだな」って思えた。

名部さん:
そうだね。
僕は就活の時に初めて親に逆らったんだ。大学の学部も父親の一言で決めて、なんの違和感もなくこれまで親の助言通りにやってきたんだけど(笑)
就活では初めて自分の軸を持って、自分の行きたい道に進めた。殻を割って、いろんな人に出会って、視野を広げられた期間だったな。

これから就活を始める
みなさんにメッセージ

平山さん:
純粋に楽しんでほしい。
自分と見つめ合う期間ってそう無いし、自分の将来を考える期間に、大人が時間をつくって向き合ってくれるんだよ。就活ってすごいよね。
その期間を有意義に使ってほしいな。大人を使い倒してイイんだよ。時には「この面接を利用してやる!」ってくらいの気持ちで(笑)
意外にも就活は嫌なことばかりじゃないよ、って伝えたいですね。

名部さん:
素晴らしいな…。
僕は「思い切った行動をとってみて」って伝えたいかな。
オンラインやSNSでも就活イベントはたくさん開催されているし、とっても簡単に会社のことを知れる時代になった。
たくさんの人たちと繋がれる貴重な期間だから、会社の人に思い切って質問してみたり、面接対策をいろんな人たちに協力してもらったり。
思い切った行動が評価につながることもあるので、少し大胆になってみましょう(笑)

山崎さん:
うん。就活に正解はないからね。
それこそ就活の仕方なんて無限にあるし、この会社に入れたから、内定がもらえたから、人生成功!ってそんな訳ないし。
就活の先に自分の長いキャリアが待っていて、何年後かに「仕事が楽しい!」と思えて、初めて「就活は成功した」って言えると思うんだよね。
就活はあくまでそのための前座だから、就活中に周りと比較して落ち込む必要はないんだよってことを、私は伝えたいです。

編集部:
ありがとうございました!

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Written by

ハレダス編集部

こんな細かいところまで読んでくれてありがとう! この記事に出会った皆さまの未来が、少しでも「晴れだす」ように願いを込めて、今後もたくさんの記事を配信してまいります。