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インタビュー

キャリアアドバイザー対談|第二新卒で転職を成功させるには。夢と現実の狭間で揺れるリアル。

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希望の大学に進学し、大企業への就職も決めたAさん。順風満帆に見える人生ですが、その時々で自分の環境や夢と折り合いをつけてきたそう。社会人二年目になった今、心の中にしまってきた夢や憧れが拭えず、現在の会社員生活に終止符を打とうと転職活動をスタートしました。

今回は、そんなAさんにキャリアアドバイザー兼ライターを務める山本がこれまでの歩みや挑戦、葛藤を取材してきました。


ライター山本:今日はよろしくお願いします。まずは簡単に自己紹介をお願いします。

Aさん:現在社会人二年目、大手企業で営業を担当しているAと言います。大学はグランドスタッフを目指し、外国語大学に進学しましたが、自分のやりたかったこととギャップを感じ、独自に学び進める中で「人を喜ばせるビジネスがしたい」、「自分が戦略を立ててコンテンツを作ってみたい」と思うようになり、広告代理店の仕事に興味を持ちました。

ライター山本:Aさんが経験された就職活動についても詳しくお教えください。

Aさん:就活を本格的にスタートしたのは、大学3年生の秋です。それ以前も自分のキャリアは常々考えていて、広告代理店に勤めている先輩がいたのでいろんなお話を聞いていました。

その中で、広告代理店なら自分の夢が実現できるのではないかと思い、多くの企業にエントリーしたんです。名の知れた広告代理店から順番に受けましたが、結果は惨敗。受けたいと思うところがなくなり、大学のキャリアセンターに相談しました。

ライター山本:キャリアセンターで紹介されたのが今の会社との出会いでしょうか?

Aさん:そうですね。「業界の幅を広げてメーカーを受けてみないか」とアドバイスを受け、今の会社を受けてみることにしました。正直、説明会での印象は良くなかったのですが(笑)会社としての安定感や人の良さに惹かれ、 ファーストキャリアとしては申し分のない会社だと感じ、入社しました。

ライター山本:希望とは少し違った会社に入社した率直な思いを教えてください。

Aさん:コロナ禍の入社だったので、営業にも関わらず週3在宅勤務でした。6月から先輩の同行がはじまり、10月には独り立ちといった流れであまり実務を通じた研修ができず、試行錯誤しながら仕事を進めていきました。

そのため、お客様から教えてもらうことが多く、はじめはお客様から教わることに苦手意識がありましたが、今ではコミュニケーションの大切さや、そうした関わりの中で、自分自身が成長できるんだという実感も湧きました。

ただ、入社一年目はこれまで開拓ができていない企業へのアタックがメインで、門前払いが大半。大手の企業は先輩が任されていたし、仕事の面白さを感じられずにいましたね。

2年目になった今、徐々に大手案件に挑戦してみないかと打診をいただく機会は増えましたが、「もっとガツガツ働ける環境に身を置きたい」という気持ちが強まっています。

ライター山本:成長は感じる一方で転職への気持ちは強まっているとのこと。現在転職活動をされていますか?

Aさん:はい。大学時代から憧れていた広告代理店の仕事に対する気持ちが強くなったので、2021年の9月頃から転職活動を開始しました。大手の転職エージェントをはじめ全部で五つの転職エージェントに登録しています。

ライター山本:登録しているエージェントを選んだ理由を教えてください。

Aさん:登録している五つのうち、メインで使っているのは一つだけです。大手として総合求人サイトを運営するエージェントなので、なじみもある媒体で、使いやすいのが一番の理由。

その他のエージェントは一つのサイトに登録したら自動的に登録されていた、みたいなものもあります。さまざまなエージェントに登録することで、情報収集を含め、色々な方からの話を聞けるので参考になっています。

ライター山本:エージェントを使って良かったこと、イマイチだと感じたことも教えてください。

Aさん:良かったことは、今まで知らなかった企業と出会えること。また、第三者から見た自分を理解でき、マッチしそうな会社などを提案してもらえることです。

一方で、転職エージェントはほとんどが担当制なので、しっかり向き合ってくれる担当者さんと出会うのが難しいかも、とも感じました。

ライター山本:実際にエージェント経由で応募された求人はありますか?

Aさん:はい。情報メディアを扱う企業を受けましたが、残念ながら採用を見送られました。他にも大手広告代理店のグループ会社を受けたのですが、面接の時に自分が望む仕事と違っているのを感じ、一次通過時点で辞退しました。

ライター山本:広告やメディア業界はとても人気があって倍率が高く、 実際ハードルがすごく高いですよね。

Aさん:おっしゃる通りです。これまで利用したエージェントには、「代理店は厳しいんじゃないか」と言われることも多くて。

ライター山本:ただ、中途になると他にキャリアがプラスされるので、現在のAさんの大手企業での経験や営業経験を活かせば、新卒時よりも有利になっていくと思います。

Aさん:現職も広告とはまったく関係のない営業をしているので、これまでのエージェントには難しいと言われていて。他の解決案として「東京に行くのはどうですか?」ともよく提案されるんです。

ライター山本:確かに東京は会社の規模や求人数も多いので複数名採用や業界未経験者にも採用の可能性は高まりますよね。

Aさん:ジョブチェンジに加えて生活拠点も変えるっていうのは、今の私にはハードルが高いです。しかも東京なので、現段階では転職先のエリア・地域としては見れないですね。

ライター山本:例えば広告・メディア専門のエージェントを利用してみたりすると、これまで出会えなかった求人などを見つけることができるかもしれないので、住まいを変えなくても転職のチャンスは広がるかもしれません。

Aさん:ありがとうございます。調べてはいたんですが、実際に登録してお話を聞きたいと思います。


ライター山本:現在の転職活動の状況はいかがですか?うまくいっていますか?

Aさん:9月から始めた転職活動ですが、立ち止まっているのが正直なところです。悩んでる間に、今の上司や職場環境への愛着は生まれつつあるし、現在は本当にしたいことや向いていることを整理している最中でもありますね。転職したい気持ちは変わりませんが…。

ライター山本:世間一般に、「三年は同じ会社で働いた方がいい」という助言がありますよね。私は、その通りだと思っていて。

転職期間が短い人って転職市場では、落とされるケースが多い傾向にあります。Aさんは転職経験はないのでその心配はないですが、一社で長く働かれていることは、勤続年数という点で評価に繋がりやすいです。

Aさんのお話にもあったように、一年目は仕事を覚えるのに精一杯、二年目から自分のお客様がついてくるのが、一般的なキャリアの流れ。そして、会社から大きい引き継ぎが増え、仕事の面白さや本質に触れていけるのが三年目以降である場合が多いんです。

Aさん:そういう意見とともに、転職するならできるだけ早い方がいい!という言葉も耳にします。それはなぜなんでしょうか?

ライター山本:第二新卒という枠組みがあるからだと思います。業界未経験でもいいから社会人経験、マナーがある子であればOK、そこから育てたいという企業も多いんです。

これまでのAさんのご経験で向いていらっしゃるのは、私は第二新卒枠で、「未経験でも違う業界から営業入れたい」という会社かつ、複数名採用で考えている広告・メディア関連の企業様が向いているのではないかと感じます。

ただ、大阪ではそうした企業様で複数名採用しているところが少ないので、「東京に行く」というエージェントさんの提案は、合理的ではあります。

現段階でAさんは、広告代理店に絞られているので、近しい仕事ができる企業に飛び込むのも一つの方法だと思います。例えば、販促・企画・広報などを扱う企業で営業をするとか。そうすれば間口は広がりますし、採用のチャンスも増えます。

Aさん:そうですよね。いろんな方からのお話や情報を聞いて、正直自分が何をしたいかわからなくなって悩んでいるんです。それで現在立ち止まっているという状況なんですが。

様々なことに興味があって、先ほどおっしゃっていただいていたような販促なども気になる仕事ではあります。自分のやりたいことと向いていることは違ってくるとも思うので、きちんと見つけていきたいなと思いました。

ライター山本:Aさんの中で今の会社に残るという選択肢はありますか?

Aさん:この先もずっとと考えると…(笑)今の会社はやりがいを感じれないから、定時に仕事を終わらせてさっさと帰るような状況なんです。「もっとガツガツ働きたい」「人生や仕事にワクワクしたい」そう感じているのに、今の会社ではできないもどかしさがあります。

ライター山本:ここからの選択をどうしていくかは、ご本人の気持ち次第。割り切った働き方も、働き方の一つではあると思います。定時で帰って他に打ち込めることを探すとか。

人生は、結婚や出産、子育てなどで状況が変わっていくので、そうしたライフプランも視野に入れていらっしゃるなら、現職の働き方はありがたいですよね。今は仕事のことしか考えられないタイミングだと思うんですけど、もう少しするとご自身の人生の状況、考え方も変化してくるのかなと感じました。

Aさん:確かに。その点はすごく良いなと感じているんですが…。

ライター山本:もどかしい気持ちは、もちろんわかります。ですから、今の状況で言うと立ち止まることも正解だと思います。ただ、現段階では情報収集を怠らないようにして、さまざまな人から話を聞くのは大切。

先ほど申し上げたように、広告・メディア専門のエージェントを利用したり、業界・職種の間口を広げて検討したり。そうすることで、考えがアップデートされていく可能性があります。

また、Aさんの中に「仕事に打ち込みたい」「人生にワクワクしたい」という思いがありますよね。その前向きな気持ちにすごく共感できるので、そこが解消されるまでは、転職する方向で動かれて良いのではないかと思いました。

私たちも人材系の情報を多く扱っていて、今後お手伝いできる場面もあるかもしれません。困ったことがあれば、なんでもおっしゃってくださいね。

Aさん:確かにそうですよね。わかりました、ありがとうございます。

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Written by

山本 恵美

山本 恵美

大学卒業後、生活情報誌やファッション雑誌の記者・編集を経て、株式会社マイナビに入社。 15年間、人材サービス(就職・転職・障がい者採用)の分野において5000社以上の企業広告を担当。 2020年に起業し「合同会社綴」を設立。現在は企業取材・広報のほか、採用コンサルティングやキャリアアドバイザー業務等も行っている。