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保険の営業ってどんな仕事?特徴・やりがい・年収などを徹底解説!

保険の営業には、ノルマが厳しいなどのハードなイメージがありますよね。実際のところはどうなのでしょうか?今回は保険の営業について仕事内容ややりがい、向いている人、向いていない人、年収などを解説していきます。保険業界で営業職に就こうと考えている人は参考にしてください。

保険営業の仕事って?

ビジネスマン

保険の営業職と聞いて、あなたはどのような業務内容をイメージするでしょうか。プライベートの友人にも保険を進めなければならないなど、ノルマが厳しいイメージがあるかもしれません。

これは会社によってさまざまであり、他の営業職とも共通したポイントです。ここでは保険の営業職について、具体的な業務内容や向いている人と不向きな人、平均年収などを解説していきます。

具体的な仕事内容は?

そもそも営業職とは、自社のサービスや商品の利用を顧客に対して提案し、契約を結ぶことが仕事です。このとき扱うサービスが保険関連のものであれば、保険の営業マンです。しかし、その場で商品を購入してもらうわけではありません。

保険の営業マンが顧客に提供するのは、ものではなく「サービスプラン」です。顧客の悩みにじっくりと耳を傾け、将来起こり得る事態への備え方を提案します。この点は他業種の営業マンとは異なる点かもしれません。

保険営業に向いている人・向いていない人とは

保険の営業に限らず、どんな業界や職種であっても人によって向き、不向きがあります。以下のような人は、保険の営業に「向いている」といえるでしょう。

  • 精神・肉体ともにタフ
  • 成果主義な仕事を好む
  • 初対面の人とすぐに打ち解けられる
  • 好奇心旺盛
  • 人に尽くせる

いずれも保険に限った条件ではなく、すべての営業職に共通することです。まず営業は、断られることのほうが遥かに多いことを認識する必要があります。心身ともにタフでなければ、モチベーションを保てません。

また、営業職はインセンティブ制度を導入しているケースが多いため、上昇志向が高い人に向いています。相手の話を興味深く聞けることや、打ち解けやすいことも重要です。そして、顧客の課題を知り改善のために尽くせる人は、保険の営業に向いています。

平均年収は?

先程、営業職はインセンティブ制度を導入していることが多いと説明しました。では、保険の営業はどの程度稼げる仕事なのでしょうか?

厚生労働省から発表されたデータによると、保険業界の平均年収は男性が約462万円、女性が約281万円でした。正社員の場合は「基本給+インセンティブ」という給料形態の会社が多いため、成果が出ればそれだけ給料も上がります。

参考:厚生労働省/主な産業別にみた賃金

保険営業4つのやりがい

オフィス

職業を決める際の判断基準は、給料だけではありません。その仕事ならではの「やりがい」も、重要な判断材料となるでしょう。他者の人生に深く関わっていく機会の多い保険の営業マンの仕事には、どのようなやりがいがあるのでしょうか。

ここでは保険の営業ならではのやりがいを4つ紹介します。

1.人生設計のサポートができる

前提として保険は、災害や病気など今後の人生で起こるかもしれない事態への「備え」です。そしてその備えは、顧客がこの先も安心して暮らしていけることを目的におこないます。

先々への備えをするうえで重要なのは「人生設計」です。保険はその計画通りに過ごしていくため、計画が崩れてしまったときのために契約します。その意味において、保険を進める営業マンは顧客の人生設計をサポートする役割も担っているのです。他業種と比べて他者の人生に深く関わる機会が多いため責任も大きいですが、その分やりがいも大きいでしょう。

2.成果がわかりやすい

先程から説明しているように、営業職の多くは「基本給+インセンティブ」という給与形態が多いです。そのため、仕事の成果がそのまま給料に反映されます。頑張れば頑張った分だけ給料が上がるというのはどの職業でも共通していますが、営業ほどはっきりと表れることは珍しいでしょう。

自身のやり方が正しいのか、また能力が身についているのか、給料の金額からすぐに実感できるのでやりがいがあります。

3.スキルアップができる

保険業界に関連する法令は多々ありますが、適宜改正されることが多いです。保険業界に身をおく営業マンは、法令に関する最新情報を常に把握しておかなければなりません。

いつでもアンテナを張り、貪欲に情報を集め続けることは大変かもしれません。しかし逆に言えば、仕事をしながら勉強ができるともいえるでしょう。継続的なスキルアップを狙える点は、保険業ならではの大きなやりがいです。

4.知識が身につく

顧客の人生設計をサポートすることは、保険営業の重要な仕事です。そして顧客をしっかりサポートするには、保険関連の知識だけでなく年金制度や公的支援などの知識も必要となってきます。

それらの知識は顧客のためのみならず、自分自身のためにも必要なものです。顧客の人生設計をサポートしながら、自分の将来についても考えることができます。さらに、そのために必要な知識まで身につくため、そのやりがいは大きいでしょう。

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保険営業のきつい点は?

新聞

やりがいの大きい保険営業ですが、以下のように大変なこともあります。

  • 成果を出さないと、収入が安定しない
  • 交通費や接待費を負担しなければならない

保険営業は成果の分だけ報酬が増えます。これはつまり、成果が少なければその分報酬も減るという意味でもあります。常に一定の成果を上げることができれば問題ありませんが、初めのうちは厳しいでしょう。

また交通費や接待費、顧客へのお礼などが、自己負担の会社もあります。保険業に関わらず、営業職は広い人脈が大切であるため、それらの費用が経済的負担となってしまうことも考慮しましょう。

保険営業に活かせる資格は?

資格の勉強

これから保険営業の仕事に就こうと考えている方のなかには、活かせる資格があれば取得しておきたいと考える人も多いでしょう。保険営業をするにあたって、活かせる資格は以下のとおりです。

 

  • 生命保険募集人または損害保険募集人
  • 変額保険販売資格
  • 投資診断士
  • FP2級以上

 

いずれの資格も実務に活かせるため、取得しておくとよいでしょう。それぞれがどのような資格なのか、以下で解説していきます。

生命保険募集人or損害保険募集人

「生命保険募集人」とは、保険関連の商品やサービスを売るために必須の資格です。この資格がなければ生命保険の営業活動ができないため、必ず取得しましょう。

生命保険のなかでも、損害保険に関連した商品やサービスを売るためには「損害保険募集人」の資格が必要となります。

担当が生命保険であっても、それに関連して火災保険や地震保険、自動車保険などの相談を受ける機会も頻繁にあります。ビジネスチャンスが広がるため、可能であれば取得することがおすすめです。

変額保険販売資格

「変額保険販売資格」も保険の営業マンには必須の資格と考えても差し支えないでしょう。この資格を取得していると、収入が安定しやすくなります。

近年、各保険会社が変額保険のサービスを導入し始めています。この変額保険は販売手数料が高額になりやすく、収入を上げるためには大いに役立ちます。資格取得を推進している会社も多いため、ぜひ挑戦してください。

投資診断士

「投資診断士」はプロの投資アドバイザーとしては、必須の資格です。一見、保険と投資ではあまり関連がないように感じますが、顧客の「人生設計」をサポートする立場としては必要な知識です。

また、保険関連の商品にも「変額保険」や「外貨建て保険」といった投資的性質をもつものが増えています。

そして「老後の2,000万円問題」を皮切りに、「将来の蓄え」に対する国民の意識が変わりつつあることも、資格取得をおすすめする理由のひとつです。名刺に書いてアピールできる資格でもあるため、保険営業ならば取っておきたい資格といえるでしょう。

FP2級以上

FP(ファイナンシャルプランナー)も保険営業に活かせる資格です。FPを取得することで、人生を豊かにするために必要な「お金の知識」が身につきます。2級以上と書いたのは、一般的にFPと名乗れる基準が2級からのためです。

資金計画やリスク管理、不動産、相続など、知っておいて損はないお金の勉強ができます。もちろん、2級よりも難易度の高い「AFP」「1級」「CFP」などに挑戦することもおすすめです。

保険営業で成功する3つのコツ

三本指

保険営業は成果の分だけ報酬が上がるため、どうせなら「高給取り」になりたいと考える人がほとんどでしょう。そのような「野心」は、モチベーションを維持するうえでは、とても大切なことです。

保険営業で成功するためには「人付き合い」「公的保険に関する情報」「最新の知識」を充実させる必要があります。ここでは保険営業における成功のコツとして、この3点を解説していきます。

1.人付き合いを増やす

保険業に関わらず、営業職にとって「人付き合いの多さ」は成功と失敗を分ける大きな要因となり得ます。もちろん、これはオフィシャルな場に限ったことではありません。プライベートであっても、知り合いが多ければ多いほど、ビジネスチャンスも多くなるということです。「知り合った相手」だけでなく「知り合いの知り合い」などが、保険に加入したいというケースもよく見られます。

ただし、初めから「セールス」を目的にしてはいけません。あくまでも「人脈を広げる」ことに注力しましょう。

2.公的保険の情報はしっかり伝える

保険には民間会社が提供しているものだけでなく、年金保険や医療保険といった「公的保険」もあります。これらの保険について顧客から質問されるケースも多々ありますが、その際は正しい情報をしっかりと教えてあげましょう。

自社の保険を売り込みたいがために、それらの情報を隠してしまう営業マンは顧客から信頼されません。営業成績ではなく、顧客との信頼関係を優先して考えることが結果的に成績を上げることにも繋がります。

3.新しい知識はどんどん身につける

保険に関連する法令は、頻繁に改正されます。営業マンはその業界を知り尽くした「プロ」でなければなりません。そして、もっている情報は最新のものでなければなりません。最新情報をどんどん集める好奇心旺盛な姿勢こそが、保険営業を成功させる秘訣です。

特徴を掴んで、保険営業に転職しよう

ミーティング
保険営業について、業務内容ややりがい、大変なこと、必要な資格などを解説しました。顧客の人生設計のサポートをする保険営業は、その人の人生に対して大きな責任があります。しかし、保険営業はやりがいも大きく、努力した分だけ「給料」という形で成果が出ます。保険営業への転職を考えている方は、ぜひハレダスでより詳しい業界の知識を身につけてみてください。

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Written by

ハレダス編集部

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