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【例文アリ】空白期間1年からの再就職、気をつけるべきポイントとは

空白期間が長くなると、転職に不利なのでは?と漠然と不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回は採用側の視点も交えながら、空白期間がかなり空いてしまった場合の就職活動で気をつけるべきポイントをお伝えしていきます。

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空白期間がなぜマイナスになるのか?

そもそもなぜ空白期間はマイナスなイメージが持たれがちなのでしょうか。マイナスなイメージ、ということは、つまるところ人事が「採用するには難しい」と判断したということ。

空白期間がある人を人事はどのように捉えているのか、人事が採用するにあたって気をつけているポイントと共に紹介していきます。

1.長く働いてくれるかどうか

せっかく採用したのに、すぐ離職されては意味がありません。人事は、できるだけ長く働いて会社に労働力を提供してくれる人材を採用したがっています。

空白期間が長いと、「すぐ辞めてしまうのではないか」「就業意欲がないのではないか」と捉えられがちです。人事の採用したい人材とは「長く会社に貢献してくれる人材」なので、空白期間はその点から言ってマッチングしにくいとも言えるでしょう。

株式会社ワークポートによる「採用担当者のホンネ調査」において、「職務経歴におけるブランク期間があると不利になるのか」という質問があり、「はい」と答える採用担当者の理由には「雇ってもすぐ辞めてしまうのではないか」という意見もありました。

このことからも、再就職においては「空白期間をいかに有効に過ごしたか」を説明できるかがポイントだと言えるでしょう。

2.共に働いていける人物かどうか

当然ですが、人事は採用の際「これから共に働いていけるかどうか」を見ています。空白期間が長いと「離職してから転職活動が上手くいっていないのでは」と捉えられがちです。人事はできるだけ有能な人材を採用したいと思っているので、何のため長い空白期間を過ごしていたか説明できなければ不利になりかねません。

前述した調査で、「ブランク期間があると不利になる」と答えた採用担当者の中には、「その期間の就職活動の状況が明確にできないと、採用を躊躇する」という意見もありました。

このことからも、再就職においては「どのような意図を持って空白期間過ごしたか」を説明できるかがポイントだと言えるでしょう。

3.会社にとって益となる人材かどうか

自社にとって有益な人材を採用したいのも採用側の本音。

有益とは「低いコストで、高いパフォーマンスを発揮してくれる」と言っても差し支えありません。そのため教育コストは新卒者にかけ、転職者には上記に述べた有益な人材いわゆる即戦力であることを期待しています。空白期間が長いと「どこまで教育すべきか」と採用側も戸惑いを覚え、不利になりがちです。

前述した調査で、「ブランク期間があると不利になる」と答えた採用担当者の中には、「ビジネスの勘が鈍っているかもしれないと不安になる。復帰するまでに時間がかかりそう」という意見もありました。

このことからも、再就職においては「空白期間を過ごしたが、これだけのことがやれる。過ごしたからこそこれだけのことがやれる」とアピールできるかがポイントと言えるでしょう。

関連記事 転職までの平均空白期間は?面接で不利にならない回答例も紹介

アピールすべきポイント


ここまで、人事が空白期間に対しどのような捉え方をするか、そしてそれに対しどう空白期間をアピールするか簡単に説明してきました。ここではさらにどのようにアピールしていくか、具体例を挙げていきたいと思います。

空白期間の「計画性」をアピール!

前述したように、空白期間はいわゆる「サボり」と捉えられがちです。そのため、「空白期間は計画的なものだった」「有効に使っていた」とアピールする必要があります。

仕事へのスキルアップや知見を広めるための学びはもちろんのこと、旅行でも家族との時間を過ごしていたでも構いません。「自分がやりたいと思っていることのために時間を費やした」とアピールできるようにしましょう。

しかし仕事に関係のないことで空白期間を設けた場合「なぜその時にこれだけの空白期間を取ったのか」という計画性をアピールできなければ、無計画と捉えられかねず、「また突発的に辞めるのでは?」という疑念を抱かれる可能性があるので注意しましょう。

空白期間の「有効性」をアピール!

前述したように、空白期間は「転職の失敗期間」とも捉えられがちです。そのため、「空白期間は目的を持って過ごしていた」「自分にとって有益な時間だった」とアピールする必要があります。

この場合理由はさまざまあって構いませんが、空白期間にやったことで何が得られたか説明できると採用側の不安払拭にもつながるでしょう。

スキルアップや学びのためというのが一番理由付けしやすいですが、旅行や趣味でも構いません。「仕事だけでは得られない視点を得ることができた」という話でも充分アピールにつながります。

空白期間でも、変わらない自分の「有用性」をアピール!

前述したように、空白期間のある人は「教育コストがかかる」とも捉えられがちです。そのため「空白期間があったからこそ御社に応募した」または「空白期間があっても自分はこの企業とマッチングする」ということをアピールする必要があるでしょう。

「空白期間があったからこそ御社に応募した」の場合は、仕事のためのスキルアップのために過ごしていた場合や、留学や学びのために時間を費やしていたことをアピールし、採用側との不安払拭に努めましょう。

「空白期間があっても自分はこの企業とマッチングする」場合は、企業研究を行い、採用側の欲しい人材と自分がどうマッチングするかの言語化に努めましょう。そうすることで、採用側の「この人はすぐ働いていけるかどうか」という不安の払拭につながります。

【例文】アピール例


ここでは「空白期間を旅行に費やした」というケースの例文を掲載します。ぜひ参考になればと思います。

例文

私は20●●年から20●●年の間、かねてからの夢であった日本各地へ旅行に出かけています。これは私の前職が営業職でさまざまな物産品を取り扱っており、現地の方々とやりとりすることも多く、よりその土地のことを知りたいと思ったことがきっかけです。
かつての取引先の方々と交流することもあり、その土地で生きる人たちに直に触れ、より視点が広がったことを実感しております。
今回この企業に応募させていただいたのも、物産品の取り扱いが豊富で、現地の方々との交流も厚いと聞き及んだからです。御社でさらに営業職として躍進していければと思っています。

関連記事 履歴書の空白期間はどうする?履歴書への書き方5選

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は空白期間がかなり空いてしまった場合の就職活動で気をつけるべきポイントをお伝えしました。

空白期間はマイナスのイメージが持たれやすいですが、きちんと説明できる場合あなただけのアピールポイントともなります。言語化を試みて、よりよい就職活動にしていきましょう。また昨今はブランク不問の求人もかなり増えています。企業研究の際、そのような企業を探すのも一つの手段でしょう。どうか、あなたがあなたらしく働ける会社を探してみてください。

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Written by

HAKU

HAKU

大手人材会社にて、法人営業を経験後、制作部門に異動し製造、IT、飲食、エンタメとあらゆる業界の上場企業からスタートアップのベンチャーなど、10年超のキャリアにおいて約3000社以上の企業の取材・制作・ライティングを実施。関西の制作責任者を務めた後、フリーランスにて活動を開始。

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