こんにちは、ハレダス編集部のNです。
先日デザイナー職を紹介させていただいた記事に思いの外、反響をいただきましたので、早速第二回をやりたいと思います。ありがとうございます。
今回はWEBデザイナーとは切っても切れない存在、「コーダー」という職業についてご紹介していきたいと思います。
■プロフィール
N(えぬ)
1992年生まれ/大阪府出身
府内の四大を卒業後、大手求人広告企業に営業職として就職。
2年間の営業を務めたのち、広告制作部へ移動。採用ページの作成に3年間携わる。
2021年現在はハレダスの運営会社「ヒットロール株式会社」でサイト作りに没頭中。コーディングはフロントの知識が少しだけ。
コーダーってどんな仕事?
一言で言うと「WEBサイトをコーディングする人」です。
コーディングというのは、デザイナーから上がってきたWEBサイトのデザイン等を、実際にPCやスマホの画面で見られるようプログラミングすることを指します。
HTMLやCSS、JavaScriptといった専用の言語を使うことがほとんどです。
コーダーとプログラマーの違い
よく聞かれるのが、この「コーダーとプログラマーの違いって何ですか?」という質問。
実は私もコーダーではありますが、プログラマーではありません。
コーダーの役割が、インターネット上で実際にサイトが動くようにHTMLやCSSなどの言語を使って記述していくことなのに対して、
プログラマーの役割は、プログラミング言語を使って様々なシステムを作っていくことです。
例えば、ホテルの予約サイト作っていると仮定しましょう。
「ボタンの色を青にしたい」という要望を叶えるのはコーダーです。
一方で「ユーザーが予約ボタンを押した時に入力フォームが立ち上がり、その際の住所入力をサポートするようなシステムが欲しい」といった要望があったとします。それを叶えるのはプログラマーです。
両方ともサイト制作において必要不可欠の存在ではありますが、使っている言語は全くもって異なります。
フロントエンドとバックエンド
コーダーとプログラマーの違いを、少しわかっていただけたでしょうか。
ちなみに今あなたが見ているこの記事ページのことを、業界では「フロントエンド」と呼びます。
記事の文字サイズや行間、写真の大きさ、デザインなど『目に見える』、つまり『前』の部分を作るという意味で、コーダーのことを「フロントエンドエンジニア」と呼んだりもします。
対してプログラマーは表では見えないシステム、つまり『裏』の部分を作るという意味で「バックエンドエンジニア」と呼ばれ、見えなくても無ければサイトが表示されない大切な核の部分を構築します。
コーダーが使う言語について
前述から述べているように、フロントエンド・コーダーの使用言語は主に、HTML・CSS・JavaScriptとなります。
加えてPHPの知識も少しあればコーディングで叶えられることが一気に多くなります。
それぞれの言語にどのような違いがあるのか、図を通して説明していきましょう。
HTMLについて
HTMLはハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ(Hyper Text Markup Language)の略です。
一言で言うとコンピューターがわかる言葉のことで、記事ひとつとっても「これはタイトルです」「この3つの文章が1セットで段落です」というような注釈を、コンピューターが理解できるようにつけてあげるのがHTMLの役割になります。
CSSについて
CSSはカスケーディング・スタイル・シート(Cascading Style Sheets)の略です。
一言で言うとWEBページのデザインを指定するための言葉のことで、「タイトルの色は赤色に」「見出しの文字の大きさはこれに」など、デザインを決める際に使います。
JavaScriptについて
JavaScriptは、一言で言うとサイトを動かすための言葉です。
Javascriptが無くてもWebサイトは見ることはできますが、文章や写真をそのまま読むだけで、いろいろな操作ができません。
例えば採用情報があっても応募することが出来ないですし、予約フォームがあっても送信することができません。
このようにJavaScriptはいろんな機能を動かすたに使います。
PHPについて
PHPは、JavaScriptと非常によく似た言語です。
ですがその違いは、JavaScriptがブラウザの中で動くのに対して、PHPはサーバプログラムの中で動くことです。
少し難しい話になってきましたが、サイトを動かすと言った共通点はJavaScriptと同じ、と言うことだけ分かればOKです。
コーダーはどんな人に向いている?
「そういうのは数学が得意な人がやっている」なんてよく言われますが、事実そんなことはないように思います。
どちらかというと、デザイナーが作ったデザインをいかに忠実にwebサイト上で表現するかがコーダーにとって大切な仕事になりますので、細部までこだわって仕事ができる方にはぴったりでしょう。
また、コーダーになるのに資格は必要ではありません。HTML・CSS・JavaScriptの知識があれば誰でもコーダーになることができますよ。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
「勉強」と言うジャンルに「科目」があるように、「プログラミング」と言うジャンルにも様々な「言語」があります。
そして「理科」が得意な人に「社会」の勉強を聞いてもわからないのと同じで、コーダーにも分かる・分からないがあります。
稀にいろんな言語を扱える人もいますが、皆さんの周りにいるプログラマーが、何を得意とするプログラマーなのかきちんと分かってあげることが大切です。
それでは次回、またお会いしましょう◎