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インタビュー

「動画にこだわらず、幅を広げていきたい」/23万フォロワーのTikToker・TRYSMインタビュー

誰もが発信できる現代、SNSなどで影響力を持つ“インフルエンサー”が一つの職業として広い世代に認知されつつあります。
そんな中、女性を中心としたユーザーの間で話題となっているのが、動画配信アプリ・TikTokで約23万フォロワーを誇る「TRYSM(トライズム)」。

イケメン男子大学生5人でのグループとしてスタートし、大阪を拠点にシェアハウスで暮らしながら動画クリエイターとして活躍しています。

現在、それぞれ大学3回生、4回生と卒業が近づいてきています。就職が決まったメンバーもいる中で、卒業後もクリエイターとして生計を立てていく道を選んだそういちろうさんとリクさん。そんなお二人に、動画投稿に対する思いや、これからの展望についてもお話を伺いました。

■プロフィール
TRYSM(トライズム)
TikTokでのフォロワー数は約23万7000人(2021年6月現在)。シェアハウスでの日常など、彼らならではの様々な動画を配信。Youtubeでも動画を配信し、こちらも多くのユーザーから注目を集めている。


初めて投稿した動画が約100万再生を達成

現在はYoutubeなどにも活躍の場を広げているようですが、最初に動画投稿をスタートしたのがTikTokということで、TikTokを始めたきっかけについてお聞かせください。

そういちろうさん
2020年の春に5人でシェアハウスをスタートしたんです。そのメンバーで、クラブの学生イベントなどみんなで何かしたいねという話になったんですが、ちょうど新型コロナウイルスの影響が国内でも大きくなり始めた頃で。オフラインでのイベントは徐々に開催が難しくなってきていたところだったので、じゃあ流行っているTikTokをやってみようと思いました。

1本目の動画は、マティという歌の上手いメンバーがいたので、そのメンバーが一人で歌っている動画を上げてみたんです。それがその当時100万再生くらいになって。その後もさらに伸びて、現在その動画は約250万再生になってるんですけど。

そこからシェアハウスの他のメンバーも一人ずつ動画にして何本か上げていって。TikTokで流行っている簡単なダンスを踊ってみたりもしてました。その中の、シェアハウスのメンバー紹介の動画もバズって、それは現在300万再生、いいね数は17万くらい。動画に「イケメンしか住めないシェアハウス?」ってコメントが来たんですが、それに1万いいねがついて、イケメンシェアハウスっていう肩書きができたって感じです。

それだけの反響を受けて、動画投稿に対する手応えを感じたんでしょうか。

そういちろうさん
そうですね。最初に上げてみた数本の動画がバズったことで、このメンバーでやっていけるなと感じました。その年の8月からはさらにYoutubeも始めて。

動画投稿を始めて一気に有名になったわけですが、始める前と始めてから何か変化はありましたか?

そういちろうさん
トライズムのメンバーと道を歩いている時に、動画を見てくださっている方に声をかけられたことがあって、それはすごく覚えてますね。自分たちのことを知ってもらえているんだなと実感しました。

リクさん
動画を見た友達からメッセージが来たりとか、身近なところからの反響もありますね。


自分たちが楽しんだ上で戦略的に

ここまで有名になった現在、始めた当初に比べて動画を作る上で意識が変わった点はありますか?

そういちろうさん
最初は遊びとして、楽しんで撮ったものを上げてみた感じでした。でも、最初の頃から“これはバズりそう”という感覚はありましたね。そのころと現在を比べると、そこの意識はそんなに変わってないかもしれません。

例えば、この角度で撮ったものは盛れてるなとか、全員がかっこよく写っているからバズるかもな、とかもありますし。動画の中で誰かがボケてみたりすることで、見た人のコメントで突っ込みが来るんじゃないかなとか。それでやってみると実際に突っ込みのコメントが来るんですよ。

あとは、流行っているコンテンツを取り入れてみよう、という風に考えながらやってきました。

最初から割と戦略的で、かつ楽しんでやっているというスタンスは今も変わらないんですね。
皆さんについて、シェアハウスに住む5人組、しかも全員イケメンと、キャッチーな要素に長けていると感じましたが、他のインフルエンサーとの差別化やブランディングは最初から意識されていたんですか?

そういちろうさん
“イケメンシェアハウス”という、他とは違うキャッチコピーができたなとは自分たちでも感じました。
今でこそシェアハウスしているインフルエンサーが出てきていますが、当初はあまりいなかったので、そこは差別化になったと始めた当時に思いましたね。ちなみにシェアハウス自体は今後どうなっていくか決まっていないんですが、現状は就活したメンバーもまだ一緒に住んでいます。


やりたいことをやった方が成長できる

そんな5人で活動されてきた皆さんですが、就職する道を選んで脱退された方もいらっしゃると。その中でもお二人は就職しない道を選んだということですが、不安などはありませんか?

リクさん
動画クリエイターとして生きていくことに対して、そんなに特別視はしていないですね。就職するよりも、自分でやりたいことをやった方が成長できると思ったので。

現在、まだスタートアップの段階ではありますが、これまで培ったバズる動画のノウハウを生かして企業のSNS運用を担当したりもしているんですね。今後は動画投稿以外でも生計を立てて行けるように、幅を広げていきたいと思っています。

ご自身で動画を投稿するだけでなく、トライズムの知名度やブランド力を生かして幅を広げていっているところなんですね。

そういちろうさん
僕は中学からテニスをずっと続けてきたんですが、今の活動を始めたことで、テニス以外で初めて“これから頑張っていきたい”と思えるものを見つけた感覚がありました。
そもそも大学3回生あたりで就職をどうするか普通は考えると思うんですが、僕はその時点で将来に向けてこうしていこうというのもあまりなかったので。

ファンの方にお返しする場を作りたい

これからについてお伺いしたいと思いますが、どのように働いていきたいというビジョンがあれば教えてください。

リクさん
いちクリエイターとしても活躍したいし、先ほど話したような企業の仕事でマネタイズしていきたいという考えもありますね。僕は動画クリエイターは今しかできないと思っている部分があって。時流が今後どうなっていくのか分からないですし、現状が続いていく保証もないですから。動画にこだわらず、企業などの仕事も増やしていきたいと思っています。

あと、コロナ禍が落ち着いたらの話ですが、僕はコーヒーが好きなので、コーヒーのポップアップストアとかをやってみたいなと。それに、少なからずいて下さっているファンの方と直接交流できる場を設けたい気持ちもあります。

そういちろうさん
僕もいつも見て下さっているファンの方にお返しをしたいですね。簡単に言えばオフ会のような、交流できる機会は作りたいです。


やりたいことがわからないなら、違う環境に飛び込んで

皆さんのようにこれまでと異なる働き方を選ぶ方が増えつつありますが、自分のやりたいことが分からなかったり、周りと同じように就職するべきか悩んでいる方も多いと思います。そういった方達にアドバイスするとしたら、どんな言葉をかけますか?

そういちろうさん
やりたいことが分からない人は、これまでとは違う環境に飛び込んでみたり、色んな人の価値観に触れてみるのがいいんじゃないでしょうか。
そこで違う考えが出てきたり、誰かの考えに触れて後押ししてもらえるようなこともあると思うので。まず行動ですかね。

リクさん
悩んでるなら、やれ!と思います。

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Written by

トヨダヒロミ

トヨダヒロミ

大阪府出身。雑誌や広告を制作する編集プロダクションに約7年勤務したのち、フリーライターに。インフルエンサーなどの新しい肩書きや働き方に関心を寄せている。

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