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デザイナーの種類はどのくらいある?仕事内容や年収まで大調査

Webデザイナーやファッションデザイナーなど、あらゆる業界でデザイナーという職種を耳にすることが増えてきました。

「とにかくデザインの仕事がしたい」と考える人が適職を探すには、仕事の種類や内容を知るのがひとつ目のステップ。

この記事では、デザイナーの種類や仕事内容、年収などについて詳しく紹介します。

▼▼▼この記事の要約動画をみる▼▼▼

デザイナーの種類

デザイナー職は多岐にわたり、細分化すると20を超える種類があります。

代表的なのは
・グラフィックデザイナー
・Webデザイナー
・UI/UXデザイナー
・CGデザイナー
・ゲームデザイナー
・ファッションデザイナー
・インテリアデザイナー
・プロダクトデザイナー など。

デザイナーと名のつく職業は、上記以外にも多数存在しています。
しかし、これらほとんどの職種は、勤務する会社の商品・サービスのデザインを担当するインハウスデザイナー、またはクライアントの商品・サービスのデザインを請け負う制作会社や広告代理店のデザイナーのいずれかに分類されます。

その他、会社に所属せずフリーランスとして活動する場合は、特定企業の商品・サービスのデザインを行うか、クライアント向けのデザインを行う制作会社や広告代理店のデザイン業務を請け負うのが一般的です。

デザイナーの仕事内容


次に、上記で紹介した代表的なデザイナーの仕事内容について紹介します。

1.グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーとは、情報伝達を目的としたデザイン制作を行う人のことです。

イラスト、文字、写真、図などのグラフィック要素を組み合わせてデザインし、主に雑誌や新聞の広告、看板、商品パッケージ、チラシなどの印刷媒体のデザインを行います。

一般的な仕事内容は、自社もしくは広告代理店などから受けた依頼のデザインの方向性やコンセプトの確認を行い、その内容に沿うようなデザインを行うこと。コピーライターやイラストレーターとチームで仕事をする場合もあります。

一度完成したデザインを納品したら終わりではなく、自社のトップ、もしくはクライアントにデザインを提出してからも何度か修正のやりとりが発生することもあります。

2.Webデザイナー

Webデザイナーとは、名前の通りWebサイトをデザインする人のことです。

「Webクリエイター」や「ホームページデザイナー」とも呼ばれることもあり、デザイン業務に特化するというよりも、ディレクターとしての役割が含まれています。

Webデザイナーの仕事内容は、自社もしくはクライアントから依頼されたWebサイトのデザインを担当・制作するというもの。意向に沿ったデザイン、使い勝手の良い構成を考えながら全体のページ構成・デザインを制作します。

3.UI/UXデザイナー

UIデザイナーとUXデザイナーとは、Webやアプリ制作に関わるデザイナーであり、ユーザーにとって心地の良いシステムやビジュアルをデザインする人のことです。

UIは「User Interface(ユーザーインターフェイス)」の略で、ユーザーと製品、サービスのコネクターを意味します。

すなわち、UIデザイナーの仕事は、ユーザーと製品、サービスとの接触が円滑になる使いやすいデザインを行うことです。

例えばWebサイトにおけるUIデザイナーの役割は、きちんと整理された構図、見やすい配色・文字の大きさ、検索機能などを意識してデザインします。

UXは「User Experience(ユーザーエクスペリエンス)」の略で、ユーザが製品、サービスを使用した際に得られる体験のことを指します。

UXデザイナーの仕事は、こうしたユーザー体験にフォーカスし、「使って楽しい」「心地良い!」というようなポジティブな感情を生み出すデザインを作ることです。

体験にフォーカスするため、マーケティングやユーザーインタビューも行い、サービス全体の設計も担います。

4.CGデザイナー

CG(コンピュータグラフィックス)デザイナーとは、コンピュータとCGソフトを使用して、二次元、三次元のグラフィックスを制作する人のこと。

CGデザインの業界には、ジェネラリスト(全工程を一貫対応する人)と、スペシャリスト(各工程を独立して担当する人)の二つのタイプが存在しています。

どちらの道に進むかによって将来的なキャリアが変わってくると言われており、ジェネラリストの道に進むと、直接的に広告代理店と取引したり、小規模案件を受託する会社を立ち上げたりと、個人事業主として活躍する人も多いと言います。

また、スペシャリストの場合は、アニメーターとしてスキルアップし、海外の大手スタジオに転職したり、ひとつの工程のみを受託するフリーランス、CG制作のコンサルティングなどを担ったりする人が多いようです。


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5.ゲームデザイナー

ゲームデザイナーとは、ゲームの基本設計を行う人のことです。

仕事の流れとしては、ゲームディレクターとともにカタチにしたいゲームの企画を考案。企画が承認されれば、ゲーム進行のフロー、画面設計、操作設計、デザイン・サウンド指示書など具体的な仕様書を作ります。その仕様書にもとづいて、プログラマーやグラフィックデザイナーらとともに制作を進行します。

完成後はゲームディレクターとともにゲームバランスに問題はないか、仕様に不備はないかなど、チェックするまでが一連の作業です。

また、ゲームデザイナーの中にもさまざまなデザイナーがおり、キャラクターに動きをつけて命を宿すモーションデザイナーなどがいます。

6.ファッションデザイナー

ファッションデザイナーとは、洋服をはじめ靴やカバンなど、身に着けるものすべてをデザインするデザイナーです。

装飾品すべてのデザイン業務がメインですが、マーケティングや流行の調査、デザインを実現させるためのプレゼンなど、幅広い業務を行う職種でもあります。

7.インテリアデザイナー

インテリアデザイナーの仕事は、室内空間のデザイン、インテリア用品のデザイン、大きく2種類に分けられます。

近しい職種に「インテリアコーディネーター」や「インテリアプランナー」などがあります。これらの違いは下記の通りです。

インテリアデザイナー…室内空間のトータルデザインが主な業務
インテリアコーディネーター…多種多様なインテリア用品を使ってコーディネートするのが主な業務
インテリアプランナー…設計者と一緒に空間そのものをインテリアの視点から設計するのが主な仕事

8.プロダクトデザイナー

プロダクトデザイナーとは、自動車や家電、家具など、身近な製品をはじめとした世の中のあらゆるものをデザインする人のことです。

プロダクトデザインは、デザイン性と同等に機能性も求められるため、プロダクトデザイナーは、安全性や使用する素材の特性などについての知識も求められます。

デザイナーの年収


ひと口にデザイナーと言っても、年収はそれぞれ違っています。

今回は求人ボックスに掲載されていた求人情報から算出されていたデータを参考に各デザイナーの年収を比較。仕事の領域、スキル、立場によっても幅はありますので、あくまでも目安として参考にしてください。

              
職種 年収(正社員) 平均時給(派遣)
グラフィックデザイナー 平均428万円 平均1,793円
Webデザイナー 平均462万円 平均1,765円
UI/UXデザイナー 平均599万円 平均2,000円
CGデザイナー
ゲームデザイナー 平均498万円 平均1,922円
ファッションデザイナー 平均399万円 平均1,001円
インテリアデザイナー 平均424万円 平均1,650円
プロダクトデザイナー 平均597万円 平均1,801円

CGデザイナーに関しては、残念ながら掲載されていませんでしたが、一般的な年収は普通の会社員と同じくらい(300万円から500万円程度)と言われています。

上記8つのデザイナーの中でも平均年収、時給ともに高かったのはUI/UXデザイナーでした。

どのデザイナーにおいても、務めるに会社によっても年収は異なってきますので、さまざまな会社を検討することも大切です。

まとめ

デザイナーと名のつく仕事は多岐にわたり、20種類を優に超えるでしょう。それぞれ活躍する業界は違いますが、勤務する会社の商品・サービスのデザインを担当するインハウスデザイナーか、クライアントの商品・サービスのデザインを担当する制作会社や広告代理店のデザイナーのどちらかに分類されます。自分の活かしたいスキルや興味のあるもの、年収などを考慮し、お仕事選びの参考にしてみてください。

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Written by

HAKU

HAKU

大手人材会社にて、法人営業を経験後、制作部門に異動し製造、IT、飲食、エンタメとあらゆる業界の上場企業からスタートアップのベンチャーなど、10年超のキャリアにおいて約3000社以上の企業の取材・制作・ライティングを実施。関西の制作責任者を務めた後、フリーランスにて活動を開始。

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