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データベースエンジニアとは?仕事内容・やりがい・資格などを解説!

データベースの管理全般を担当するエンジニアを「データベースエンジニア」と呼びます。

顧客情報の管理をおこなうデータベースエンジニアは、企業の業績に大きく貢献できる職業といえるでしょう。本記事では、データベースエンジニアの仕事内容ややりがいについて、詳しく解説します。

データベースエンジニアとは?

プログラミング

システムエンジニアやマークアップエンジニア、セキュリティエンジニアなど「〇〇エンジニア」と呼ばれる職業は、たくさんあります。

今回ご紹介する「データベースエンジニア」もその一つ。データベースエンジニアとは、名前からもわかるとおり、データベースを専門に扱うエンジニアのことです。

では具体的に、データベースエンジニアはどのような職業なのでしょうか。仕事内容や年収、適正がある人を解説していきます。

データベースを専門に扱うエンジニア

データベースを専門に取り扱うエンジニアが「データベースエンジニア」です。データベースとは、さまざまなデータを「一括管理」しているものといえます。

企業におけるこのデータベースには、主に顧客情報が詰まっており、それを管理するデータベースエンジニアは、責任重大といえるでしょう。

データベースエンジニアは、データベースの設計や構築、管理、運用までを一手に引き受ける役割を担います。また、データベースそのものだけでなく、管理を目的とした専用ソフト「データベース管理システム(DBMS)」も扱う場合が多いです。

データベースエンジニアの年収

これからデータベースエンジニアになろうと考えている人にとっては、年収も気になるところでしょう。エンジニアは「技術職」といった側面が大きいため、収入は能力によって大きく差が生じますが、一般的には500万円前後(30代)とされています。

スキルはもちろん、資格取得によっても収入は変動します。「ORACLE MASTER」や「MCP」をはじめ、国家資格である「テクニカルエンジニア」などを取得しておくことで、大幅な収入アップが期待できるでしょう。

データベースエンジニアに向いている人

データベースエンジニアに限らず、今までとは違う業種へのキャリアチェンジを試みている人は、その仕事が自分に向いているのかと不安に感じるかもしれません。

データベースエンジニアに向いている人には、以下のような特性があると考えられます。

  • 高いコミュニケーション能力がある
  • 論理的思考を持つ
  • 全体を見通す力がある

データベースエンジニアは、複数の部署と連携して業務を進める機会が多い職業です。そのため、周囲と円滑なコミュニケーションがとれるスキルは、必須といってよいでしょう。一方で、さまざまなデータを扱う仕事であるため、論理的思考も重要です。

そして、データを経営戦略に活かすことがデータベースエンジニア本来の役割であるため、ビジネス全体を俯瞰して見る視点があるとベストでしょう。

主な仕事内容は3つ

パソコンの手元

他業種からデータベースエンジニアを目指す人が気になるのは「具体的な業務内容」でしょう。データベースエンジニアの仕事は、大きく「開発と設計」「管理」「運用」の3つに分けられます。それぞれについて、以下で詳しく解説していくので参考にしてください。

1.開発と設計

データベースエンジニアの仕事として、まず挙げられるのがデータベースの「開発と設計」です。基本的には『オラクル』や『マイクロソフトSQLサーバー』などのデータベース製品を用いて業務をおこないます。

この業務では、いかに最適なデータベースを開発・設計するのかによって、データベースエンジニアのスキルが判断されるでしょう。自社に合わせ、その特性を活かせるデータベースを設計しなければなりません。

2.管理

データベースの「管理」もデータベースエンジニアの仕事です。データベースは、システムの動作を管理したうえで、長期間データを保存する必要があります。保存に適したストレージなどの調整を重ね、最適化します。

もちろん、実際にデータを活用するときの「使用効率」も無視できません。いくら膨大なデータを集めたとしても、それが活用できないのでは、意味がないためです。

3.運用

データベースを実際に運用していくところまでが、データベースエンジニアの役割です。データベースの運用とは、具体的に以下のようなことが含まれます。

  • 稼働中のデータベースを管理
  • セキュリティ規則設計
  • データのバックアップ

どんなデータを集めるのか、そしてそれらのデータをどう分析していけば、企業の戦略に活かせるかを考えるのが、データベースエンジニアの「腕の見せどころ」といえるでしょう。

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データベースエンジニアのやりがい

パソコンと子供

データベースエンジニアは、経営戦略をたてる際に重要なデータを、大量に管理・運用していきます。おそらく責任が重く「大変そう」と感じてしまう人もいると思います。

しかし、責任重大であるからこそ、データベースエンジニアには、多くのやりがいがあります。本章では、データベースエンジニアならではのやりがいを3点解説したのち、反対に「大変なこと」も紹介します。

広範囲の業務に携われる

データベースエンジニアの特徴でもあるのが「業務範囲が広い」ことです。先ほど説明した「開発と設計」「管理」「運用」の3つのフェーズは、それぞれに特化した資格が数多くあります。それはつまり、関連資格が多いということです。

日々の業務のなかで知識を身につけることで、無理なく資格を取得し、キャリアアップを目指せます。もちろん、会社経営やマーケティングの知識も身につくため、その後のチャリアチェンジにも有効です。

プロジェクトで重要な役割を担う

「エンジニア」とつく職業は数多くありますが、データベースを専門にしている人は、比較的少ない傾向にあります。しかしながら、データベースは業務内で使用するシステムやウェブのアプリケーションなど、多くのシステムで必ず使用するものです。つまり、活躍の場は多いものの、人材は少ないわけです。

そのため、新しいプロジェクトに参加できる機会が多く、スキルアップに適した環境といえるでしょう。さらに、開発プロジェクトにおいては、主要メンバーとなって活躍するケースも多く、大きなやりがいを感じられます。

業績に直接、貢献できる

データベース内に蓄積された情報は、経営戦略をたてる際、大いに活用できます。例えば、新しい商品を開発する場合です。基本的に企業は、自社が持っている顧客情報に合わせた開発やPRを実施します。

そのために必要なデータを管理し、分析するデータベースエンジニアは、企業の業績に対して直接的に貢献することが可能です。自身の功績が数字で現れやすいことは、データベースエンジニアにとって大きなやりがいといえるでしょう。

「きついこと」もある

大きなやりがいには、相応の「苦労」がともなうものです。データベースエンジニアが感じる「きついこと」としては、以下のようなものが考えられるでしょう。

  • 設計の適格性を求められる
  • 責任が大きい

企業やサービスに合わせた設計ができるか否かは、データベースエンジニアの腕にかかっています。的確な設計ができていなければ、運用時にさまざまなトラブルを引き起こす可能性があるからです。つまり、データベースエンジニアは非常に大きな責任がともなう職業といえるでしょう。

キャリアパス・将来性は?

パソコンの手元

データベースエンジニアは今後、ますます重要になっていく職業です。そのため将来性について、現段階で大きな不安要素はないといえます。キャリアパスについては、以下のようなものが挙げられます。

  • プロジェクトマネージャー
  • ITコンサルタント
  • データアナリスト
  • アプリケーションエンジニア

ITにおける専門知識はもちろん、企業経営やマーケティングの知識を持ったデータベースエンジニアには、キャリアパスの選択肢も多くあります。

データベースエンジニアに活かせる資格

ノートパソコン

先ほど、データベースエンジニアに関連する資格は数多くあり、資格取得はスキル・収入アップに効果的であると説明しました。

しかし、たくさんの資格があるからこそ、自分が見つけたい知識が習得できる資格を吟味しなければなりません。本章ではデータベースエンジニアが取得しておきたい、おすすめの資格を4つ紹介します。

データベーススペシャリスト試験

「データスペシャリスト試験(DB)」とは、情報処理推進機構(IPA)が運営している国家資格です。データベースの企画や開発、運用を高品質なものにすることが目的とされています。

資格を取得することで、データベースに関連した技術責任者になることができます。合格率は15.8%(2020年度実績)です。難易度が高い資格ではありますが、取得しておいて損はないでしょう。

基本情報技術者試験

同じくIPAが主催している国家資格には「基本情報技術者試験(FE)」というものもあります。ITエンジニアにとって「登竜門」とされている資格であり、これからデータベースエンジニアを志す方には、ぜひ取得してほしい資格です。

同資格を取得することで、システムの設計・開発・運用といった情報処理に関する基礎知識があることを証明できます。

ORACLE MASTER

ORACLE MASTERとは、『オラクル社』が主催している資格試験です。資格を取得することで「オラクルデータベース」や「SQL」の知識とスキルが身についていることを証明できます。

難易度は4段階に分かれており、難易度が上がるほど、担当できる業務の幅が広がります。「オラクル」は日本でも多くの企業が導入しているシステムであるため、取得しておくことで就職先の選択肢が大幅に増えるでしょう。

MCP

ORACLE MASTERと似たものに「MCP(マイクロソフト認定プロフェッショナル)」という資格があります。こちらはマイクロソフトが主催している試験です。MCPのなかでも複数の資格が存在します。

試験に合格すると「マイクロソフト認定ソリューション エキスパート」などのグレードが付与され、取得することで一般的なIT業務内で必要となるスキルや知識が身についていることを証明できます。

仕事内容を知って、データベースエンジニアを目指そう

デスクに置かれたノートパソコン

データベースエンジニアという職業について、その概要や年収、仕事内容、やりがいなどを解説しました。情報は企業にとって重要な資源であり、その管理・運用を任されるデータベースエンジニアには大きな責任があります。

しかし、責任の分だけやりがいもあり、シャリアパスの選択肢も幅広いので、前向きに検討しましょう。

『ハレダス』ではデータベースエンジニアの他にも、就職・転職活動に有益な情報を数多く提供しています。ぜひ参考にして、希望の企業への転職を実現してください。

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Written by

ハレダス編集部

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