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冬インターンには行くべき?夏インターンとの違いや参加メリットなどを解説

就職活動の一環として「インターンシップ」に参加する学生は多いでしょう。このインターンシップ(以下、インターン)には、夏に参加する「サマーインターン」と冬に参加する「ウィンターインターン」の2種類があります。

特に採用に直結しやすいのは「ウィンター(冬)インターン」でしょう。本記事ではこの「冬インターン」について、夏インターンとの違いや参加するメリット・デメリット、注意点などを解説します。これから冬インターンに参加し用途考えている就活生は、ぜひ参考にしてみてください。

 

インターンの種類と時期

キャリアウーマン

前述したようにインターンには、夏に参加するものと、冬に参加するタイプのものがあります。ではそれぞれのインターンには、どのような違いがあるのでしょうか。本章では夏と冬、それぞれの募集時期や特徴を解説します。

ただ闇雲に参加するのではなく、きちんと募集時期や特徴を踏まえたうえで、どちらのインターンに応募するのか検討しましょう。

夏インターン(サマーインターンシップ)

最も一般的なインターンが「夏インターン(サマーインターン)」です。このインターンは、大学の授業が「夏休み」に入るタイミングに合わせて、6月~9月に実施されるインターンです。

夏インターンは、就活を始めたての大学生が参加することの多い傾向にあります。また募集している企業は、人材の獲得よりもどちらかといえば、企業の認知拡大を目的としている可能性があります。

冬インターン(ウィンターインターンシップ)

1〜3月の間に募集されるのが「冬インターン」です。この時期からもわかるように、冬インターンは本選考に近い時期に募集されるため、選考結果にも直結しやすくなります。

参加する学生においても、本選考が間近に迫っていることもあり、企業理解を深めた状態で参加している人が多い傾向です。インターンの内容も、グループワークや業務コンテストなど、個々の能力を見極めるためのプログラムとなっています。

夏インターンと冬インターンの違い

パソコンの手元

では夏インターンと冬インターン、それぞれの違いはどのような点にあるのでしょうか。両者の最も大きな違いは「実施時期」と「目的」です。

前述したように、夏インターンは夏季休暇を利用して参加するものです。そのため、期間も最長1ヶ月程度と長期になる傾向があります。それに対して冬インターンは、1日から1週間ほどとごく短期間です。学生自身も授業がある期間に参加するうえに、企業側から見ても繁忙期に開催するため、あまり長期間には及びません。

また夏は企業の認知拡大を、冬は人材確保を目的に開催されます。

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冬インターンの3つのタイプ

会社員

冬インターンには、いくつかのタイプがあります。さまざまな企業から、多数のインターンが開催されており、それらは「早期内定」「能力開発型」「企業研究型」のいずれかに分類することが可能です。

それぞれの特徴について、以下で解説していきます。どのような対応のインターンに参加するか判断する際、ぜひ参考にしてください。

1.早期内定

「とにかく早く内定をとりたい!」という方におすすめなのが「早期内定タイプ」の冬インターンです。おそらく多くの就活生が、とりあえず1社でもいいから内定先を押さえておきたいと考えるでしょう。

第一志望である企業の面接を受ける前であっても、内定が1社決まっている場合とそうでない場合とでは、モチベーションがまったく異なります。気持ちにゆとりを持って、これからの就職活動に望みたい方におすすめのインターンです。

2.能力開発型

能力開発型のインターンは、就活生に求められる「ロジカルな思考」や「グループワークでの立ち回り方」といった能力が学べるインターンです。

このタイプのインターンでは、通常業務に近い形式で進行します。それだけでなく、その企業に所属している社員からフィードバックを受けることもできます。自身の能力を高めたい方におすすめのインターンです。

3.企業研究型

企業研究型に属するインターンは、自身が志望している企業や業界について、より深く知りたい方におすすめです。

現場のリアルな声を聞けるため、企業や業界のことを、しっかりと把握したうえで面接に臨めます。就活へのモチベーションが高まるだけでなく、面接時に他学生との差別化を図ることも可能です。

冬インターンに参加するメリット

パソコン

では冬インターンに参加することには、どのようなメリットがあるのでしょうか?

冬に開催されるインターンへ参加することには「短期で参加しやすい」「学生同士で質の高い情報交換ができる」「早期内定につながる可能性がある」といった3つのメリットがあります。

それぞれについて、以下で詳しく解説していきます。以下の内容を踏まえて、積極的に冬インターンへ参加しましょう。

短期のものが多く比較的参加しやすい

冬インターンは夏インターンと比較して、短期のものが多く、比較的参加しやすい傾向にあります。短期間で1社を経験できるため、限られた期間内で複数の企業のインターンを経験できる点も魅力でしょう。

より多くの企業でのインターンを経験できるため、各企業から業界全体の理解を深めることにもつながります。短期間で集中的に企業を知るためには、冬インターンがおすすめです。

学生同士で質の高い情報交換ができる

冬インターンに参加することのメリットとして、次に挙げられるのは「学生同士の情報交換の質が高いこと」です。本番である選考が間近に迫っているため、参加する学生の意識も高い傾向にあります。

全体的に意欲の高い学生が多いため、学生同士で交換する情報も質も高まります。より有益な情報を得たい、業界内で人脈を広げておきたい方にとっては、非常に嬉しいメリットでしょう。

早期内定につながる可能性がある

冬インターンは早期内定につながる可能性が高いことも魅力です。繰り返しになりますが、冬インターンは「就活解禁」が迫った時期に募集されます。その分、冬インターンは採用に直結する可能性が高いでしょう。

場合によっては、就活生のインターンに対する取り組み方を見極めて、その場で内定が出される可能性もあるほどです。

冬インターンに参加するデメリット

会社員

冬インターンに参加することには、既出のようなメリットがある反面、いくつかのデメリットもあります。冬インターンのデメリットは、選考があるケースが多く、誰でも酸化できるわけではない点です。その他にも、大学の授業と被る可能性があることや、倍率が高めであることもデメリットといえるでしょう。

しかしデメリットを事前に確認しておくことで、カバーする方法も見つかります。ぜひ参考にしてみてください。

選考があるケースは多い

まず冬インターンは選考がある企業も多く、誰でも参加できるわけではありません。いくら第一志望の企業であっても、選考を突破できなければインターンに参加することはできません。

しかし選考を突破できた学生しか参加できないことは、デメリットである一方でメリットともいえます。人気企業のインターンに参加できた場合は、周囲の学生も優秀な人であるケースが多く、先ほどもご説明したような「学生同士で質の高い情報交換ができる」ことにつながるのです。

「インターンだから」と安易に考えず、しっかりと面接対策をしておきましょう。

大学授業のスケジュールと被ることがある

夏季休暇で参加できる夏インターンと違って、冬インターンは学校の授業がある期間に開催されます。取得単位に余裕のある方を除いて、多くの学生が授業とインターンとの兼ね合いに悩む学生が多いのではないでしょうか。

そもそも卒業できなければ、就職することはできないため、授業とインターンのバランスにはくれぐれも注意してください。

倍率が高め

冬インターンは夏インターンよりも、倍率が高い傾向にあります。単純に、学生全体の就活に対する意識が高まる時期に募集されるため、競争率が高くなります。人気企業のなかには、短期インターンであっても、倍率が1000倍を超えるケースもあるほどです。

また企業について十分にリサーチしている学生も多いため、しっかりと準備をしたうえで、臨まなければなりません。

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冬インターン参加時の注意点

道路標識

冬インターンに参加する際は、いくつかの注意点があります。冬インターンに参加する際は「むやみに参加しすぎない」「スケジュール管理を怠らない」「目的を明確に持つ」「事前準備をしっかりする」「積極的に質問をする」「振り返りを忘れない」といった6点に注意してください。

せっかくの機会を無駄にしないように、よく確認しておきましょう。

むやみに参加しすぎない

前提として、複数のインターンに参加すること自体は、決して悪いことではありません。業界全体に関する情報をはじめ、一つの企業では見極められないことも多くあります。

しかしここで注意したいのが「むやみに」という点です。参加する目的やインターンの経験を通じて何を得たいのかが不明確なままでは、何社も経験したところで得られるものは少ないでしょう。

スケジュール管理を忘れない

繰り返しになりますが、冬インターンは学校の授業があるシーズンに募集されます。そのためスケジュール管理には、細心の注意をはらわなければなりません。授業とインターン、どちらか一方にかかりきりになってしまえば、どちらもうまく行かなくなってしまいます。

またどちらも両立しようと、自身のキャパをオーバーしてしまうことも懸念すべき点です。

参加目的を明確に持つ

参加目的を明確に持つことも重要です。「とりあえずみんなが参加しているから」という理由で参加をするのではなく、なぜその企業のインターンに参加するのか、その経験から何を得たいのかを明確にしなければなりません。

また自身の目標や目的を明確にしておくことで、モチベーションも向上します。より高い意識を持ってインターンに参加できるでしょう。

事前準備をきちんとする

冬インターンは、その企業への「志望度合い」の高い方が集まる傾向にあります。そのため「何となく人気だから」といった理由では、そもそも選考で落ちてしまう可能性もあります。

そのため事前準備をしっかりとしなければ、インターン先を確保できません。応募する企業のことはもちろん、業界全体に関する情報も入念にリサーチする必要があります。

積極的に質問をする

せっかく希望の企業が開催するインターンに参加できたとしても、消極的な姿勢では得られるものが少なくなってしまいます。また実際にその企業で働く従業員と、直接コミュニケーションをとれる機会というのは、そう多くはありません。

貴重な機会を無駄にしないよう、気になることは積極的に質問するなどして、少しでも多くの情報や経験を得られるように努めてください。

参加後には必ず振り返る

インターンは、ただ参加したというだけでは、自身の能力向上にはつながりません。インターンに参加したあとは、必ず「振り返り」の時間を設けましょう。

またインターンに参加している最中であっても、自身の目標に対する達成状況を確認することも必要です。毎日、その日の出来事や「気づき」を記録し、参加中や参加後に振り返りましょう。

冬インターンに参加して就活を有利に進めよう

グラフ

冬インターンには、短期間で経験できて参加しやすい、学生同士で質の高い情報を交換できる、早期内定につながる可能性が高いといったメリットがあります。その反面、選考があるケースは多い、学校のスケジュールと被る可能性がある、倍率が高いといったデメリットもあります。メリットとデメリット、両者を踏まえて冬インターンに参加しましょう。

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