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就活に英語力が活きる業種5選!勉強法や面接での質問内容を解説!

子どもの頃から英語に触れている方も多く、英語力には自信があるという就活生もいらっしゃるでしょう。しかし、ひと言で「英語力」といっても、そのレベルは人それぞれです。

今回は、就活で有利になる英語力の基準や特に重視される職業について解説します。

そもそも就活で有利になる英語力のレベル

ミーティング

一般企業における就活には、どの程度の英語力が必要となるのでしょうか。「帰国子女のように流暢に話せなくてはならないのか」と、不安に感じている方もいるかもしれません。

ここでは、就活に活かせる英語力の基準として「TOEIC」の点数や、英語に関係する「資格」には、どのようなものがあるのかなどについて解説します。

TOEICの点数は?

英語力を確かめる試験として、最も有名なのが「TOEIC」です。多く企業で、就活生の英語力を判断する基準として「TOEICの点数」が採用されています。

TOEICは990点満点。そのうち、日系企業であれば600点以上、外資系の企業であれば730点以上を獲得すると「英語力がある」と見なされる傾向です。

もちろん国内外問わず、企業によって基準点に差はありますが、一般的には外資系企業の方が、TOEICで高得点であることが求められます。

資格は?

企業に自身の英語力をアピールできる材料として、使える資格はTOEIC以外にも、以下のようなものがあります。

  • 実用英語技能検定
  • 国際連合公用語英語検定試験
  • 日商ビジネス英語検定試験

実用英語字能検定、いわゆる英検は義務教育のうちから受験することの多い身近な試験です。この試験で準1級、または1級を取得できると、就活にも役立てられます。

認知度は低いですが「国際連合公用語英語検定試験」も、企業に英語力が高いとアピールするには効果的といえます。国際問題への関心の深さをはかる問題が多く出題され、全体を通して難易度が高い試験です。A級以上の資格を保持していることが望ましいでしょう。

ビジネスの場に特化した、英語力があるとアピールするならば「日商ビジネス英語検定試験」を受けることもおすすめです。2級以上の資格を取得しておきましょう。

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英語力が重視される5つの業種

ビジネスマンの手元

どの程度英語力が重視されるのかは、業種によっても大きく異なります。基本的に、外資系の企業は高い英語力を求められるでしょう。

しかし、日系企業であっても英語(または日本語)教師やホテルスタッフなど、外国人と接する機会の多い業種の場合は、高い英語力が必要です。ここでは、英語力を重視する5つの業種を紹介します。

1.英語講師・日本語講師

日本人に英語を教える「英語教師」や、外国人に日本語を教える「日本語教師」には、ハイレベルな英語力が必要です。正しい英語を教える立場であることや、日本語を英語で教える立場の方は、日常的に英語を使って仕事をします。

英語教師の場合は、TOEICであれば750点以上、英検は準1級以上の英会話スキルが求められるでしょう。日本語教師であっても、TOEICは700点以上、英検2級以上が必要です。

2.外資系の金融企業

外資系企業のなかでも、特に金融企業ではハイレベルな英語力を求められます。なかには、ネイティブレベルの英語力を求める企業もあるようで、TOEICの点数でいうと850点以上は必須です。

その理由は、外資系ならではのものといえます。上司や同僚が外国人であることも少なくないためです。そのような環境下で英語力がなければ、仕事をする以前に、社内でコミュニケーションがとれないでしょう。

3.ホテルスタッフ

外国人旅行客が大勢利用するホテルの従業員も、英会話能力はマストです。ホテル自体のグレードが上がるほど、英語力は必要となります。

アメリカに本部を構える一流ホテル「ザ・リッツ・カールトン」は、公式サイト上の採用ページに「TOEIC730点以上」と記載されています。このスコアは、宿泊客の要望に対し、差し支えなく答えられる水準です。

4.商社

商社の場合は物流の関係上、海外の支店とやりとりをおこなう機会が多くあります。メールや電話で英語を使うことも多く、スムーズにやり取りができることを求められるでしょう。

さらに、社内でのプレゼンなどでも英語を用いることもあるため、ここでも高い英語スキルが必要となります。

一部には、英語を全く使わないという部署もありますが、昇進や部署移動などを考慮すると、やはり最低限の英語力は必要です。

5.通訳・翻訳家

もはや説明は不要かもしれませんが、通訳・翻訳家も英語力が必要とされます。この業種は、英語力がそのまま仕事に繋がります。

映画の字幕や論文、小説などあらゆる文章を翻訳するため、他の職業以上に「読み書き」の能力を求められるでしょう。反対に、通訳の場合は会話が重視される傾向にあります。TOEICでは、900点以上をとっていることが望ましいです。

英語力を重視している企業の例

握手

今後ますます、グローバル化が進むと予想される日本。日系企業のなかでも、外資系企業に劣らないほど、英語力を重視するところもあります。ここでは、日系企業のなかで英語力を重視する会社として、ANAと日産の2社を紹介します。

就職先として、ANAか日産のどちらかを検討している就活生は、参考にしてみてください。

ANA

大手航空会社ANAで採用されるには、TOEIC600〜700点程度が必要とされています。もちろん職種によって、この点数には差があります。しかし、職業柄、外国人と接する機会も多いため、日常会話程度の英語力は必要でしょう。

実際、職種によっては英語ができないと、仕事にならないというケースもあるのだそう。さらに、日本全体のグローバル化に鑑みると、今後ますますこの傾向は強くなる可能性があるでしょう。

日産

日産は採用条件として、TOEIC730点以上としています。その点数に満たない場合、絶対に採用されないということではありませんが、入社後も基準の点数に達するため、勉学には励む必要があるでしょう。

日産の求人ページには、エントリー時の提出書類として「英語力証明書」が必要であると記載されています。証明書は、TOEIC以外にも「TOEFL」や「IELTS」なども可能なようです。

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英語力を重視する企業では、就活の場面で英語力を求めてくるケースも少なくありません。採用試験で英語のWebテストを課す、面接を英語で行うというケースはよくあります。エントリーシートを英語で書くよう指示されることもあるでしょう。いつ英語力を試されてもいいように、準備しておかなければなりません。

就活で英語が必要になる場面

パソコンを入力する女性のイメージ

英語力を重視する企業では、就活の場面で英語力を求めてくるケースも少なくありません。採用試験で英語のWebテストを課す、面接を英語で行うというケースはよくあります。エントリーシートを英語で書くよう指示されることもあるでしょう。いつ英語力を試されてもいいように、準備しておかなければなりません。

就活で英語が必要になる場面について、詳しく見ていきましょう。

英語によるWebテスト

多くの企業では採用試験でWebテストを実施しており、外資系企業や商社など英語を重視する企業では英語で出題することもあります。主なテストはSPI・玉手箱・TG-WEBなどの適性検査で出題されますが、英語が組み込まれているケースが多いのは玉手箱やTG-WEBです。

難易度は大学入試の共通テストレベルを上回る程度で、TOEICで出題される長文読解と同程度の問題が出題される傾向はあります。

英語による書類選考や面接

英語を重視する企業の書類選考では、英語によるエントリーシートを求められることもあります。

日本語の履歴書でも誤字などはNGですが、英語のエントリーシートは特に完璧な内容を求められます。一度下書きでスペルチェックをし、間違いがないことを確認してから作成しましょう。文法に間違いがないかもチェックしてください。

面接が英語で行われる場合もあります。面接官が外国人であれば、初めから英語で進められることがほとんどです。日本人の場合でも英語を話せるか質問されてから、英語による面接が開始される場合はあります。

いつ英語を使う機会が来てもいいように、英作文や英会話には慣れておくようにしましょう。

英語面接で聞かれる質問の例

英語を重視する企業のなかには、そもそも面接を英語でおこなう場合もあるでしょう。しかし、英語であっても通常の面接と同様に、質問される事柄はある程度決まっています。頻繁に登場する質問事項は、以下のとおりです。

  • 自己紹介
  • 志望動機
  • 求人を知った経緯
  • 自身の長所や短所
  • 趣味
  • 数年後のプラン(人生設計)

それぞれの質問事項に対する回答を、事前に用意しておくことで、対応できる場合も多いです。落ち着いて準備をしておきましょう。

今からでもOK!就活に役立つ英語力を身につけよう!

ミーティング

「TOEIC700点なんて無理…」

「英語には自信があったのに…」

と落ち込む必要はありません。確かに年々、英語力を重視する企業は増えていますが、学生の間に対策できるレベルの入社条件である企業も多数あります。

また、ハイレベルな英語力を必要とする外資系企業でもあっても、早くから学習することで、採用となることも可能です。

TOEICの勉強をする

英語力を上げたいけれど、どうすればよいのかわからない方は、まずTOEICの勉強から始めるのがおすすめです。これまでの内容から、多くの企業でTOEICの点数が採用に関わることは、お分かりいただけていることでしょう。

そのため、就活準備として英語力を磨くのならば、TOEICの点数を上げることが近道です。自身が目指す企業では、TOEICで何点ほど必要なのか確認し、対策を始めてください。

英語の書籍を読む

英語力にある程度自信がついてきたら、今度は英語で書かれた書籍を読んでみましょう。英語に関わらず、ボキャブラリーを増やすために、最も効果的な方法は読書だといわれています。

単語帳などで闇雲に単語を暗記するよりも、実際にその単語がどのような使われ方をするのか理解することで、スムーズに覚えられるでしょう。

英語のニュースを読む

国際連合公用語英語検定試験など、試験問題に時事ネタが含んだ試験も多くあります。また面接でも、国際問題に触れた質問がされる可能性もあるでしょう。

しかし、外国のニュースは自ら情報を入手しようと動かなければ、知る機会がありません。英語の新聞やニュースを聞いたり読んだりすることは、海外の出来事を知りつつ、英語力を高めることができる、一石二鳥のお得な学習方法といえます。

就活で英語力をアピールする際の5つの注意点

会話する人のイメージ

就活で英語力をアピールする場合、いくつか注意したい点があります。まず、英語力はあくまでスキルのひとつであり、英語力以外で他者と差別化できる強みを用意することが必要です。また、アピールを裏付けるための資格は、早めに取得しておくようにしましょう。

就活で英語力をアピールする際、注意したい5つのポイントを紹介します。

1.英語力以外の強みも用意しておく

就活では、英語力以外の強みを用意することも忘れないようにしましょう。特に英語力を重視する企業では高い英語力を身につけた就活生が集まるため、それだけでは勝ち抜けません。英語力が採用条件となっている場合は、英語力が当然の前提で、それにプラスする強みの用意は必須です。

また、英語力は履歴書に書くTOEICなどのスコアで十分アピールになるため、面接であえて英語力をアピールする必要はありません。その分も他と差別化できる強みを用意し、アピールポイントにする方が有利といえるでしょう

2.就活が始まる前に試験を受ける

英語力のアピールには、TOEICのスコアや資格の取得が不可欠です。受験から結果が分かるまでには一定の期間があるため、就活が始まる前に余裕を持って取得しておくことが大切です。

例えば、TOEICは結果がわかるまで約1ヵ月要します。エントリーする1〜2ヵ月前までには結果を得られるよう受験の日程や申し込みの締め切りを確認し、スケジュールを立てておきましょう。

3.企業の方針や価値観に沿ってアピールする

英語力のアピールでは、応募する企業の方針や価値観に合わせることも大切です。英語を使う仕事でも、業務内容やコミュニケーションする相手がグループなのか個人なのかによって使用環境は変わります。

ただ英語を使う仕事と抽象的に語るのではなく、企業の方針や価値観に対して自分の英語がどのように関わり、役立つのかをアピールするとよいでしょう。

4.英語力を磨いた過程の努力や工夫を伝える

英語力は、実力のみでなく学習したプロセスもアピールにつながります。英語力を身につけたプロセスを通し、どのように取り組んできたかを伝えることが大きなアピールとなるのです。

英語力を身につけようと思った経緯や資格取得までの努力・工夫を伝えることで、入社後に仕事に取り組む姿勢をイメージしてもらえます

5.仕事で英語力を活かす方法を伝える

英語力は仕事に活かせなければ意味がありません。英語力と一口に言っても、英文の読解が得意であったりビジネス会話でのコミュニケーションができたりなど、アピールできるポイントは変わります。自分の英語力が仕事でどのように活かせるか、具体的に伝えましょう。

その企業のどのような業務で活かせるかを伝えることで、入社後に活躍できる人材であることをアピールできます。

就活でも英語力を発揮しよう!

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就活で通用する英語力について解説しました。もともと英語力に自信がある方も、そうでない方も、語学は継続しなければ身につきません。また就活には、どの程度の英語力が必要なのか、事前に知っておくことも必要でしょう。

就活に必要な英語力などは、就職相談「CHOICE!から相談することもできます。ぜひ参考にして、英語力を自身の武器にしてください。

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ハレダス編集部

こんな細かいところまで読んでくれてありがとう! この記事に出会った皆さまの未来が、少しでも「晴れだす」ように願いを込めて、今後もたくさんの記事を配信してまいります。

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