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初めての就職

はじめての就活。不安の解消方法をご紹介

はじめての就活、不安に感じることはきっと山ほどありますよね。正解がわからないまま何かに挑む、というのは怖いものです。失礼なことがないように、失敗しないように、という緊張もあると思います。

今回は就活の不安について説明していきながら、その解消方法をご紹介していきますので、あなたのはじめての就活に役立ててもらえればと思います。

就活の不安は「当たり前」

就活になると途端に「自分」について向き合う時間が増えますよね。小学校に入ってから正解を探す勉強ばかり、今までやってこなかったことをいきなりやれと言われているのですから、不安になったり上手くいかないことが出てくるのも当然です。

さらに、「就職」は自分の人生のターニングポイントのひとつでもあり、自分の選択が人生に関わるとなれば緊張するのも仕方がありません。

就活への不安と、解消ポイント


ポート株式会社が実施した2022年卒業の大学生における就活意識調査(※)によると、不安に思うことの上位3位は「選考がうまくいくかわからない」(39.6%)、「内定をもらえるか分からない」(38.6%)、「アピールできる強みや経験がない」(34.7%)が並びました。

そのあと20%台に「行きたい会社・やりたいことがわからない」が続きます。

皆さんはどうでしょうか。今回はこれに参考に不安と解消ポイントを述べていきたいと思います。

(※)22年卒向けキャリアパーク就活意識調査 Vol.1 より引用

就活はうまくいかなくて「当たり前」

前述したように、「就職」はその時期にならなければまず体験することができません。大学生の皆さんはほぼ始めての体験です。よって始めからすぐうまくやる、やらなければならない、というプレッシャーを過度に感じる必要はありません。

内定がもらえない可能性はありますが、その一社を逃したからと言ってあなたの人生が終わったわけではなく、今後どのようにでも描いていけるのが20代です。

【ポイント】企業が欲しい人材を把握する

例えば接客業と一概に言っても、格式高いブランド品を扱っており、ブランドイメージを損なわない対応を求められる会社もあれば、カジュアルで誰でも手に取りやすい商品を扱っており、フランクな対応が商品イメージと合う会社もあります。

前者の会社の場合は「マナーの良い」人材が好まれるでしょうが、後者は「人当たりの良さ」が重視されるでしょう。

エントリーシートや面接も人事が「あなたが企業のニーズに合っているか」ということを確かめるためのものなので、企業がどのような人材を欲しがっているか、採用ページやこれまでの先輩の声を聞いてイメージを固め、自分がマッチングしているか確かめていきましょう。合っていなかった場合、たとえ入りたい企業でも入れない可能性は充分大きいです。

アピールできる強みや経験がわからないのも「当たり前」

前述したように、学生時代自分の強みや経験を発表する機会はほぼ無かったでしょう。いきなりやれと言われても、どのように言語化してそのように伝えればいいのかわからないのも当たり前です。

【ポイント】人事が欲しい情報を提供するのがアピール

華々しい経歴なんて……と、ため息を吐きたくなるような、そんなアナタも大丈夫。人事が欲しい情報は、必ずしも「リーダー経験」や「成果」だけではありません。

ではなんだ?と思う方ばっかりだと思いますが、ここで大事なのは「人事の知りたい情報」であって、「あなたが教えたい自分の情報」ではないということ。

「アピールしたい自分の利点」と「人事が欲しい人材」のマッチング度に気をつけることが大切です。それさえ気をつければ、華々しい成果が無くても大丈夫。

人事はなにより、「これから共に働いていけるかどうか」を見ています。企業研究を行ない、企業はどのような人材が欲しいのか、そして自分のどんな活動が企業のニーズとマッチングするのかきちんと整理することが、きちんとしたより良いアピールへとつながるでしょう。

やりたいこと・行きたい企業がわからないのも「当たり前」

そもそも、会社は必ずしも自己実現の場ではありません。もちろんやりがいを持って働けるに越したことはありませんが、労働と自己実現が異なる方も大勢いらっしゃることを覚えていて下さい。

【ポイント】自分らしく働ける会社を探す

転職も当たり前になってきた時代、会社からの内定は勿論のこと、勤める会社だけで自分の価値を決める時代も過ぎています。大事なことは、「自分らしく働ける環境にいる」こと。無理をし続ければ、いつか体や心を壊しかねません。

自己分析、企業研究を進め、「こういう会社であれば自分は無理せず生活できそうだ」という会社を探してみるのもひとつの手段かと思います。

キラキラした経歴がなくても大丈夫!


できるだけ有益な人材を採用したいのが採用側の本音です。ここでポイントなのは、会社にとっての「有益」は千差万別ということ。何でもできる必要はありません。「会社にとって利益となる人材」が自分の経験上やってきたことや、得意とすることと合致するかが大事です。

リーダー経験は確かに希少かもしれませんが、リーダー気質ばかりが集まっても大変です。会社がどのような人材が欲しいのかよくよく調べ、自分がどのようなタイプか理解した上で、就活に望むことが、非常に重要なポイントと言えるでしょう。

そのため、人と比較しすぎる必要もありません。何度も言いますが、会社の「ほしい人材ポイント」は社風や業種によって千差万別です。

協調性を尊ぶ会社もあれば、個人主義の会社もあります。大企業か、ベンチャー企業か、など様々な要因があると思いますが、あなたにとって「就活の成功」は何か、考えることも必要となってくるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は就活の不安について説明していきながら、その解消方法をご紹介しました。様々なケースがあるかもしれませんが、大事なことは「あなたらしく、生き生きと働ける」会社で働けるようになること。ぜひ、企業研究と自己分析をした上で言語化に努め、あなたらしく働ける企業を探してみてください。

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Written by

山本 恵美

山本 恵美

大学卒業後、生活情報誌やファッション雑誌の記者・編集を経て、株式会社マイナビに入社。 15年間、人材サービス(就職・転職・障がい者採用)の分野において5000社以上の企業広告を担当。 2020年に起業し「合同会社綴」を設立。現在は企業取材・広報のほか、採用コンサルティングやキャリアアドバイザー業務等も行っている。

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