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コラム

パラレルワーカーの実態!メリット・デメリット・必要スキルをリアル解説

こんにちは。ハレダスでライターをしている山本です。

ここ数年、本業だけにとらわれない働き方を選ぶ人が多くなってきましたよね。副業や複業など、いくつかの仕事を並行しながら働く人のことを「パラレルワーカー」と呼ぶそう。

実は、私山本もその一人で、ここ数年で大きく働き方を変えました。今回は、パラレルワーカーという働き方を選んでみて、実際に感じたメリットやデメリット、パラレルワーカーとして働くために必要なスキルなどをお話ししていきたいと思います。

パラレルワーカーを選んだ理由

パラレルワークを選ぶ前は、大手人材サービス会社で会社員をしていました。「環境を変えて新たなチャレンジがしたい!」と、10年ほど勤めた会社から転職を決めたものの、年収が減ってしまうことが自分の中で懸念材料になっていました。でも、独立開業を選択するには、やっていけるか不安。そんなたくさんの葛藤と選択肢の中から見出したのが、複数の会社や業務を並行するパラレルワークという働き方でした。

現在は6つの仕事を兼業中

会社を退職した後、さまざまなご縁がつながり、今では6つのお仕事を兼業するようになりました。行政施設の広報業務や、編集プロダクションの制作、寄付金団体の理事、ナラティブマーケティングの研究団体の取締役など。これまでの経験を活かした業務から、はじめて挑戦する業務まで幅広いお仕事に携わらせてもらっています。

こうした働き方を続けてみると、毎日が「楽しい!」「忙しい…」「嬉しい!」「苦しい…」のせめぎ合いでした(笑)じゃあ具体的にどんなことが良かったのか、悪かったのか?パラレルワーカーを目指す方に少しでも参考になればと思い、まとめてみました。

パラレルワーカーを選ぶメリット

1.仕事の幅の広がる

一番感じているのは、広くさまざまな業務に携われること。

ひとつの企業に属していると、どうしても仕事の幅が狭くなってしまったり、会社のルールに従わなくてはいけなかったり、行動範囲や経験の幅が狭くなってしまいます。パラレルワーカーの場合は、行動制限がないので、自分の心のままに仕事の幅を広げられ、やりがいや楽しさを感じやすいのです。

2.人脈が広がる

さまざまな企業・団体と関わりを持つようになるので、出会う人の数が増えて人脈も広がります。

人脈が広がることで知り合いを紹介してもらえたり、新しい仕事を紹介してもらえたりと嬉しい連鎖に。何より人脈が広がると、いろんな価値観を持った方や、おもしろい事業をしている方と出会えるので、自分自身も襟をただすきっかけになるのが魅力だと思っています。

3.収入源を分散できる

パラレルワーカーは複数の収入源を持つことになるため、収入が担保できます。

特に複数社の固定収入があれば、1社との契約が終わってもちょっと安心。契約する会社や携わる業務によっては、収入が増える可能性も高くなります。時代の変化によって、安定した仕事の概念も変わりつつある今、収入源の分散は未来を生きるために、必要な手段だなと実感しています。


パラレルワーカーを選ぶデメリット

1.スケジュール管理が難しい

各会社、案件を複数かけ持ちしているため、注意してスケジュール管理しなければ、予定をブッキングしてしまいかねません。上手にタイムマネジメントしなければ、自分の時間が確保できなかったり、過労による体調不良が生じたりする恐れもあります。

2.専門性を磨くのが難しい

複数の仕事に携われる分、いろんなことが広く浅くになりがちに。また、ひとつの企業に属していれば、教育・研修制度によってインプットの機会は用意されていますが、パラレルワーカーの場合はほぼありません。そのため、意識して学びの機会を設けなければ専門性を磨くことは難しいでしょう。

パラレルワーカーに必要なスキル

6つの仕事を並行してみて、私が実感したパラレルワーカーに必要なスキルがあります。それは、「決断力」「時間管理能力」「危機管理能力」の3つ

これらが欠けてしまうと、各業務のバランス、自分自身の心と体のバランスがうまく保てなくなってしまうと痛感しました。具体的に決断力や時間管理能力、危機管理能力はなぜ必要なのかを解説していきます。

1.決断力

時間には限りがあるので、個人が受けられる仕事にも限りがあります。私が感じたのは、かけ持ちは複数社までが限界だということ。むやみやたらに広げてしまえば、ひとつの仕事のパフォーマンスが落ち、マイナスな結果を招きかねません。

そのため、仕事を広げる時には現状を見直し、仕事の整理が必要になってくるのです。見直す際に決断力がなければ、ズルズルと各会社との取引を続けてしまい、自分の首をしまうことも。自分がパラレルワーカーとして大切にしている仕事軸をきちんと持ち、決断していく力が必要です。

2.時間管理能力

複数の仕事かつ複数のワークスタイルで働くので、タイムマネジメントが必須になります。パラレルワーカーの多くは案件ベースでのお仕事のため、信用が第一。時間や納期に間に合わないともなれば、次の仕事にはつながりません。

また、休日管理をするのも自分なので、スケジュールに休日を組み込まなければ、「自分の時間がまったくない!」なんてことも。体調を崩すきっかけにもなりかねませんので、時間管理能力はパラレルワーカにとって必須のスキルです。

3.危機管理能力

人脈の広がりから、紹介でお仕事をいただく機会も増えるパラレルワーカー。紹介の場合は、契約書を交わすことなく双方の合意のもと、お仕事を進めることもありますよね。しかし、はじめに条件の擦り合わせをしていなければ、のちのち業務領域や報酬など、認識のズレが生じてしまい、トラブルになる可能性が高まります。

ですから、仕事をうける際には親しい中であっても、業務内容や報酬、勤務時間などをきちんと確認し、契約書等の書類を残しておくのがおすすめです。

パラレルワーカーとしての働き方で学んだこと


1年ほど複数の仕事をかけ持ちしながら、さまざまなワークスタイルで働いて感じたのは、メリットもデメリットも同様に生じてくるということ。しかし、これはひとつの企業に属していても同じで、自分が感じるメリット、デメリットの何を重視したいかが重要になるのだと感じました。

私は、業務の幅が広く、個人では携われないような仕事に挑戦させてもらえるパラレルワーカーとしての働き方がフィットしています。ただ、専門性を磨き、個人の力がどこまで通用するのか試したいのも事実。パラレルワークを経験したからこそ、自分の仕事軸や思いに気づけたのが、大きな収穫だと思います。

こうした学びを胸に、今後もパラレルワーカーとしての働き方は継続しつつ、得意分野を伸ばせる事業、会社設立にもチャレンジする予定です。働き方、業務領域に制限がないパラレルワーカーだからできる自己実現を追求していきたいと思っています。

今回私の経験をもとにお話ししてきたパラレルワーカーのあれこれ。少しでもパラレルワーカーを目指している方の参考になれば嬉しいです。

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Written by

山本 恵美

山本 恵美

大学卒業後、生活情報誌やファッション雑誌の記者・編集を経て、株式会社マイナビに入社。 15年間、人材サービス(就職・転職・障がい者採用)の分野において5000社以上の企業広告を担当。 2020年に起業し「合同会社綴」を設立。現在は企業取材・広報のほか、採用コンサルティングやキャリアアドバイザー業務等も行っている。

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