転職が決まり、退職まで有給を消化して過ごすという方は多いのではないでしょうか。中には1ヶ月半ほどの休みになる方もいるかもしれません。
この情勢下で難しい面もありますが、それでも折角社会人になって得ることができた長期休暇。今回は長期休暇だからこそできるオススメの過ごし方をお伝えしていきます。
社会人だからこそできることを
人生の夏休み、と言われるくらい長いのが大学の夏期、春期休暇。皆さんの中にはその時間を活かして旅行に行った方々も多いのではないでしょうか。しかし学生はやはりお金が無く、交通費もフェリーや夜行バスも使ったり、ホテルもなるべく安いところを探していた方が多いでしょう。
一方社会人は、お金がある分、自由な時間が失われ、旅行に行けたとしてもお盆やお正月など人が混み合う時期ばかり。そう言った意味で、有休消化中と言うのは自由な時間がありながら学生よりも貯蓄に余裕がある生活を送れるので、ぜひ社会人となった「今」しかできないことを探してみてください。
オススメの過ごし方
「せっかくの長期休暇だし」となにか特別なことをしないといけないような、そんな気持ちになる方も多いのではないでしょうか。確かに、旅行に行った、資格の勉強をした、というのは確かに有意義な過ごし方ですが、それをステータス化することで安心してはいませんか?
せっかくの自由な時間なので、「やらなければならない」という思考はちょっと置いておきましょう。社会人になると、「自分の為に使う時間」がかなり少なくなる、と皆さん感じているハズ。そこで今回は、「自分の為に時間を使う」ことを目的に、オススメの過ごし方をご紹介していきます。
自分のメンテナンスを行う
まず、仕事で忙しいと、ついついおろそかにしてしまうのが自分自身のことです。ぐっすり眠れない、ご飯も簡単に済ませてしまう、などなど。改めて自分の生活を見直し、例えば朝ご飯をしっかり準備して食べる、お風呂はシャワーで済まさずしっかりお湯に浸かる、ちょっと散歩に出かける…。など小さな事ですが「自分を大事にする」時間を日常的に取り入れ、一度体と心をリセットするのもいいかもしれません。
また自分のボディケア商品をワンランク上のものにしたり、家電を使いやすいものに買い換えたりと、自分の生活を改めて見直して改善していくのも、中々仕事で忙しいとできませんよね。ぜひ有休消化が1週間~2週間程度であれば、このような小さな事でも充分リフレッシュにつながると思うので、試してみてください。
気になっていたコンテンツに触れる
漫画、アニメ、ゲーム、本、などなど…。仕事で忙しいと30分のアニメでさえ見るのが億劫に感じますよね。ゲームや本だと更に難しく感じるのではないでしょうか。
折角の長期休暇なので、ここで一気に気になっていたコンテンツを消化してしまいましょう。
大きな買い物をする
退職が決定した後、退職金をもらえる方も少なくないでしょう。もちろん貯蓄もありですが、ぜひ時間がたっぷりある間に大きな買い物をしてしまうのもオススメです。新たな仕事が始まればまた慣れるまで時間もかかり、そちらに意識を割く余裕は少なくなるでしょう。自分の為の時間がタップリある有休消化中に、何を買うか、どのようなもの買うか、など考え実行するだけでも楽しく、達成感のあるものです。
大きな買い物、と抽象的な言い方をしましたが、その大きさは個人個人によって異なるので一概には言えません。ですが車や家、ペットなど一度購入するまでに熟慮すべきものは概ね大きな買い物と言って良いでしょう。
遊びに出かける
このご時世において、中々難易度が上がってしまいましたが、もし情勢が落ち着けばやはりオススメしたかったのが「外出」です。
特に1ヶ月近くあるのならば、海外旅行などもオススメしたかったのですが、現在は難しいですよね。国内でも充分アリですが、感染対策に気を使いながらの旅行が億劫であるならば、別の選択肢をチョイスしましょう。もちろん、「ここに行きたい!」と熱望する場所がありましたら、その熱意に勝るものはありません。ぜひこの休暇を活かして思い出を作ってください。
また、そう言った意味でオススメできるのが「アウトドア」。最近はグランピングなども1人利用が可能なので、屋内より感染対策などを気にせずリフレッシュしたいのならば、こういった場所を選びましょう。
また転職の時期によっては、閑散期と呼ばれる時期に有休消化する場合もあるでしょう。その際はぜひテーマパークなどもオススメ。基本屋外であり、社会人であればなかなか閑散期にテーマパークに出向くことは難しいので、行ってみる価値はあるでしょう。
自己研鑽の時間を設ける
社会人だとどうしても仕事中心の生活となってしまい、中々自分の時間が取りにくいもの。有休消化中は「自分のために使える時間」がたくさんあるわけですから、ぜひ新書などを読んで知識を取り入れたり、新たな語学の勉強をしたり、はたまた筋トレや運動をして体質の改善を図ったりと、自己研鑽の時間を設けるのも一つのリフレッシュ方法と言えるでしょう。
また最近はオフライン講座なども増えており、会場に出向かなくとも様々な学びの機会を得ることができます。自分の興味のあるジャンルについて深く調査し、新たな興味関心を探すのも、有意義な過ごし方のひとつと言えるでしょう。
ただ前述したように、有休消化中の自己研鑽は義務ではありません。なので「有休の間何もしなかった」と後悔する必要はなく、貴方自身の有意義な過ごし方を探してみてください。
気をつけるべきポイント
有休消化中は自分の為の時間が増えるわけですから、それは楽しいものです。しかし反面、会社に行かなくなったからこそ気をつけるべきことも出てきます。
体力が落ちる
当然のことながら、今まで会社に通勤し、働いていた体力を消費しなくなるわけですから、休暇が長ければ長いほど体力は落ちます。筋力が落ち、代謝が落ち、体重が増える代わりに体力が落ち…という状態で次の仕事を始めるのも中々に厳しいと言わざるをえません。
ぜひ休暇中と言っても、散歩やストレッチなど軽い運動は継続的に行うようにしましょう。
不規則な生活になる
これもまた同様で、今まで朝から昼に出勤し、夕に退社するという生活を送っていた人は、いきなりそのリズムが無くなるわけですから、生活リズムが崩れ、夜遅くまで起きて朝は遅い起床、なんてことになる人も出てくるでしょう。
これは食生活も同様で、会社に勤めていた頃より体を使わない分、空腹感を感じることも減るので食生活も乱れる可能性があります。
乱れた生活リズムのまま次の仕事先に臨むのはもちろんのこと、せっかくの休暇を無為に過ごし続けることになりかねません。いくら有休消化中と言っても、規則正しい生活は心がけるようにしましょう。
まとめ
今回は転職における有休休暇中のオススメの過ごし方をお伝えしてきました。前述したように、転職前の有休消化とは、「自分の為に使える時間」が増えたと言うこと。ぜひお伝えしたことを活かして、有意義な休暇を過ごしてもらえたらと思います。