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【2023年最新情報】転職は当たり前の時代へ|性別や年齢などの割合を解説

転職者の推移について

新卒で入った会社に終身雇用で勤める、なんていわれてきた時代は終わり、現在は「転職が当たり前の時代」といわれるようになっています。とはいえ、長年に渡り企業に根強く残ってきた終身雇用という文化。

本当に転職が当たり前になっているのでしょうか。まずは転職者の推移について見ていきましょう。

出典:労働力調査(詳細集計)2021年(令和3年)平均結果の概要

転職者の数は2011年から少しずつ増えていき、2019年にはここ10年ほどで最も多くなりました。ちょうどコロナ禍に入る前までの時期です。日本で初めてコロナの陽性者が確認されたのは2020年1月15日。それに合わせるように2020年から2021年にかけて大きく減少しています。

ただ、コロナ禍で減少しているというだけで、労働人口における転職への意識は非常に前向き、ということでしょう。

現在コロナは指定感染症2類相当ですが、これが5類相当まで下がり普通の風邪と同様の扱いになれば、転職者数はまた増加してくることが予想されます。

転職者の「年齢」と「性別」の割合


それでは次に、転職者の「年齢」と「性別」の割合について見ていきましょう。まずは年齢の割合からです。

年齢の割合

出典:労働力調査(詳細集計)2021年(令和3年)平均結果の概要

これは2021年のデータになります。男女ともに最も高いのは15~24歳で、そこから年齢が高くなるにつれ減少していきます。ただ、男性の場合は55~64歳で大きく伸びていることがわかります。

やはり現在の日本では、若いほど転職が有利であり、25~35歳までが1つの基準といえるでしょう。

また、人生100年時代といわれている昨今、ミドルシニアの転職やキャリア形成が盛んになっています。その影響もあり、55~65歳の年齢層において割合が高くなったと考えられます。

続いては性別の割合についてです。年齢の割合のところのグラフでも少し見ましたが、ここではもう少し具体的に見ていきましょう。

【男性の割合】(万人)

15〜24歳25~34歳35~44歳45~54歳55~64歳65歳以上総数
2019年324129212814165
2020年283425192713147
2021年242922202314133

【女性の割合】(万人)

15〜24歳25~34歳35~44歳45~54歳55~64歳65歳以上総数
2019年39453736227186
2020年32393540207172
2021年29373332187156

参考:労働力調査(詳細集計)2021年(令和3年)平均結果の概要

2019年から2021年のデータになります。男女の割合を比較してみると、45~55歳と65歳以上を除いて、女性の方が多くなっています。女性の場合は出産や子育てを行うという関係から、転職の数が男性よりも多くなっていると考えられます。

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転職に対するイメージ


現在はコロナ禍の影響で転職者の割合が減ってきているものの、コロナ前までは増加傾向にあるとお伝えしました。

ここからは転職に対するイメージについて、「ポジティブなイメージ」と「ネガティブなイメージ」、それぞれ具体的にどんなイメージを持っているのかを紹介していきます。

転職に対するポジティブなイメージ

まずはポジティブなイメージから見ていきましょう。

【これまでのスキルや経験を活かすことができる】
・自分の経験を評価してもらえるため<Web系/20代/女性>
・身に付けてきたことを活かせるため<営業/40代/男性>
・スキルや経験を活かせるのは、今の会社だけではないと思う<金融/20代/男性>

【待遇や働く環境が良くなる】
・同じ仕事内容と勤務時間で、給料と待遇が良くなるため<介護/20代/男性>
・今の会社に固執する必要はないし、待遇が良くなるところがあるならそこに転職したほうがいいと思う<Web系/30代/男性>
・給料は少し下がるけれど、残業がほとんどなくて働きやすい環境に行きたかった<事務/30代/女性>

【キャリアアップや経験を積める】
・今の会社では経験できないことを経験できたり、キャリアアップにもなるため<メーカー/50代/男性>
・若いうちにいろいろな経験を積んでおきたい<サービス/20代/女性>
・転職することで今よりも自分らしい働き方やキャリアを積めると思うから<Web系/20代/男性>

【新たなチャレンジができる】
・1つの場所だけじゃなくて、新しいチャレンジをしていきたい<サービス/20代/男性>
・本当に自分がやりたいことを見つけたいから<小売/20代/女性>
・自分の新しい側面を見つけられると思う<広告/30代/男性>

【時代の流れに乗るために】
・今は転職が当たり前になっている時代だから<金融/40代/男性>
・いつまでも古い体制のところでは成長できないため<メーカー/20代/男性>
・時代に合わせた働き方を求められるため、それに合わせていかなければならないと思う<Web系/30代/女性>

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転職に対するネガティブなイメージ

ポジティブなイメージには、いろいろな想いが込められていましたね。それでは次にネガティブなイメージについて見ていきましょう。

【転職するだけの実力がない】
・転職して活躍できるだけの実力はないと思う<サービス/30代/男性>
・今の自分の能力に自信がない<Web系/20代/女性>
・転職するならもう少し実力をつけてからにしたい<営業/20代/男性>

【また0からのスタートは気が引ける】
・また最初から人間関係を構築していくのが面倒<介護/30代/女性>
・上司ガチャに失敗したくない<商社/20代/男性>
・新しいことを覚える気力がない<金融/40代/男性>

【そもそも転職する必要がない】
・今の職場に満足しているので、今のところ転職の予定はない<Web系/30代/男性>
・長く勤めてきたので、今さら転職しようとは思わない<金融/40代/男性>
・今転職したら退職金が減ってしまうので<商社/50代/男性>

ネガティブなイメージもありましたが、「そもそも転職する必要がない」という方も少なからずいました。

転職する理由


次は転職する理由についてです。転職する人の多くは、今の職場になんらかの不満を持っていることがほとんど。ここではその理由や不満について、男性と女性と分けて見ていきます。

グラフの項目の内容
1:仕事の内容に興味を持てなかった
2:能力・個性・資格を活かせなかった
3:職場の人間関係が好ましくなかった
4:会社の将来が不安だった
5:給料等の収入が少なかった
6:労働時間、休日等の労働条件が悪かった
7:結婚
8:出産・育児
9:介護・看護
10:定年・契約期間の満了
11:会社都合
12:その他の理由(出向等を含む)

【男性の場合】(%)

【女性の場合】(%)

出典:厚生労働省『転職入職者の状況』
※出典の転職入職者が前職を辞めた理由を基に加工

ここで紹介するのは2020年のデータです。その他の理由を除けば、「職場の人間関係が好ましくなかった」と「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」が男女ともに多くなっています。

「結婚」と「出産・育児」のところでは、やはり女性の方が多い傾向が見受けられます。

まとめ

今回は転職の割合について、さまざまな視点から見てきました。まだコロナ禍が収束しない中、転職者の数自体は減少しているものの、転職へ前向きに捉える声も多いようです。あなたは転職について、どうお考えでしょうか。

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Written by

ハレダス編集部

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