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インタビュー

キャリアアドバイザー対談|アラサー女性が悩む人生設計。思い描く未来に進むための異業種転職とは

#転職 #キャリアアドバイザー #異業種 #アラサー

結婚や出産、社会人としてのキャリアアップなど、進む道が顕著に分かれ始めるアラサー世代。自分はどこに進みたいのか悩む人も多いでしょう。

「いずれ結婚や出産はしたいけど、キャリアも諦めたくない」。今回取材した女性のMさんも、同じ悩みを抱えていた一人です。思い描く人生を進むために、7年携わった料理人の仕事から異業種である営業に転職したMさん。

今回は、そんなMさんにキャリアアドバイザー兼ライターを務める山本がインタビューし、これまでの軌跡やジョブチェンジした感想などを聞いてみました。


ライター山本:今日はよろしくお願いします。まずは簡単に自己紹介をお願いします。

Mさん:28歳のMです。高校卒業後に地元を離れ、大阪に出てきました。専門学校卒業後、七年間料理人として働き、現在大手飲食系メディアのメディア営業を担当しています。

ライター山本:はじめは料理人として働かれていたとのことですが、昔からの夢だったのでしょうか?

Mさん:そうですね。幼少期から両親が共働きで忙しかったので、母親の手伝いがしたいと思いで、料理を始めたんです。それを褒めてもらって「将来は調理師になりたい」という気持ちが芽生えました。

その後も気持ちは変わらず、家政科がある高校へ進学し、卒業後には日本で最も有名な調理師の専門学校に行くために大阪に出てきました。

ライター山本:なるほど。調理師専門学校でのことも詳しく教えてください。

Mさん:一年制のコースを選択していたので、毎日授業がパンパンで夏には就職活動が始まりました(笑)学校には料理への思いが強い子からそうではない子まで幅広かったので、自分で言うのは恥ずかしいですが、成績はよかった方です。

「日本料理を極めたい」と目指す目標が明確だったため頑張れましたし、就職先も日本料理を提供しているお店を中心に探していました。

ライター山本:就職活動の進め方についてもう少し具体的にお伺いできますか?

Mさん:目指す方向は決まっているものの、どのお店に行きたいかまでは決まっていなくて。「女性の採用に積極的なところ」と「育成環境が整っているところ」この二つを軸に、先生に紹介してもらいましたね。

当時はまだ、料理人の世界は女性が活躍しにくかったので、この二つが整っていることは大切でした。無事、希望条件に合う大阪の日本料理店に就職が決まり、そこでは四年ほど働きました。

ライター山本:四年間働かれていれば、思い出もきっとたくさんありますよね。

Mさん:そうですね。私含め4人が一緒に入店したので、仲間と一緒に頑張れるような環境でモチベーション高く働けていました。はじめは朝早いことや労働時間が長いことに慣れなくてしんどかったですが、しんどさよりもやりがいの方が多い環境でありがたかったです。

ライター山本:着実に経験を重ねていらっしゃる印象を受けるのですが、転職を決意したのは何故ですか?

Mさん:簡単にまとめると、ステップアップしたかったからです。調理の世界はそれぞれの持ち場を与えられるんです。経験年数やスキルによって、どんどんレベルアップしていくのが基本。

私は料理長手前までいけたんですが、それ以上には上がれないポジションで。それなら違う目線、違うお店で料理してみたいなと感じ、転職を決意しました。

ライター山本:次の転職先のお店はどのようにして探しましたか?

Mさん:一万円を握り締めて、とにかくいろいろなお店を食べ歩きました(笑)その中で「ここだ」と思えたお店に働かせてもらえるように直談判。

そのお店は前のお店とは違い、親父さんと女将さんで切り盛りされているような、こじんまりとした高級日本料理店でした。

ライター山本:同じ日本料理とはいえ、環境を変えて苦しいことも多かったのではないでしょうか?

Mさん:そうですね。親父さんは昔ながらの職人気質な方で、はじめの2ヵ月位は上手く会話もできず、しんどかったですね。お客様ももちろん親父さんや女将さん目当てに来られる方ばかりで、自分の存在意義の薄さを痛感させられました。

ライター山本:苦しさを感じる中で、何をモチベーションに働いていたのですか?

Mさん:時間の経過とともに親父さんとの関係性も築けてきて、徐々に仕事も任せてもらえる場面が増えたんです。料理の味付けなどは親父さんが行っていましたが、お菓子に関してはすべて任せてもらえるようになりました。

毎月新しいお菓子を試作し、親父さんに食べてもらい、OKならお客様に出させてもらえて。それがモチベーションにつながっていましたね。仕事量は増えましたが、楽しかったです。

ライター山本:このお店では二年ほど働かれたと聞いています。辞めた理由を教えてください。

Mさん:25歳を過ぎて、周囲の友人たちの結婚ラッシュが始まりました。それまでは結婚願望はあまりなく、自分のお店を持ってキャリアを積んでいければと思っていたんです。

でも、料理人の仕事は時間や身体的にもハード。このまま続けていくと将来的に結婚・出産などのチャンスを逃すかもしれないと考えると、惜しいなと感じたんです。そこで仕事と私生活を両立できる環境に身を移そうと思い決断しました。


ライター山本:これまでの夢とは違う方向に進むことに勇気は入りませんでしたか?

Mさん:料理を始めたきっかけが「お母さんを楽させたかったから」であるように、私の原動力や行動の軸は、他者貢献なんです。そこに気づいたので、それなら料理という仕事じゃなくてもしたいことはできるのではないかと思いました。

会社員としての経験も一度しておきたかったですし、迷いなく今の環境を離れることを決断できました。

ライター山本:キャリアチェンジによってご自身のライフプランに影響はありましたか?

Mさん:料理人時代からお付き合いしていた人がいて、なんとなく結婚は意識していました。ただ料理人の仕事は本当にハードですし、私が器用ではないので、あのまま続けていたら結婚に踏み切れなかったと思います。

辞める決断をしたからこそ、彼との結婚にも本腰を入れて向き合えたのは確かですね。実際にキャリアチェンジ後、入籍しました。

ライター山本:現在働かれている企業に入社した経緯についても教えてください。

Mさん:大学も出ていないですし、そもそも採用してもらえる会社が少ないだろうなと思っていたんです。その中で採用してもらえる会社ってどこだろう?自分の今の知識を活かせる環境ってどこだろう?と考えていた時に、大手飲食系メディアのメディア営業の求人を見つけました。初めての本格的な就職活動だったので緊張しましたが、前職での経験も考慮いただき、スムーズに採用まで進みました。

ライター山本:初めての企業かつ異業種でのお仕事。働いてみていかがでしたか?

Mさん:料理人時代は、朝8時から市場に行って夜12時まで片付けや次の日の仕込みをする生活でした。

今は10時~19時で残業代も付くし、服装もきちんとしていくので、単純に新鮮で楽しかったですね。営業の仕事に関しては、コロナの影響もあり入社から三ヵ月間は成果が出なくて辛かったです。

ライター山本:楽しさと辛さ両方を感じられていたとのこと。辛さはどのように乗り越えましたか?

Mさん:成果については、最初は売り方を知らなかったり、自信を持って商材を紹介できていなかったりしたのが原因だったので、基礎的な気持ちの転換を行いました。気持ちが変わると結果も徐々についてくるようになって。面白さを感じるようになりました。

ライター山本:結果が出てくるとすごく楽しいですよね。現在お仕事にやりがいを感じているところも教えてください。

Mさん:やはりここに戻ってくるのですが、他者貢献につながっているところ。売り上げがプラスになったとお客様からお声をいただけるのがすごく嬉しいです。

もちろん数字を達成したり、期限内にタスクを終わらせたりすることも、料理人ではなかったやりがいなので、私にとってはモチベーションにつながっています。

ライター山本:最後にMさんの今後のビジョンをお聞かせください。

Mさん:基本的に仕事が好きで、結婚しても自立していたい気持ちがあります。バリバリ働く母を見てきたので、自分の稼いだお金でおいしいものを食べて、生活を豊かにしたいと思っています。

それだけではモチベーションが保てなくなると思うので、やっぱりキャリアアップも目指したいですね。今までは自分はプレイヤーとして働き続ける想像しかしていなかったですが、最近はマネジメントに興味も出てきました。ゆくゆくは飲食企業の販促とかにも挑戦したいなとも思っています。

これから出産など女性としてのライフイベントを迎えるかもしれませんが、変わらず仕事はし続けていきたいですね。

ライター山本:本日はありがとうございました。これからも頑張ってくださいね!

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Written by

山本 恵美

山本 恵美

大学卒業後、生活情報誌やファッション雑誌の記者・編集を経て、株式会社マイナビに入社。 15年間、人材サービス(就職・転職・障がい者採用)の分野において5000社以上の企業広告を担当。 2020年に起業し「合同会社綴」を設立。現在は企業取材・広報のほか、採用コンサルティングやキャリアアドバイザー業務等も行っている。