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ボーナスが少ない理由から転職を目指す方に転職時の注意点とは?

夏と冬のボーナスは、生活をするうえで重要な収入です。支給額によっては将来に不安を感じることもあるでしょう。

そのため、ボーナスが低い今の会社から、ボーナスが高い別企業への転職を考えている方も多いのではないでしょうか?

ボーナスの平均支給額をはじめ、ボーナスが少ない理由、デメリット、転職時の注意点までをこの記事で解説していきます。

この記事を読めばわかること
●ボーナスの平均支給額
●ボーナスが少ない理由
●ボーナスが少ないメリットとデメリット
●転職時の注意点

ボーナス・賞与の平均支給額


厚生労働省の調査によると、令和2年10月1日から令和3年9月30日までのボーナス・賞与の平均支給額は1,085,260円でした。

宿泊業・飲食サービス業の平均賞与額が270,622円と最も低く、公務員2,084,615円が最も高い賞与額です。

令和3年のボーナス・賞与は企業の79.1%が支給され、企業の21.2%で昨年より増加しているとのこと。4業界で2年連続冬季賞与が高まっていることから、人流増加や政策支援などが要因となっていると言われています。

参考:厚生労働省「健康保険・船員保険 被保険者実態調査報告」より筆者が計算
帝国データバンク「2022年冬季賞与の動向調査

ボーナス・賞与が少ない理由


ボーナスが少ないことには理由があります。
では、順にみていきましょう。

支給義務がないため

労働基準法により、給与が支給を義務付けられていることに対し、ボーナス・賞与の支給は義務付けられていません。つまり、企業がボーナス・賞与を支払うのは自由選択なのです。

そのため、会社の業績が悪かったり、リスク対策や事業拡大を目的に貯蓄したりしている場合はボーナスが少なくなります。

しかし、就業規則や求人広告でボーナス・賞与の支給を明言しているにも関わらず、支払わなければ契約違反となり、請求することが可能です。

評価が低いため

会社への貢献度が低かったり、勤務態度が悪かったりする場合には従業員への評価が低くなり、ボーナスが少なくなります。また、会社が期待する能力より劣っている場合にも少なくなる可能性があります。

ボーナス・賞与額が少ない業界であるため

前述の通り、宿泊業や飲食サービス業は賞与平均支給額が低く、公務員は高い傾向にあるなど、業界によってボーナスの金額には差があります。

たとえ自身と同じ能力をもつ人がいたとしても、業界が違えば支給額は大きく異なります。

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ボーナス・賞与が少ない企業のデメリット


ボーナス・賞与が低いとどのようなデメリットがあるのでしょうか。
1つずつみていきましょう。

モチベーションの維持が難しい

お金がすべてではないにしても、ボーナス・賞与額が高いとうれしいですよね。しかし、思っていたより少なかったり出なかったりすると、日々の頑張りが認められていない気がしてモチベーションが下がります。

また、支給額が少ないと企業の将来への不安も生まれ、モチベーションを高く保てないかもしれません。

貯金・投資ができない

老後2,000万円問題がうたわれる現代では、ボーナスを貯蓄に回す方が多いのではないでしょうか。また、結婚資金や学資などのため、投資により貯蓄の増加を考えている方もいるはずです。しかし、ボーナス支給額が低いと、思ったように貯蓄・投資ができません。

大きな買い物ができない

家電や自動車、マイホームなどの購入にはまとまったお金が必要です。そのため、普段の給与だけでは購入ができない方もいるでしょう。

しかし、もしローンを組む場合には計画性が必要です。ボーナス・賞与は業績によって変化する可能性が高いため、ボーナスだけを頼ってローンを組むのは賢明ではありません。

ボーナス・賞与が少ない企業のメリット


ボーナス・賞与が少ないことにはさまざまなデメリットがあり、悪いイメージを持ちがちです。では、ボーナスが少なかったり、まったく出なかったりする場合にメリットはあるのでしょうか?

ボーナスカットで焦る必要がない

企業の自由選択であるボーナスの支給は、不景気や業績悪化の影響でボーナスカットされることがあります

多くの企業では、就業規則に「賞与は業績による」と書かれており、支給月にボーナスカットを伝えられる可能性もあるのです。ボーナスを期待して高額なものを購入していたり、生計を立てていたりする場合には、大きな焦りが生まれることでしょう。

それに対し、ボーナスが少なかったりまったく出なかったりする会社であれば、ボーナスカットに焦る必要はありません。

給与が高い可能性がある

企業によっては、ボーナスが少ない・出ないことを考慮して給与を高く設定している可能性があります。

労働の対価として支払われる給与や、普段の努力を認められた気持ちになるボーナスは、少ないとモチベーションが下がります。

また、同業界の他企業と比較して転職を考えるかもしれません。人員の流出を避けるためにも、給与を高く設定している企業が多いのです。

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ボーナス・賞与が少ない企業からの転職時の注意点


ボーナスの多さにはメリット・デメリットがあります。それらを踏まえたうえで、生活や将来のことを考え、転職する場合には3つの注意点があります。

では、順にみていきましょう。

①支給実績を確認する

ボーナスの支給金額について、決まりはありません。そのため、場合によっては想像以上に支給額が少ない場合があります。

転職する際には、求人広告に記載されている文章をしっかり確認するようにしましょう。「臨時ボーナスあり」「賞与〇か月分支給」などの文章には注意が必要。「昨年度の支給実績」が書いているかをチェックする必要があります。

また、企業によっては数年前の支給額を実績として掲載している可能性も。「昨年度の支給実績」を重視して見るようにしてください。

②年収や給与をチェックする

昨年度の支給実績が高いことだけで転職を決めると、年収が低くなる可能性があります。目先のボーナスだけに飛びつかず、年収や月々の給与の確認も行いましょう。

また、年俸制の企業であれば、ボーナスの支給額を分割して月々の給与に加えて支払われます。そのため、給与体系のチェックも必須です。

現在の生活と将来の生活を比較し、年収が上がることをしっかり確認してから転職を決断しましょう。

③労働組合があるかを確認する

「ボーナスの支給が自由選択なら、支給しない企業が多いのでは?」そう考えた方もいるでしょう。ボーナスの支給は労働組合が得た権利であり、支給しないと厳しく追及されるため、ボーナスが支払われているのです。

労働組合がある場合には、不当に低額の支給をされた際に集団交渉ができます。また、従業員の権利を尊重していると判断できます。そのため、労働組合があると安心でしょう。

④昇給制度も確認

昇給の見込みがなければ、ライフステージの変化や老後など大きなお金が必要になる時に困ってしまうかもしれません。ボーナスが高いだけで転職を決めず、昇給の有無も確認するようにしてください。口コミサイトを確認したり、ホームページや求人広告に記載されているキャリアプランを見たりして、将来の計画を立てましょう。

まとめ

ボーナスが低いと貯蓄ができなかったり、モチベーションを保てなかったりするため、転職を考える大きな要因となりますよね。しかし、ボーナスのことだけを考えて転職をしてしまうと年収が下がってしまう可能性もあります。

ハレダスでは、転職に関する相談を承っています。「今より給与を上げたい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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Written by

ハレダス編集部

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