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転職・副業

コロナ禍の今、本当に転職するべきなのか?転職時期の見極め方

本記事では、転職したいと考えたときに知っておきたい、転職時期の見極め方についてまとめています。

「今すぐ転職したい」とその場の勢いで転職を決めてしまい、後悔してしまったという経験がある方もいるでしょう。

特にコロナ禍の今は、先を考えずに転職しようとすると転職先が見つからず「会社を辞めなければよかった……」といった状況にもなりかねません。

「転職」の2文字が脳裏をよぎったとき、ぜひ参考にしてみてください。

転職する前にやるべきこと

チェックリスト

転職を検討する際には、一度落ち着いて、今の職場を見つめ直すことからはじめてみましょう。自分は今の職場を好きなのか嫌いなのかという主観的な視点と、周囲の意見などの客観的な視点があるとベストです。

今の職場は好きか、嫌いか考えてみる

今の職場が「好きとはいえない」程度ならまだしも「嫌い」だと強く感じる場合は、転職を考えてもよいでしょう。

しかし、職場のすべてが自分にとって「好き」なものであるとは限りません。場合によっては、自分の「好き嫌い」の幅を広げる努力が必要になることもあります。

このとき重要なポイントは「その問題がなかったら辞めたいと思うかどうか」と、一歩踏み込んで考えてみることです。例えば、仕事や上司が嫌いだと感じる場合は、上司に掛け合って部署を異動させてもらうことで問題を解決できるかもしれません。

それでも改善方法がまったくないようであれば、転職を考えてもよいでしょう。

周囲に相談してみる

家族や信頼できる知人などに、自分の現状を相談してみることも大切です。他の人に相談することで、自分の気持ちが整理され、客観的な視点で現状を見つめ直すことができます。

特に社内に信頼できる人がいて、相談できればベストです。家族や他社の知人よりも内情をよく知っており、より深く自分の状況を理解してくれるでしょう。上司であれば現状の改善に繋がり、転職をしなくても済むかもしれません。

ただし、あまり親しくない社内の人に相談してしまうと、知らないうちに噂が広まるリスクもあるため注意しましょう。

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今すぐ転職してはいけない人の特徴3つ

悩む

「今すぐにでも転職したい」と、思いつきで転職しても、うまくいかない人がたくさんいます。

転職がうまくいかない人には、一定の特徴があるものです。代表的な事例を3つ紹介するので、自分の胸に手をあてて考えてみましょう。

1.コロナを言い訳にして成果を出せていない

「現状では成果を出せないから」という理由で転職を考えている人は、転職してもうまくいかない可能性が高いです。

特にコロナの影響でリモートワークになり「これまでと同じような働き方ができないから成果が出せない」という人は、社会を生き抜く力が乏しいため、転職先でも同じ言い訳をしてしまう可能性が高いでしょう。今後もリモートワークが定常化した場合、コロナを言い訳にしている人は、できる仕事が少なくなってしまいます。

実際、コロナ禍になって売上がたたないからと閉店してしまった飲食店もあれば、何とか売上をたてようとテイクアウトをスタートさせて生き残っている飲食店もあります。

どんなに厳しい状況にあっても、安易に働く場所を変えるのではなく「いま自分に何ができるか」を考えることが重要です。

2.単純に疲れている

「長時間労働や過度なストレスで疲れてしまっている」などの理由で転職を考えている人も要注意です。毎日のように疲れやストレスを感じる現場にいる方であれば、現状から抜け出したくなり、転職という選択肢に頭に浮かぶかもしれません。

しかし、疲れている時は冷静な判断をすることが難しいため、一時の感情で転職を決めてしまうと後悔する可能性があります。よって「疲れた、転職したい」と思ったときには、まずは体をゆっくり休めましょう。

その後、落ち着いた状態になったときに「なぜ疲れを感じるのか」という部分に真摯に向き合い、原因を取り除くことは可能かどうか考えてみることがおすすめです。

3.仕事内容や給与に不満がある

「今の仕事内容や給与面に不満があるから転職したい」と考えている人も、一度立ち止まって考え直してみる必要があります。

仕事内容に不満があるのならば、どのような不満があるのかを客観的に判断し、業務を変えたり部署を変えたりすることができるかどうか、会社に相談してみましょう。

給与面に不満があって転職したとしても、転職先で必ず給与が上がるとは限りません。むしろ中途採用やキャリアチェンジの場合は、給与が下がる可能性もあります。まずは現在の職場で昇給の可能性があるかどうか、確認してみましょう。

もしかしたら、現在の仕事も給与が、自分の実力に見合わない内容や金額になっているかもしれません。その場合は、謙虚に学び成長できなければ、転職しても仕事内容や給与面が改善される可能性は低いでしょう。

今すぐ転職すべき人の特徴3つ

OK

会社のことを考えると気が塞いでしまったり、人間関係の問題や辞めることへの罪悪感を抱えていたりする人は、今すぐ転職すべきです。

これらの特徴を持つ人達がなぜ今すぐにでも転職すべきなのか、転職してはいけない人との違いは何なのかについてもまとめました。似たような現状で未だ転職に踏み切れていない人は、参考にしてみてください。

1.会社のことを考えると憂うつになる

仕事の悩みを考えると憂うつになり、プライベートも満足に楽しめないような人は、転職を考えたほうがよいでしょう。

真面目な人や繊細な人ほど、人間関係がよくなかったり社内に問題があったりすると、自分のせいだと責めてしまいがちです。

問題に向き合い、解決に取り組むこと自体はよいことですが、そのために気持ちが塞ぎこんでしまうことや、ひどいときには体に影響する場合もあるなど、自分の許容量を超える問題を抱え込んでしまっている可能性があるでしょう。

憂うつな気持ちを放置しておくと、うつ病になってしまうことがあります。場合によっては、今後のキャリアに影響を及ぼす可能性もあるため、早めの改善が必要です。

2.人間関係に悩みがある

職場の人間関係でひどく悩んでいる人は、転職を考えたほうがいいでしょう。

「うまが合わない」「何かと目をつけられてしまう」「感覚が合わず衝突してしまう」といったことが起きると、仕事のモチベーションにも影響します。

特に上司との関係がよくない場合は、部署異動などの相談も難しいため、現状を改善しづらくなります。

社内ローテーションが頻繁に実施される職場であれば問題ありませんが、部署異動もできず、自分から接し方を変えても状況が改善されない場合は、転職を検討しましょう。

3.辞めることに罪悪感がある

ブラック企業に勤める人に多いのが、会社を辞めること自体に罪悪感があり、転職できないパターンです。

例えば「仕事が多い、給料に見合わないという理由で転職すると『逃げ』になってしまうのではないか」「自分が辞めると、残った人に迷惑がかかるのではないか」と考えてしまう人が一定数います。

しかし、自分の人生は自分だけのものです。「今後キャリアアップやスキルアップを目指したい」「やりたいことのために時間を作りたい」という思いがある方は、自分の力をより発揮しやすい環境へ移ったほうが人生にもプラスになるでしょう。

今後のキャリアプランを描いてみよう

キャリアプラン

転職を成功させるためにも、転職を決める前に今後のキャリアプランを思い描いてみましょう。

辞めた後のキャリアプランを思い描いていない人の多くは、結局転職先でもうまくいかず、何度も転職を繰り返す傾向があります。本章ではキャリアプランを思い描くための、3つのポイントを紹介します。

これからの社会に必要とされる人物像

リモートワークの推進やジョブ型雇用をはじめとする働き方改革によって、職場環境は常に変化している状況です。そのため、現在は専門的なスキルを持っている人が、より必要とされる時代になっています。

従来のメンバー型雇用は終身雇用が基本で、1社の中で様々な仕事を網羅することで、総合的な能力を身につけることが求められていました。しかし、ジョブ型雇用では、より専門的な分野に特化した人材が必要になります。

10年後の自分を想像する

転職した後も人生は続くため「10年後の自分はどうしているか」「20年後の自分はどうしているか」といった将来像を想像してみましょう。

携わりたい仕事や自分のスキルやキャリア、といった仕事面はもちろんのこと、住んでいる家や家族、プライベートの時間の使い方などについて、自由かつ具体的に想像することが重要です。

自分の将来像が想像できたら、今の仕事を継続した先にその未来が待っているかどうか判断しましょう。

将来の自分のためにできることは何か?

自分の人生は自分のものであり、時間には限りがあるので、将来の自分のために今できることは何かを考えてみましょう。

人間関係や職場環境に不満があり、それが自分の業務やキャリアアップの妨げとなっているようであれば、不満の解消に努めて一刻も早く成長できる環境を整えることが将来の自分のためになります。

上司や周囲に部署異動や仕事の改善を相談した結果、中期的に改善の見込みがないと感じた場合は、転職を決めてもよいでしょう。短期的に成果を出すことは難しくても、中期的に改善できる企業は少なくありません。

ただし、長期的に改善されない場合は時間の無駄といえるため、中期的に改善されるかどうかが転職時期を見極める境目といえるでしょう。

コロナ禍の今転職するかどうか冷静に見直そう

転職

「今すぐ転職したい」と思ったときに知っておきたい、転職時期の見極め方についてまとめました。

特にコロナ禍の今、職場を解雇されてやむを得ず職を探す人も増え、求人倍率は低下する傾向にあります。そのため、すぐに転職しないと、新しい仕事を見つけることが困難になると焦ってしまうかもしれません。

しかし、今の職場環境や人間関係に不満があっても、最大限改善しようと努力する人、困難な状況を打破するために何かできる人こそ、現代社会を生き抜く力がある企業が欲しい人材であるといえるでしょう。

転職時期を見極めるには、自分の現状を見直し、自分の人生のためのチャレンジだと思って向き合ってみることが大切です。なお、今転職するべきかどうかに迷っている人は、ハレダスのお仕事相談会も活用してみてください。

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Written by

ハレダス編集部

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