「責任ある立場で挑戦することで、自ら学び成長して欲しい」｜株式会社OffAXIS

2019年に創業された「株式会社OffAXIS（オフアクシス）」は、採用コンサルティングや人材育成、アウトソーシング事業などを行っている会社です。

代表を務める水吉隼一（みずよしじゅんいち）さんは、ウェイクボードのプロを諦め、そこから飲食店やリフォーム会社、探偵事務所、通信関係会社などで色々な経験をされてきた面白い経歴の持ち主です。

今回はそんなバイタリティ溢れる水吉さんのこれまでの歩みや、同社の働き方の特徴をご紹介します。

さまざまな「働く」を学んだ20〜30代

スポーツを離れ、初めての就職

高校３年生からウェイクボードを始め、大学４年間も没頭、プロを目指してアメリカに留学した水吉さんですが、本場のプロのレベルの高さを目の当たりにして「これはダメだ」と潔く引退。

その後、行きつけの焼肉屋の社長に誘われ、22〜23歳の頃に焼肉屋に就職します。

そこで2年間ほど店長として働き、お店を譲り受けないかと提案があったそうですが、「水吉くんは飲食の前に、1度営業をやったほうがいいよ」という知人の言葉を受け、ひとまず営業職を目指すことに。

なにも知らないまま“稼げる”で決めた営業職

営業職で最初に就職したのは、リフォーム会社でした。

はじめはコピーの仕方すらわからないルーキーでしたが、ウェイクボードで培ったコミュニケーション能力を活かしてがむしゃらに頑張った結果、入社1カ月で新規契約部門で1位に。

ただ、「リフォームが完了してから、初めて給料が支払われる」とその時に初めて言われた水吉さんは、3カ月も待てないと早々に退職を決意します。

リフォーム会社を退職したその日に、「営業　稼げる」というキーワードだけでインターネットで検索。

次に見つけた会社は学習教材の訪問販売の会社でした。

今でこそ厳しい世界ですが、当時何も知らなかった水吉さんは、とりあえず稼げるだろうという思いだけで入社。

結果的に、これまでの最年少記録や売上最高記録を全て塗り替える成績を叩き出します。

恵まれた上司にも出会い、営業の理論や理屈、心理学や営業学などのノウハウを多く教わりました。

25歳にして年収1200万円ほどを手にし、順調のように思えましたが、法律の改正により会社が倒産してしまい、やむを得ず再び転職することとなります。

30代で3度目の転職、40歳目前で退社

その後、しばらくはフリーで営業の研修講師や、探偵事務所の営業をしながら、家族のためにも長く続けられる仕事を探し、募集広告に出ていた通信関係会社の営業職を見つけます。

自らも営業を行なったり、中途社員や新入社員の研修を担当しながら9年ほど在籍。

最終的に役員に近いポジションまで昇格しますが、社長との考え方がどうしても合わず、39歳のときに退職します。

スタッフ全員が異なる事業に挑戦する「株式会社OffAXIS」

これまで何度か転職してきた水吉さんですが、40歳を迎えるまでに自分の軸を作っておかないとこれ以降は修正がむずかしいと考え、「株式会社OffAXIS」を起業します。

会社名の「OffAXIS」は、アクシスは“軸”、オフは軸をなくすのではなく“ずらす”という意味。

「どの会社にも軸があって、それはそれで素晴らしいけれど、もし今のやり方でうまくいかない時には、ちょっと軸をずらすとうまくいきますよ、というアドバイスができるような会社になりたい」と水吉さんは語ります。

が、実はそれは建前で、本当はウェイクボードで「オフアクシス」という技があるのだとか。

全日本大会にも出場した思い入れのある技のため、意味も丁度いいと名付けたそうです。

業種はさまざま、ひとりひとりが事業責任者

現在、「株式会社OffAXIS」には水吉さんを含め5名の社員が在籍していますが、5人全員がやっている事業はバラバラ。ひとりひとりが事業責任者として働いています。

水吉さんは採用関係のコンサルティング業務や研修講師、IT関連、MEOなどを、ほかの社員は通信関連の営業や廃品回収事業、ゴミ屋敷清掃、ITエンジニアなどと、本当に幅広い業務を行なっています。

そこには水吉さんの社員に対するこんな考え方があります。

今後も将来性がありそうな面白い事業であれば、新規開拓していく可能性も大いにあるとのこと。大事なのは責任をもって自分で考えて動くこと。

「何かを変えたい」「何かに挑戦したい」という思いを持った方に、ぴったりの企業です。