大阪・梅田のESTフードホール内にある「Meat and 3choice HandS」で店長として活躍されている長岡悠希さん。
周囲の華やかなアパレルショップにも負けない、お洒落なお店構えが目印です。コロナ禍においてもメニューの変更など、様々な工夫によって売上も好調です。
これまで二度の転職経験がある長岡さんが、現在の岡山フードサービスを選んだ決め手は何だったのでしょうか?
「やりたいこと」より「できること」を仕事に!
そもそも、転職しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。
元々私、外国語学部だったこともあって英語を活かして働きたいな、って思っていたんです。でも実際就活をしてみると、そうも言っていられない。それで、最初は名の通った大手企業からご縁をいただき、入社しました。
店舗での靴の販売だったのですが、順調に実績を重ねて店長にもなりました。店長として働いていくうちにもうこの店は軌道に乗ったな、と感じたので退職を決意したんです。
笑顔でそう語る長岡さん。普通は軌道に乗り始めた段階でやめるのは勿体ない、と感じる人が多いですが、長岡さんは「やり切った」と感じ、既に新たな挑戦先を探していました。
正直、人間関係で悩んでいた、というのも理由の一つでしたね。
そろそろ転職したいな。そう考えていた時に、とある会社からバイトで入らない?って声をかけてもらったんです。元々私、そこで大学時代に1年間働いていて。はちみつを販売する会社です。
「あ、面白そう!」って思えたことがきっかけでした。
阪神百貨店内の店舗で5年間販売に携わりましたが、元々は1年限りで辞めようと思っていたんですよ。やっぱり正社員として働きたかったので。
ただ、ちょうどその頃、元々通っていた英会話学校の先生から「一緒にホームティーチャーをやらないか?」と声をかけていただき、始める事になりました。
そっちも続けたかったので、結果としてアルバイト期間が長くなった感じです。
このまま英語を活かした仕事に就きたいな、という思いがありましたが、そんな折にコロナが流行り始めました。
語学力が必要な求人の数も減っていたし、とりあえず「やりたいこと」より「できること」を優先して転職先を探してみよう、って考え直しました。
この人になら無茶言われてもやってみよう!と思えた。
とにかく色んな求人情報を見て、たくさん応募しました。10社以上は受けたはずです。
その中でも岡山フードサービスを受けた時の面接官だった古大工さん (現:外食事業部 部長)が、ダントツで印象に残っていて。「この人と一緒に仕事をしてみたい」と思わせてくれる方でした。
他にも選考は進んでいましたが、最後は古大工さんの人柄が決め手になって入社を決意しました。
面接って普通はこれまでの経歴とか、固い話からになると思うのですが、そういうのがほとんどなかったです。
最初はそれこそ普通の対面形式だったのですが、気づけば「ちょっとこれ見てや〜、こんなん今ウチでやっててな〜」とかなりカジュアルに話し出したのでびっくりしました。笑
終始、一緒に頑張ろう!という雰囲気で接してくださったので、この人についていきたい!って気持ちが大きくなっていきました。
こういう気持ちって、1社目と2社目にはなかったので、「人の良さ」が岡山フードサービスならではの魅力だと感じます。
転職活動をする上で条件って確かに大切で、実際に私もかなり重視していました。
正直、求人情報は待遇と給与しか見ていなかったです。だから岡山フードサービスに応募したのも待遇以外何も知らない状態で。
けれど、結局は待遇よりもフィーリングが合うかが大きなポイントでした。
この会社なら自分の能力を発揮できる!と感じたという長岡さん。固定観念に囚われすぎずに「できることをやろう」と切り替えたことが新たな縁に繋がりました。
しんどさに見あったお給料が欲しい!と伝えてみたら…
入社してまずルクア大阪の「ロマン亭」にスタッフとして配属されました。
ここはまだできたばかりだからオペレーションも整っていないし大変なことも多い、というのは事前に聞かされていました。それでも一緒にやってくれる?と心配してくれて。
周囲の言う通り、かなりキツかったのは確かです。諸事情があって店長が不在だったので、アルバイトの方から仕事を教えてもらっていました。
でも私「挑戦」するのが好きなので、そこまで負担には感じなかったですね。自分ができることは何でもやりたいし、力を発揮したいと思っていました。
ただ、しんどい分それに見合った給与は欲しい、という話も最初にしました。意外にもすんなり受け入れてもらえましたね。
なかなか最初に言いづらい話にもズバッと切り込む長岡さん。さらにはこんなお話もありました。
私、責任を取れる範囲でしかやりたくないんです。自分のやる仕事に責任を持ちたいから、できないことはきちんと「私にはできない」と伝えることも大切にしています。できないから教えてください、と素直に伝えることも心がけています。
NOと言える日本人である彼女のルーツは、海外経験にありました。
短期ですが海外留学をしていた事や、小さい頃から英語でのコミュニケーションに慣れ親しんでいたのもあって、「NO」って言わなきゃいけない!っていうのがありましたね。
笑顔が眩しい長岡さんですが、自分自身の能力を客観視して冷静に判断する、かなりのキレ者でもありました。
【Meat and 3choice HandS】のお仕事に応募するコロナ禍で起きた働き方の変化は?
当初はやっぱりお客様は激減しました。テイクアウトは増えましたが。その需要に対応するために、マネージャーと連携してメニューの変更にも取り組みました。
自粛期間中でしたが、それでも一定数は出社しているOLの方なんかもいらっしゃって。そんな人たちのランチを摂る場所がないのはどうなの!?ってことで本部に「ランチタイムだけでよいので、お店開けたいです!」と提案しました。
そしたら、即、「いいよ!」と…。笑
やりたいことや提案に対しては大体すぐに許可が下りるので、自由にさせてもらっています。
色々工夫を重ねたらコロナで下降していた売上が上がり、客層も広がりました。
これから仕事でやってみたいことってありますか?と尋ねると、岡山フードサービスに勤める長岡さんならではの回答が。
やってみたい!と思った事が、随時すぐに叶っていくので内に秘めたものは特にないんですよ。やりたいと思った瞬間には私から発信して、そしたら「いいやん!」と背中を押してくれる上司がいて。
「それは難しい」と言われたとしても、こういう方向性ならできるよ!と逆に提案をいただけたりもして、私たち一人一人の意欲を大切にしてくれていると感じます。
社長とも定期的に食事をする機会があり、新業態のお店に誘ってもらえたり、働き方について提案していただけたりと刺激がたくさんあります。
今後の目標としては、飲食業ってどうしても女性が長く働きにくかったりするので、自分が声を上げて整えていきたいと考えています。女性が働きやすい会社づくりですね!
やりたいことが爆速で実現する岡山フードサービスなら、目標が達成できる日もきっと近いはずです。
これから転職する人へ!石の上にも…1ヶ月です!
新卒で最初の会社に入ると、親をはじめ周囲から「三年は働きなさい!」と言われた経験のある方も多いのではないでしょうか?石の上にも三年、という言葉もあります。
転職が怖い、と思ってしまう方も多い中、積極的に新しい仕事にチャレンジする長岡さんの姿は、同じ状況に置かれた方にとって道標になるかもしれません。
転職したいけど、やっぱりもう少し続けた方がいいのか…。そんなふうに悩む方へ、長岡さんからメッセージをいただきました。
その会社で自分ができること、やりたいことが終わったと感じたら潔くやめた方が自分のためにも会社のためにもなります。
人生は1回しかないので、興味が湧けば違うことに挑戦して、人生楽しんだ方が絶対にいいです。
自分の心に少しでも引っかかる部分があったら、どんどん辞めたらいいんじゃないでしょうか。今って募集をかけている会社はたくさんありますし。
それに新卒も4年の3月までに就職先を決めなきゃいけない、って縛られなくていいと思っています。
自分の気持ちがついていかないのに1年も3年も我慢する必要ないんです。まあ、1ヶ月はいないと何も分からないので、最低1ヶ月でしょうか。
違和感を抱えながら働き続けるのは会社にとっても自分にとっても良くない。
長岡さんはこのように語ってくれました。
【Meat and 3choice HandS】のお仕事に応募するインタビューを終えて
全ての質問に対し、淀みなく答えて下さった長岡さん。それは常にあらゆることを想定し、意思決定しながら主体的に仕事と向き合っているからこそなのだとひしひしと感じました。
それこそが今の長岡さんのキャリアを構築した最大の要因なのかもしれません。
お話上手で笑顔が魅力的な長岡さんをはじめ、素敵なスタッフの方々に迎えられ、とても幸せな取材時間となりました!
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