就活する際に必要なツールの1つとして「就活ノート」があります。就活が始まると友人と「就活ノート作った?」「就活ノートにどんなことを書いている?」などと話題になることも多いのではないでしょうか。
今回は就活生の必須アイテム「就活ノート」について詳しく解説をしていきます。
就活ノートが就活に必要な理由
なぜ就活生は「就活ノート」をわざわざ用意するのでしょうか?ここでは、その理由について簡単に解説していきます。
就活情報を管理するため
就活中は様々なスケジュールを調整する必要があります。合同説明会やOB・OG訪問、個別の企業説明会、グループディスカッション、役員面接など次から次へとさまざまな場所へ足を運ぶことになるからです。
就活は同時期に何社も並行して活動することになります。そのため自分の就活スケジュールは1つひとつきちんと管理していないといけません。
また企業に関する情報整理を一括でまとめておくと、あとから調べる際にも手間がかからなくなります。企業からもらった資料を全て持ち歩くわけにはいきません。すぐにバッグから取り出せるようなノートに重要事項を書き込んでおくと、必要な時にさっと出して確認できます。
自分なりに選考結果を振り返るため
今まで回った企業の就活実績を振り返る場合にも役立ちます。
就活では何十社もの選考を受けることが多いですが、その中で自分にとって貴重な経験を記録しておくと良いでしょう。その後の就活で役に立つこともあります。
業界によって就活のあり方はさまざまです。たとえば同じ業界の企業を複数受ける場合、面接などで質問される内容はにかよっていることが多くなります。ある企業で質問された内容が他の企業でも質問されるかもしれません。
その業界の特徴や優位性などを就活ノートに残しておけば、他社での面接でも活用できます。その企業の競合優位性をきちんと説明できれば、企業に関する理解度が高い人材とみなされて選考に有利になるでしょう。
就活ノートの作り方
それでは実際に就活ノートを作成してみましょう。ここからは就活ノートを作る際のポイントをご紹介していきます。
スケジュールをしっかり書き込む
まずは、就活のスケジュールをしっかり書き込みましょう。就活に重要なのは何といってもスケジュール管理です。合同説明会、個別の会社説明会、エントリーシートの提出期限、Webテストや筆記試験の日程、面接日程など1社受けるだけでも何日もの予定が入ります。
他社とダブルブッキングしてしまったら一大事です。苦労して作成したエントリーシートも、期限までに提出出来なかったら無駄な努力に終わってしまいます。どんなにすばらしいエントリーシートを提出できたとしても、面接の日時を間違ってしまったら元も子もありません。
小さなミスが命取りにならぬよう就活ノートには日程をきちんと書き込み、1つひとつ管理していく必要があります。
自分の感想や意見を記入する
就活中に感じた気持ちや気づきを就活ノートに記入することも大切です。
企業の情報や日程などを書き込んでいくのはもちろんのこと。就活をさらにスムーズに進めていくためには、自分の考えや分析をしっかりまとめることも必要になります。
企業の情報をまとめて分析するために、実際に体験した企業のイメージや自分が感じたことなどを記録しておきましょう。就活ノートに自分の意見や感想を記すことで、面接時にどのような受け答えをすればいいのかがわかってきます。
テストや面接の結果を記録する
就活の過程で受けたテストや面接の結果を就活ノートにまとめましょう。
面接の結果について再度確認をしていくと、その後の自分の面接の受け方にプラスとなる要素が見つかるものです。できるだけ面接が終了して時間が経たないうちに書き込んでおくことをおすすめします。
書き込む内容としては「面接官に質問された事項」「自分が回答した内容」「面接官の対応や反応」の3つが挙げられます。これらを踏まえ「面接官はなぜこの質問をして何を知りたかったのか」ということをきちんと分析するようにしましょう。
就活ノートを使うメリットとは
PCやタブレットでなく、なぜアナログなノートなのでしょうか。ここでは就活ノートを使うことのメリットを解説をしていきます。
すぐに予定が書き込める
就活ノートの最大のメリットは、いつでもどこでもすぐに予定を書き込める点でしょう。
電話で話していても、すぐにその場で書き込んだり確認したりできます。ノートを開いてペンを持てばものの数秒で書き込めるため、急いでいるときにも便利です。PCやタブレットと違い充電切れの心配もないので、安心して使用できます。
全体的に予定を見渡せる
ノートを開けばすぐに全体的な予定を見渡せる点も、就活ノート活用メリットの1つです。
ひと月のスケジュールを見開きでまとめておけば、頭の中にスッと予定を取り込めます。急な予定変更も、手書きでサッと修正できるので手間がかかりません。
気づいた時にすぐに予定を書き込めるので就活ノートはスケジュール管理に最適です。
過去のデータを確認できる
今まで就活について記録した内容をすぐに振り返ることができる点もメリットです。
タブレット端末などではデータを変更したら以前の内容は消去されてしまうことも。ノート管理であれば消しゴムや修正ペンを使わない限り、そのまま過去のデータを残せます。
就活では以前の記録が思わぬヒントになることも。就活ノートはそのままの状態で保存しておくと良いでしょう。
就活ノートにおすすめのサイズや色
就活ノートをさらに効率的に使うためには、サイズや色などにもこだわりたいものです。ここでは就活ノートにおすすめのサイズや色をご紹介していきます。
大きさはA5サイズ
就活ノートにおすすめしたいのは、ズバリA5サイズです。
B5サイズではやや大きいため、バッグの中でかさばることも。とはいえB6サイズでは小さ過ぎて必要な情報が書ききれないことにもなりかねません。
両手でも片手でも扱いやすいA5サイズなら、就活ノートにぴったりです。程よい大きさでたくさんの必要事項を書き込むことができ、しかも大き過ぎないため持ち運びにも便利でしょう。
種類はリングファイル
情報のまとめやすさという点では、リングファイルタイプがおすすめです。
綴じノートの場合、ページがなくなると新しいノートへと移行するため情報がバラバラになってしまうことが懸念されます。しかしリングファイルタイプであれば臨機応変に枚数の増減が可能なので、常に適切な量を保てるでしょう。
不要なページは外して家に保管しておけばよいので、ノートには必要な情報だけがまとまり確認作業がラクになります。
色は黒や紺などの目立たない色
就活の場でノートを広げる機会も多くなります。そのため黒や紺などの目立たない色で無地のものが無難です。
店頭でもビジネスシーンを意識したシックな色合いのノートが多く販売されています。一方カラフルなノートも多数用意されているので、就活へのモチベーションがアップするようお気に入りのカラーを選んでも良いかもしれません。ただしキャラクターものは避けましょう。
就活生にノートパソコンは必要か?
就活する際にノートパソコンは必要なものなのでしょうか?その必要性について詳しく解説をしていきます。
結論としてはあった方が便利
以前は「学校のパソコンを使うから自分のものは必要ない」「スマホやタブレットがあるから大体のことはできるよね」という方もいたのではないでしょうか?
しかし最近は就活時の面接をオンラインで実施する企業も増えてきました。就活のエントリーもオンラインで行うため、今やパソコンは就活にはなくてはならないツールです。
高機能なものでなくてもよいのでパソコンはあった方が便利でしょう。
学歴書や履歴書を作成するのにパソコンは必須
先ほどエントリーする際にパソコンが必要といいましたが、学歴書や履歴書を作成するのにもパソコンは必須といえるでしょう。
またWEBテストの受験などはパソコンなしでは参加できません。企業の中には、選考の過程でプレゼン資料を提出させる場合もあり、その際にはWordやExcel、PowerPointなどを使用して作成することになります。
近年ではタブレットでWordやExcel、PowerPointも使用できるようになったとはいえ、どうしても利用環境はパソコンに比べると劣ってしまいます。
企業に提出する資料を作成する場合はパソコンはマストといえるでしょう。
持ち運びするなら軽めのモデルを選ぶ
就活の際にパソコンを持ち歩く場面もあります。
ノートパソコンは画面サイズや拡張性などはデスクトップパソコンに比べ劣ることもありますが、持ち運びができることが最大のメリットです。
ただしノートパソコンでも重さや大きさには色々なものがあります。持ち運びをするのであればコンパクトで軽めのモデルを選びましょう。
おすすめのOSはWindows
パソコンのOSにはMacとWindowsがありますが、どちらかというとWindowsをおすすめします。理由としては多くの企業で使用されているOSがWindowsであり、操作性に慣れておいた方が良いからです。またWindowsには文書作成に欠かせないWordやExcel、PowerPointといったツールが標準搭載されており、パソコン初心者でも使いやすい仕様になっています。
ただし業種や業界によってはMacを使用する企業も少なくありません。
就活ノートを活用して就活を成功させよう!
今回は就活生の必須アイテムといわれている「就活ノート」について詳しく解説をしました。
就活で重要なのは「スケジュール管理」と「情報管理」です。就活ノートを効率よく使うと就活がスムーズに進み、希望する企業の内定を目指すことができます。
皆さんも就活ノートを上手に利用してぜひ、第一志望の企業の内定を勝ち取ってください。