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優良な中小企業の見分け方と効率な探し方とは?

人生の大きなターニングポイントの1つが就職。いわゆるブラック企業を避け、優良な企業に就職したいものです。

今回は、そんな就活生を応援するため、優良中小企業の見分け方や効率的な探し方についてお話していきます。ぜひ、就活の助けとしていただければ幸いです。

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優良な中小企業の見分け方

まず、中小企業の定義からお話しておきます。企業というのは、資本金と従業員数によって、「小規模企業」「中小企業」「大企業」に分けられます。

業種によって変わりますが、基本的に資本金が「3億円以下」で従業員数が「300名以下」であれば、中小企業と思っていただいて大丈夫です。このように、中小企業といっても規模的には大きく、世の中に存在する企業のほとんどが中小企業なのです。

それでは次に、優良な中小企業の見分け方についてです。こればかりは実際に入社してみないとわからない、というのが正直なところです。また、なにを持って優良な中小企業と判断するかも人によってそれぞれ。

ここでは、求人サイトや口コミサイトで見るべきポイントと一般的に優良の中小企業と呼ばれている定義に基づいてお伝えしていきます。


・残業時間や休日などの「働きやすさ」
残業時間は月に20時間以下、年間休日は120日以上、福利厚生は教育制度や介護や育児休暇が取りやすい環境か、というのも見ておきましょう。また、口コミサイトでは、パワハラやセクハラなどのハラスメント系がないかも確認しておくこと。

・自己資本金率や経営利益率などの「財務状況」
企業の財務状況も見るべきポイントです。財務状況が悪いと待遇に影響が出たり、最悪の場合は倒産のリスクも。自己資本率は30%以上あればOK、50%以上であると優良と判断でき、逆に20%以下だと、資本力が乏しいといえます。中小企業の経営利益率は、平均で3.5%といわれており、これを基準に上なのか下なのかを見てみましょう。

営業キャッシュフローも見ておくと吉。これは営業活動による現金収支のことで、これがプラスであればあるほど優良と判断できる材料になります。

これらの情報は、企業のホームページ内の「決算情報」や「IR情報」という項目から確認することができます。上場企業の場合は、「企業名 有価証券報告書」でネットでの検索やYahoo!ファイナンスで企業名を検索すると情報を確認できるので、覚えておいてください。

・従業員の「定着率」
従業員の定着率も重要です。優良の中小企業であれは、誰も辞めたがらないので定着率はよいはずです。

上場企業の場合は、先述した「有価証券報告書」に従業員の平均継続年数が記載されています。

非上場企業の場合は、求人サイトや口コミサイト、企業のホームページにも記載されていることもあるので、確認してみましょう。

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優良な中小企業の効率的な探し方10の方法


ここからは、優良な中小企業の探し方についてお話していきます。ただ闇雲に探すのは効率的とはいえません。これからお伝えする10の方法をぜひ試してみてください。

新卒専門の求人サイト

現在は、さまざまな種類の求人サイトがあります。代表的なのが転職サイト。業種関係なく求人を取り扱っているところや、それぞれの業種に特化したサイトもあります。

そんな求人サイトの中でも「新卒専門の求人サイト」というものがあります。これはその名のとおり、新卒専門の求人を取り扱っているサイトです。「〇〇新卒」というふうに、〇〇のところに転職サイト名+新卒でネット検索すると出てきますので、参考にしてみてください。

中小企業に特化した求人サイト

さまざまなことに特化した求人サイトがある中で、中小企業に特化した求人サイトもあります。ここでは多くの中小企業の求人が掲載されており、優良なところも見つけやすいでしょう。

就活エージェント

転職エージェントというサービスを聞いたことがありますでしょうか。それの新卒専門の「就活エージェント」というサービスがあります。エージェントと面談し、それをもとに自分に合った企業を紹介してくれるというものです。

また、紹介してくれるだけでなく、内定までサポートしてくれるので安心。無料で利用できて、面接の練習などもしてくれるので、非常に便利なサービスといえるでしょう。

逆求人(スカウト型求人)サイト

逆求人(スカウト型求人)サイトとは、企業側から「1度、面接に来ませんか?」とスカウトが届くサービスです。あらかじめ、サイトに自分の情報や希望条件などを登録しておき、それを見た企業からスカウトが届くという仕組みです。

これに登録しておくことで、自分で探しながら企業からもスカウトが届くという2つのことを同時並行できるので、非常に効率がよい状況をつくることができるのでおススメです。

企業の口コミサイト

現在も働いている、もしくは過去に働いていた企業の口コミを投稿できるサイトがあります。それなりの規模の企業であれば、口コミが投稿されている可能性があります。

口コミの内容はリアルなものが多く、参考になる場合も多いです。口コミの評価が高い企業を探したり、すでに気になっている企業があるならば探してみてください。

就活有識者の紹介

就活有識者というのは、今あなたが読んでいるこの「ハレダス」の記事を含め、就職・転職関連の情報をサイトやブログのことです。そのようなところで紹介している求人は優良なところがほとんどなので、ぜひ参考にしてみてください。

就職四季報

就職四季報とは、企業の情報がまとめられている書籍です。企業の辞典のようなものだと思ってください。この就職四季報の「優良・中堅企業版」というものがあるので、そちらを購入してみるのもおススメです。

有名な賞を受賞している中小企業

有名な賞と例としては、「グッドデザイン賞」「IT協会によるIT賞」「革新ビジネスワード」「経済産業省のソーシャルビジネス55選」などがあります。これらの賞を受賞するということは、それだけ商品やビジネスモデルが魅力的というだけでなく、社員の働きやすさにもつながります。ぜひ参考にしてください。

中小企業が集まる説明会

就活が盛んな時期になると、中小企業が集まって合同説明会を開催します。そこでは、企業の説明や実際に働いている人の声が聞ける貴重な機会でもあります。

企業側もいい人材を見つけるために行っているので、その場で面接の約束を取り付けた、なんて話も聞きます。このような説明会には積極的に参加してみるとよいでしょう。

大学からの紹介

大学には、「キャリアセンター」という学生の就活支援をしてくれるところがあります。ここでは、企業の求人情報を見ることができるほか、「この大学の学生にきてほしい」と、求人を持ってくることもあります。このように、企業側の採用意欲が高いこともあるため、選考がとおりやすくなっている場合も。

まとめ

就職というのは、人生において大きな選択の1つです。世の中には、数多くの企業があり、残念なことにブラック企業と呼ばれるところも少なくありません。今回お伝えしてきたことを参考に優良な中小企業を見つけ出し、就職できるよう目指してください。応援しています!

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Written by

HAKU

HAKU

大手人材会社にて、法人営業を経験後、制作部門に異動し製造、IT、飲食、エンタメとあらゆる業界の上場企業からスタートアップのベンチャーなど、10年超のキャリアにおいて約3000社以上の企業の取材・制作・ライティングを実施。関西の制作責任者を務めた後、フリーランスにて活動を開始。

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