
就活用のメールアドレスを作成すべき3つの理由
就活を始めるにあたって、新たに専用のメールアドレスを取得すべきか悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。結論から申し上げますと、プライベート用とは別に新しく就活用メールアドレスを取得するのがおすすめです。
就活用メールアドレスを作成すべき理由は、次の3つあります。
1. 重要な情報を見落とさずに済むため
2. メールの管理がしやすいため
3. ビジネスマナーを意識したアドレスに設定できるため
それぞれの理由を詳しく解説します。
1.重要な情報を見落とさずに済むため
就活用のメールアドレスを別に設けることで、大切な情報の見落とすリスクを減らせます。就活中は企業からの連絡も増えるため、プライベートのアドレスをそのまま使っていると、重要な連絡メールが他のメールに埋もれてしまう可能性があるでしょう。
すぐにメールの内容をチェックしアクションができないと、貴重なチャンスを逃してしまいかねません。就活用のメールアドレスを新しく取得し、情報の見落としを防止しましょう。
2.メールの管理がしやすいため
就活用のメールアドレスがあれば、情報の一元管理が可能になり、フォルダ分けやメール検索がしやすくなるのもメリットです。企業へのエントリー状況や担当者とのやりとり内容など、時系列でメールを見返すこともあるでしょう。
就活関連のメールだけが集約されていれば、重要な内容のメールを管理するのも楽になります。また、普段使いのアドレスを就活用に使ってしまうと、就活が終わった後に関連サイトの退会手続きなどをしなければらない可能性があります。
就活専用のメールアドレスがあれば、後処理の手間が省けるでしょう。
3.ビジネスマナーを意識したアドレスに設定できるため
プライベート用のメールアドレスとは違い、就活用のメールアドレスはビジネスマナーを意識したものであるのが無難です。
応援しているアーティストや恋人の名前などに設定しているアドレスを就活用に使ってしまうと、採用担当者にマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。
就職活動は、学生から社会人への大きな一歩を踏み出す行為です。使用するメールアドレスにも気をつかうことで、就活の初めの段階でつまずいてしまうリスクを避けられるでしょう。
就活用メールアドレスの選択肢
就活用メールアドレスとしては、主に次の2つの選択肢があります。
1. 大学指定のメールアドレス
2. Gmailなどのフリーメール
就活にまつわる多くの情報を管理するためには、自分が使いやすいものを選ぶのが重要です。なかでも、大学指定のメールアドレスとフリーメールには、それぞれメリットがあります。
就活用メールアドレスとしておすすめのメールサービスを解説します。
大学指定のメールアドレス
大学から個人用のメールアドレスが発行されている場合は、就活用として使用するのもおすすめです。在籍している大学を明確にアピールできるため、基本的な信頼度が高いのが特徴です。
自分で新たにメールアドレスの設定をする必要がなく、すぐに就活用メールアドレスとして使い始められます。ただし、すでに多くの用途でメールアドレスを活用している場合は、受信メール数が増えてしまい、管理がしにくい恐れもあるでしょう。
また、大学の卒業とともにメールアドレスが使用できなくなってしまうケースもあるため、その点は事前に確認しておくと安心です。
Gmailなどのフリーメール
大学指定のメールアドレスがない場合は、フリーメールでの就活用メールアドレス取得を検討しましょう。フリーメールの場合は、スマホやタブレットなどでもアプリをダウンロードするだけで、簡単にメールアドレスを取得できます。
なかでもGmailは無料でメールアドレスを作れるうえに、容量も15GBと大きいため、安心して就職活動をおこなえます。重要なメールを振り分けたり、カレンダーと連動させたりといった便利な機能も揃っており、使いやすいのもメリットです。
キャリアメールは避けたほうが無難
就活用メールアドレスに特別な制限はないものの、携帯電話キャリアのメールアドレスはあまりおすすめできません。キャリアメールは送信できるデータ容量が限られているため、企業からの重要なメールを逃してしまう可能性があります。
また、フリーメールのように、インターネットに接続すればデバイスに限らずメールを確認できるわけでもありません。確実に就活関連メールを管理するためには、キャリアメールは避けたほうが良いでしょう。
印象の良い就活用メールアドレス作成のポイント
印象の良い就活用メールアドレスに仕上げるためには、次の3つのポイントを意識してみましょう。
1. 本名を入れてシンプルにする
2. わかりやすく適切な長さにする
3. 社会人として相応しくない内容は避ける
就活用のメールアドレスは、一度作成したらなかなか変更するのが難しいものです。実際にメールアドレスを作成する前に知っておきたい、好印象につながるポイントを解説します。
本名を入れてシンプルにする
これといったこだわりがない場合、就活用のメールアドレスは、本名を入れてシンプルに仕上げてみてください。具体的には、本名と4桁程度の数字を組み合わせて設定するのがおすすめです。
組み合わせる番号は、生年月日や学籍番号から取るなど、自分でも覚えやすいものにすると良いでしょう。本名が入っているため、採用担当者としてもやりとりしている相手を認識でき、良い印象につながります。
わかりやすく適切な長さにする
就活用のメールアドレスは、適度な長さでわかりやすいものに設定するのがおすすめです。就活中には電話番号とともに、メールアドレスを入力したり書いたりする機会が多々あります。
必要以上に複雑で長いものにしてしまうと、自分でもなかなか覚えられない恐れがあります。覚えやすいシンプルなメールアドレスにすることで、就活サイトの登録や企業への提出書類の準備も楽になるでしょう。
社会人として相応しくない内容は避ける
いくらシンプルでわかりやすいものとはいっても、プライベート感丸出しのアドレスなど、社会人として相応しくない内容は避けるのが無難です。
ビジネスの場にそぐわない単語を用いたり、恋人との関係をアピールするような内容に設定したりすると、就活生としてマイナスのイメージを持たれてしまう可能性があります。
フリーメールなどを利用すれば、新規メールアドレスの取得は簡単です。良い印象を持たれない可能性があるアドレスを使用するのは避け、ひと手間をかけても就活用のメールアドレスを新規作成するようにしましょう。
就活用メールアドレスのNG例4選
好印象を与えられる就活用メールアドレスのポイントを確認したところで、NG例に関しても知識をつけておきましょう。就活用メールアドレスとして相応しくない、次の4つの例をご紹介します。
1. 意味のない文字列を羅列したもの
2. プライベート感満載なもの
3. メッセージ性のあるもの
4. 個人情報がまるわかりになってしまうもの
具体例を知ることで、いま一度自分のメールアドレスが問題ないか見直せるはずです。
1.意味のない文字列を羅列したもの
意味を持たない文字を羅列したメールアドレスは、覚えにくいだけではなく、やりとりする相手に与える印象が悪くなってしまう可能性もあります。最悪のケースでは、スパムメールと間違われて開封してもらえない場合もあるでしょう。
具体的なNG例は、次のとおりです。
● gkehtidgfnkdhseg;qod@gmail.com
● igheosdjgbk_kdtuw+dkg@ooouniv.com
メールアドレスはやり取りする相手にもオープンにされる情報であるため、パスワードのように複雑にする必要はありません。自分で入力したり記入したりする際にも使い勝手が悪くなってしまうため、意味のない文字列の羅列は避けましょう。
2.プライベート感満載なもの
私的に利用するメールアドレスであれば、趣味などをアピールすることで、仲間を見つけやすいというメリットがあるでしょう。しかし、就活用のメールアドレスは、主に初対面の採用担当者が目にするものです。
プライベート感満載なものは、就職活動において避けたほうが無難です。具体的なNG例を確認しておきましょう。
● gold_fighters_love@gmail.com
● sayaka.makoto.4th_anniversary@ooouniv.com
3.メッセージ性のあるもの
メールアドレスは、やり取りするたびに目に入ってくるものであるため、メッセージ性のあるものにするのも避けたほうが良いでしょう。とくに就活においては、メールアドレスが不適切だという理由で、実際の選考に進む前に落とされてしまう可能性がないとはいい切れません。
就活にそぐわないメールアドレスの例は、次のとおりです。
● mezase_daikigyou@gmail.com
● rakunihatarakitai@ooouniv.com
4.個人情報がまるわかりになってしまうもの
わかりやすいとはいえ、暗証番号や電話番号などの個人情報をメールアドレスに設定するのも危険です。就活用のメールアドレスは、採用を検討する多くの企業や担当者の目に付くことになります。
不用意に個人情報をさらしてしまうと、悪用されてしまう恐れがあるでしょう。個人情報の公開につながるNGメールアドレスは、次のとおりです。
● 090654xxxxx_@gmail.com
● 20020917.tanaka_pw@ooouniv.com
就活用メールアドレスの設定後にしておきたいこと

就活用のメールアドレスを無事に取得できたら、次にご紹介する3つの設定を済ませておきましょう。
1. 表示名を編集しておく
2. スマホとの同期を済ませておく
3. 署名を作成しておく
どの設定も難しいものではありませんが、就職活動が本格的にスタートした後では、余裕がなく先延ばしにしてしまう恐れがあります。スムーズに就職活動をおこなえるように、事前にチェックしておくと安心です。
表示名を編集しておく
やり取りする相手に表示される名前は、事前に変更ができます。設定していなくてもマイナスにはなりませんが、「大学名+名前」などにしておくことで、相手に身分を伝えやすくなるでしょう。
表示名は、あくまでもわかりやすさのために設定するものです。くれぐれも、プライベート感のある名前やプロフィール画像の設定はしないようにしましょう。
スマホとの同期を済ませておく
就職活動では、タイミング良く企業の連絡に応答できるかどうかも重要なポイントです。外出先でスマホからもメールの内容が確認できるように、専用のアプリをダウンロードし、同期を済ませておきましょう。
焦っている状況では、IDやパスワードが思いつかないという事態に陥りかねません。就活用のメールアドレスを取得したらすぐに、スマホとの同期ができているかを確認することが大切です。
署名を作成しておく
利用しているメールサービスに署名機能がある場合は、積極的に利用しましょう。署名機能とは、メールの最後に自動で登録した署名(大学名学部名前など)を表示してくれる機能です。
実際にメールの署名は、社会人であれば基本的に押さえているマナーの1つでもあります。メールアドレスを見れば誰とやりとりしているかはわかる場合が多いですが、それでも実際には最後に自分の名前を記載しておくのが一般的です。
また、事前に登録しておいた署名をつけることで、送信する文章のまとまりが良く見えるのもメリットだといえるでしょう。
就活用メールアドレスはマナーを意識して作成しよう
就活用メールアドレスは、これまでプライベートで利用しているものとは別に、新たに作成するのがおすすめです。現在は、インターネットで企業にエントリーするケースも多く、メールアドレスの活用が必須だといえます。
就活専用のメールアドレスを作ることで、大切な情報を見逃すことなく、メールの管理もしやすくなるのがメリットです。自分の使いやすいメールサービスを見つけ、新たに就活用メールアドレスを取得してみてください。
メールアドレスの設定では、ご紹介したようにビジネスマナーを守ったものにする必要があります。たかがメールアドレスですが、採用担当者にマイナスの印象を与える可能性があるものに設定するメリットはありません。
学生から社会人へと大きな一歩を踏み出す就職活動において、メールアドレスから気を配ったものにできると良いでしょう。就活に対する悩みがある場合は、ハレダスの就職相談をご活用ください。
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