
就活を始めるときは、専用のメールアドレスを用意しておくことがおすすめです。就活関連の情報が1つにまとまるだけでなく、受信メールの確認漏れも回避できます。就活用のメールアドレスについて知っておきたいマナーをまとめて紹介します。
就活用メールアドレスの準備は真っ先にやるべきことのひとつ
就活を始める前に、就活用のメールアドレスを準備しておきましょう。普段メールを使っていない方でも、就活にはメールアドレスが必要です。
企業側に問い合わせを送るときや就活サポートサイトで個人情報を登録するとき、就活関連のアンケートに答えるときなど、就活のさまざまなシーンでメールアドレスが必要です。専用のメールアドレスを準備しておくことで、就活に関する大切な情報の見落としを回避しましょう。
また、途中でメールアドレスを変更すると、情報管理が煩雑になってしまいます。すでに連絡を取り合っている企業の担当者がいるときは、メールアドレスを登録し直してもらう手間をかけさせることになるのも問題です。
スムーズに就活を進めるためにも、まずは専用のメールアドレスを準備してください。就活用のメールアドレスを作ったら、毎日何度かメールフォルダで確認することを習慣づけ、本格的に就活を進めていきましょう。
就活用メールアドレスを別で新しく作る必要性
現在、使用しているメールアドレスを就活用のメールアドレスにしても問題ありません。しかし、できれば新しくメールアドレスを就活専用に作成することがおすすめです。
利用中のメールアドレスを就活用のメールアドレスと兼用しないことには、次のメリットがあります。
- 就活に関する情報を整理しやすい
- 企業への返信スピードが上がる
- 企業にとっても就活生のメールアドレスを管理しやすい
それぞれのメリットについて具体的に解説します。
就活に関する情報を整理しやすい
利用中のメールアドレスを就活用のメールアドレスにすると、就活に関する情報だけを1つにまとめられません。タイトルだけを見て、宣伝やセール案内のメールだと判断して削除してしまったり、緊急性がないと判断して放置してしまったりすることも想定されます。
また他の用途にも利用しているメールアドレスであれば、受信メール数が多く、必要な情報がすぐに見つからないケースも考えられるでしょう。就活専用のメールアドレスであれば、受信メール数がある程度制限されるため、就活に関する大切な情報を漏らさずに確認できます。
企業への返信スピードが上がる
就活専用のメールアドレスなら必要なメールが見つけやすいため、返信スピードが上がります。レスポンスが早いと企業担当者にも良い印象を与えられるでしょう。
また、随分前に作成したメールアドレスの場合、多くの迷惑メールが届いている可能性はあります。そのため、企業からのメールが迷惑メールフォルダに入ってしまうと見つけにくくなり、返信に手間取ってしまうことになりかねません。就活専用に新しくメールアドレスを作成するなら迷惑メールの数も少ないと予想されるため、迷惑メールフォルダ内も確認しやすくなるでしょう。
企業にとっても就活生のメールアドレスを管理しやすい
就活に適切なメールアドレスを作成することで、企業の担当者も就活生のメールを管理しやすくなります。例えば、メールアドレスが本名を使ったわかりやすいものであれば、万が一、送信者の欄に登録した名前が表示されない場合でも、誰からのメールかすぐに察知できるでしょう。
また、大学が指定するメールも、就活生のものであることが一目瞭然です。担当者が誤って削除してしまうリスクを軽減するためにも、就活専用のメールアドレスを作成しましょう。
就活相談をご希望の方はこちら就活におすすめなメールの種類
就活には専用の新しいメールアドレスが必要です。しかし、新しく作成すれば何でもよいわけではありません。就活には、次のいずれかのメールとすることがおすすめです。
- 大学指定のメール
- フリーメール
それぞれのメールがおすすめの理由について解説します。
大学指定のメール
大学に所属している学生が作成できるメールアドレス(.ac.jpで終わることが多い)は、大学に在籍していることを証明することにもなるため、就活用としてもふさわしいです。
ただし、機能面に問題があったり、卒業後には利用できなくなったりすることがあるため注意しましょう。就活中問題なく利用できるのか大学側に確認しておくと、安心して活用できます。
フリーメール
無料で利用できるフリーメールも、就活用におすすめです。フリーメールは機能が充実していることも多く、パソコンやスマホで便利に利用できます。
ただし、携帯会社で提供しているキャリアメール(@docomo.ne.jpや@ezweb.ne.jpなど)はおすすめできません。キャリアメールは一度に送信・受信できるデータ容量が少なく、企業側の資料を受け取れない可能性があります。また、パソコンでは確認できないため、ファイルを印刷するときには一度別のメールに送信する必要があり、手間がかかります。
フリーメールで最もおすすめなのは「Gmail」
どのフリーメールを利用するか迷ったときは、Gmailがおすすめです。Gmailは無料で利用できるだけでなく、メールフォルダの容量も大きく、企業側が大量の資料を送ってくれたときでも無理なく保管しておけます。
また、Gmailはスマホと簡単に同期でき、受信確認をスマホのメイン画面で確認することが可能です。Googleカレンダーなどの他のGoogleサービスとも連携すれば、スケジュール管理にも役立ちます。
就活相談をご希望の方はこちら要注意!就活に適さないメールアドレスとは?
フリーメールや大学のメールを使ったとしても、アドレス自体に問題があるときは就活に適さない可能性があります。特に次のメールアドレスは、就活向きとはいえません。
- 無意味な文字・数字を羅列したメールアドレス
- プライベートな要素が強いメールアドレス
- 電話番号・暗証番号入りのメールアドレス
それぞれのメールアドレスが就活向きではない理由について解説します。
無意味な文字・数字を羅列したメールアドレス
迷惑メールの受信を防ぐために、無意味な文字や数字を羅列したメールアドレスを使う方もいます。また、パスワードの自動生成機能で作成した無意味な文字列を、メールアドレスにする方も少なくありません。
確かに、文字列に意味がないと迷惑メールの受信を防ぎやすくなりますが、それ自身が迷惑メールに見えてしまうというリスクがあります。企業の担当者が迷惑メールと判断して削除したり、迷惑メールフォルダに入ったりする可能性もあるでしょう。自分自身も間違えて覚えて、メールを受け取れないことにもなりかねません。
プライベートな要素が強いメールアドレス
顔文字が入ったメールアドレスや、反社会的な単語やメッセージが入ったメールアドレスは、企業の担当者にあまり好感を持ってもらえないと考えられます。ふざけた印象を与える恐れもあるため避けましょう。
また、反社会的でなくても、あまりにもメッセージ性の強い単語はメールアドレスにふさわしくありません。あくまでもビジネスにふさわしいメールアドレスを選ぶようにしましょう。
電話番号・暗証番号入りのメールアドレス
電話番号やメールのパスワードなどが入ったメールアドレスも、就活用のメールアドレスにはふさわしくありません。企業の担当者に危機管理能力が低い印象を与える恐れもあるため、数字を入れる場合はあまり意味がないものか誕生日程度にしておきましょう。
また、メールアドレスを紙に書く可能性もあるため、一目で判別できるものを選ぶことも大切です。例えば「-」「_」「ー」などは、パソコン上では判別できても、手書きの場合は区別しにくいため注意しましょう。
就活のメールアドレスはどのようなものがふさわしいのか
就活用のメールアドレスとしては、自分の名前入りのシンプルなものがおすすめです。企業の担当者も判別しやすくなり、迷惑メールと勘違いされることが減ります。
また、名前だけではすでに登録者がいる可能性があるため、任意の数字を組み合わせることもできます。誕生日や学籍番号、適当な数字などを組み合わせると、被りを回避しやすいでしょう。
就活前に知っておきたいメールの便利機能・設定4つ
メールにはさまざまな便利機能や設定が用意されています。上手に活用することで、就活がよりスムーズに進みます。就活前に覚えておきたい機能・設定について見ていきましょう。
1.署名機能
送信メールの設定で、署名機能を活用できます。署名機能では、氏名や住所、電話番号、大学・学部・学科名などを登録できますが、あまり多くの情報を盛り込むと煩雑になるため氏名と電話番号、大学・学部・学科名だけで問題ありません。
2.振り分け設定・フォルダ分け設定
受信メールの設定で、振り分け設定・フォルダ分け設定ができます。複数の就活サイトを利用している場合は、就活サイト別に振り分けられるでしょう。また、すでに特定の企業とのやり取りに進んでいる場合は、企業ごとに振り分けると便利です。
3.フラグ設定・スター設定
受信メールボックスで、特定のメールにフラグ設定やスター設定ができます。設定をするとメールボックス内で色分けされるため、誤って削除することを回避できます。
4.差出人名の設定
送信メールの設定で、差出人名の設定をしておきましょう。差出人名の設定をしない場合は、企業担当者のメールボックスで差出人名の部分にメールアドレスが表示されてしまいます。
就活相談をご希望の方はこちら就活のメール・メールアドレスに関するポイント
就活のメールやメールアドレスについて、押さえておきたいポイントは次の通りです。
- メールは大学のものかフリーメール
- メールアドレスは自分の名前と数字を組み合わせたシンプルなものがおすすめ
- 紙に書いたときに判別しにくい記号や、メッセージ性の強い単語は使用しない
適切なメールアドレスを準備してから、就活を始めましょう。また、こまめにメールボックスを確認することも大切なポイントです。就活に関する情報を見落とすことがないよう、細心の注意を払いましょう。
小さなことで評価を落とさないようにしよう
たかがメールアドレスと思うかもしれませんが、メールアドレスは企業の担当者にとってあなたを知る大切な手がかりでもあります。つまり、メールアドレスであなたへのファーストインプレッションが決まるといっても過言ではありません。小さなことで評価を落とすことがないように就活にふさわしいメールアドレスを設定しましょう。
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