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転職・副業

転職回数は何回目から不利になる?年代別の実態と対処策を紹介します

最近は転職が珍しいことではなくなってきています。しかし、回数が3回以上の場合は採用されにくくなることもあり注意が必要です。

年齢によってどの程度までなら不利にならないのかや採用されやすくなる方法、面接に備えて準備しておくことなどを紹介します。

転職回数が多いと採用されにくくなる?

面談

転職回数が多いと採用されにくくなることはあります。しかし、業界によっては転職回数が多いことをネガティブには判断しないため、採用には悪影響を与えないこともあるでしょう。

例えば、管理職を求めている企業であれば、様々な業種や職位を経験している転職回数が多い方を積極的に採用するということがあるかもしれません。

また、創業したばかりの企業も、多くの企業で経験を積んだ方を優先的に採用することがあるでしょう。

3回以上は多いと判断される可能性がある

業界にもよりますが、2回以上の転職経験があると「転職回数が多い」と判断され、3回以上の転職経験があると「転職回数が多すぎる」と判断される可能性があります。

また、年齢によっては1つひとつの職場での経験が短くなるため「色々な職場を見てはいるものの、経験が十分とは言い難い」と判断されることもあるでしょう。

転職回数の数え方

転職回数に含めるのは「正社員として在籍した会社」のみです。正社員として職を変えることを「転職」と呼ぶため、転職回数は正社員として在籍した会社の数から1を引いたものとなります。

たとえば、正社員として就職する前にアルバイトやパートなどの非正規の仕事として働いていた経験に関しては、転職回数に含める必要がありません。

幅広い知見が評価されることもある

様々な業界の仕事を経験している場合は、幅広い知見があると評価されることもあります。

とりわけ、転職をしつつその業界で求められている資格を取得するなど、確実にできることを増やしている方であれば、ある程度転職回数が多くても「仕事が長続きしない人」ではなく「スキルアップのために転職を繰り返している人」「目的を持って自己実現のために転職を行っている人」と評価されるでしょう。

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転職に不利になる回数を紹介

回数

転職を重ねてはいても資格を取得していない場合など、客観的にスキルアップしたことが分かりにくいケースにおいては、転職回数の多さはマイナスのポイントになってしまう恐れがあります。

また、年齢によって転職が面接官に与える印象が異なることも少なくありません。年代別に、転職に不利になる回数について見ていきましょう。

20代は2回以上は注意が必要

20代は転職経験のない方も少なくありません。転職経験があっても1回程度が一般的なので、2回以上になると「転職回数が多い」という印象になってしまう傾向があります。

面接官によっては「入社しても仕事が長続きしないのではないだろうか」「仕事を覚えた頃に辞めてしまうのでは困る」「根気がない」といったイメージを持つかもしれません。

30代は3回以上は注意が必要

30代になると転職経験がある方が増えます。業界によっても異なりますが、転職した経験が一度もない方よりも1回以上の転職経験がある方のほうが多くなります。

そのため、転職回数が2回までであれば、採用の可否にはあまり影響を及ぼさなくなるでしょう。

しかし、それ以上となると「頻繁に仕事を変えている人」だという印象を与えてしまうかもしれません。30代前半であれば約2~3年ごとに転職を繰り返していることになり、根気がないと判断される恐れがあります。

転職回数が多い方の面接対策

MTG

きちんと面接対策をすれば、転職回数の多さが不利にならずに済むこともあります。それどころか、経験とスキルが豊富でぜひとも採用したい人材だと高く評価されることもあるでしょう。

特に重点的に対策をしておきたいポイントを5つまとめました。ぜひ面接本番までに確認し、質問と答えをシミュレーションしておきましょう。

1.今までの転職から得られた経験をアピール

今までの転職からどのような経験やスキルを習得したのかアピールすることは、転職未経験者にはできないことです。ぜひこのアドバンテージを活かすためにも、積極的にアピールするようにしましょう。

例えば「前職では足を使って顧客を開拓してきました。経営者の方が持つ悩みに寄り添い、必要な保険を紹介するためにも、ファイナンシャルプランナーの資格を取得しました」などと経験が分かるように説明します。

取得した資格も含めて説明できれば、より自分のスキルをアピールできるでしょう。

2.キャリアの一貫性が伝わる職務経歴書を作成

今までの転職履歴が一つのストーリーになるように職務経歴書を作成します。例えば、お菓子メーカーの営業、製薬会社の営業、保険会社のようにまったく異なる業種に転職してきた場合ならば、一見、行き当たりばったりで行動しているかのような印象を与えてしまうかもしれません。

しかし、各経歴の前に「食品の営業を通して、体に入れるものへの安全性の大切さを学び、製薬会社へ転職」や「製薬会社で得た知識・経験を新しい保険商品の開発に活かしたいと考え、保険会社に転職」などの言葉を付け加えるならどうでしょうか。

思いつきで行動しているのではなく、キャリアに一貫性があるということをアピールできるでしょう。

3.多彩なスキルが企業貢献になるとアピール

今まで獲得してきたスキルや資格、経験が、今回転職を希望する企業にどのように貢献できるかを具体的にアピールします。

アピールすることが的外れにならないように、丁寧に企業分析をして、企業が現在何に注目しているのか、そして今後どのような分野に注力していきたいのかを読み取り、自分の持つスキルを活用できることを説明しましょう。

4.転職回数が多い理由をポジティブに回答

転職回数が多い方に対して面接官が気になるのが「なぜ何回も転職をしたのか」という点です。

当然のことではありますが「飽きっぽいから」「人間関係でトラブルを起こしやすいから」といった理由で転職を繰り返すような方は、どの面接官もできれば避けたいと考えています。

転職を希望する方は、今までの転職はネガティブな理由からではないことをアピールすることで、採用を勝ち取れる可能性が高まるでしょう。例えば「△社では営業職を5年行い、顧客のニーズに応えることの大切さを学びました。

また、〇社では3年間、営業で得た経験をサービス開発に活かしてきました。しかし、いずれも顧客と社内開発の距離が遠く、顧客の声を具現化できないもどかしさがありました。

両方の経験を活かせるのは顧客との距離が近い御社だと考え、転職を希望しています」といった説明ができれば、転職回数の多さもポジティブに表現できます。

5.今回の転職への熱意を語る

前職が嫌で辞めたのではなく、前職で培ったスキルを転職先で活かしたくて転職することをポジティブに説明します。転職回数が多い方に対して、面接官は「今回もすぐに辞めてしまうのでは?」と不安を感じているはずです。

面接官の不安を払しょくするためにも、熱意を持って、新たな職場で長く勤める意思があることをアピールしましょう。

転職回数を気にせず前向きに活動しよう

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「私は転職回数が多いから」とネガティブに自己判断していると、面接の場でもネガティブな思いが出てしまうことがあります。転職希望者自身の転職回数が多いということを「経験が豊富」とポジティブに捉え、自分に自信を持つことが大切です。

前向きな気持ちで転職活動をするならば、転職回数に関係なく良い結果を勝ち取ることができるでしょう。

ハレダスでは、転職についてのご相談を承っております。お仕事相談会も実施しておりますので、ぜひご相談ください。

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ハレダス編集部

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