組織に所属し働く意味を、深く考えたことはあるでしょうか。仕事をする上での本当の安定や成長とはどういったことなのか。
「本当の安定とは、どんなに不安定な環境でも立っていられる力」そう語るのは、月極駐車場情報の検索から契約まですべてをオンラインで完結できる「Park Direct(パークダイレクト)」を始め、数多くの事業開発を行い急成長を遂げている「株式会社ニーリー」クライアントサクセス部・部長の小川洋子さん。
大手ポータルサイトでの営業職や人事部での経験を活かし、同社のマネジメントにも携わっている彼女に、これまでのキャリアや株式会社ニーリーの魅力、募集している人材などについてお話いただきました。
■プロフィール
小川 洋子(おがわ ようこ)
・2009年 新卒でリクルートに入社。新人賞を獲得
・産休、育休を挟みながら13年間勤務。営業、営業企画、人事にて活躍
・2022年1月より株式会社ニーリーにて、クライアントサクセス部の部長を担当
まずは小川さんのご経歴を教えてください。
新卒でリクルートに入社して、産休や育休を含めて13年ほど在籍したのち、「株式会社ニーリー」に転職しました。
もともと、自分が何をやりたいのかがなかなか分からなくて模索していたんですが、就活が始まって「いつかやりたいことを見つけたときに、それを実現するのに必要なスキルはなんだろう?」って学生なりに考えたときに、“人を巻き込む営業力”じゃないかな、と。
それで「営業力 強い会社」ってインターネットで検索したら、リクルートがいちばん上にヒットして。勢いのまま外線に電話をかけて、「優秀な社員さんを紹介してもらっていいですか?」って言ったんです(笑)。
今思えばめちゃくちゃ生意気ですが、本当にトップクラスの社員さんを5,6人紹介してもらうことができて、お会いした方がみなさん素敵で入社したいとすごく思いました。
入社後は、営業部として不動産売買仲介業を営む会社を数年担当したあと、産休・育休を終えて営業企画を2年ほど経験。その後、マネージャーとして営業部に戻って2年ほど働きました。
そして、次のキャリアを考え始めるようになったんですが、営業部だけで終わってしまうのはもったいない気がして、自分も日々育成しながら中途採用に課題を感じていたのもあったのと、あえて変数の多い部門に挑戦したくて、中途採用人事に異動。その後、ニーリ―に転職という流れです。
ニーリーへ転職を決めたきっかけは何だったのでしょうか。
ちょうどリクルートを辞めようと思っていたときに、現在の経営企画の方々に声をかけて頂いて、手伝いに行ったのが後の祭りみたいな(笑)。
でも、「この人たちと働けたら何でも出来そうだな、面白そうだな」と思えるほど素敵なメンバーで、その方々に誘っていただけたので、これはご縁だなと思ってほぼ悩まずに決めました。
私のなかで「何をやるか」よりも「誰とやるか」のほうが大事だったんですよね。
入社してみて感じる、ニーリーの魅力を教えてください。
こんなに任せてくれる?ってくらい任せてくれますね。リクルートも裁量権がある会社だって言われていたんですけど、桁が違う。みんなで組織を作り上げるからこそ、1人あたりの裁量権が想像以上に広くて。
ニーリーが大切にしているバリューのなかに、「フラットであれ」という言葉があるのですが、まさしくその通りの会社だな、と思いますね。
今までは大きい会社にいたので、イチ現場の意見なんて聞いてもらえないという諦めがあったんですけど、ニーリ―は役割とか年次、年齢を問わずひとりひとりの意見にしっかり耳を傾けて「なるほどね」と聞きあう文化がすごくあります。
株式会社ニーリーのお仕事に応募する小川さんが働くうえで大切にされていることを教えてください。
これはもう10年ほど変わっていないんですが、「誰がやってもいい仕事を誰よりも一生懸命やる」ということです。
実は私、「これがやりたい」というのがあんまりないんですよ。だからこそ誰がやってもいい仕事を誰よりもしっかりするっていうのは、すごく大事にしています。
そうすると、成果が出たときに「あなただからやれたよ」っていう評価をしてもらえるなと思うし、それを繰り返していると「あなたにお願いしたい」という仕事にだんだん変わってくるなっていう感覚があります。どんな些細なことも自分の経験になっていくんですよね。
それから、「誰かがやってくれていることに感謝して口に出して伝える」こと。
例えば、クレームの報告をメンバーから受けたときや、私にとって耳障りの悪いことを言われたときなんかも、相手は口に出すのに葛藤もあっただろうし言いにくかったと思うんです。
だからまずは、伝えてくれたことに「ありがとう」って。その一言があるだけで、お互いに抱く感情ってすごく変わると思っていて、そこはすごく意識しています。
そして最後は、「一緒に働いて面白かったなと思ってもらえる人でいたい」ということです。
限りある人生の中で、一緒に働ける人、働ける時間ってそう多くはないじゃないですか。なので、せっかくなら「この人と働いて楽しかったな」「喧嘩もしたけどいい時間だったな」と思ってもらえるように、いつか今のことを笑って語り合えるような関係性を築いていきたいと思っています。
つぎに、マネジメントで意識されていることを教えてください。
“絶対に人の成長を諦めない”ということです。
成果を上げるために人の業務を差配する、この程度おだてとけばやるだろうみたいな、小手先のマネジメントは絶対にしたくなくて。
繰り返しになりますが、一緒に仕事をする以上「この人と関わって自分は成長した」とか「いい経験をできた」と思ってもらいたいので、変えた方がいいと思うことについては、自分のことを棚に上げてでも絶対に伝えるというのはポリシーとして持っています。
人って、自分ができることしか言いにくいものじゃないですか。もちろん、できていた方が説得力はあるんですけど、それをやっちゃうと自分ができている範囲でしか人の成長に携われません。
嫌なことを言うってけっこう苦しかったり辛かったりするんです。本当はそんなことは言わないで好かれているほうが楽なんですけど、マネージャーがそこを諦めたら絶対だめ。
たとえウザいと思われても、成長してもらえるほうが良いので、どんなことも臆せずに言います。そこの嫌われる勇気はマネージャーとして大事にしていますね。
株式会社ニーリーのお仕事に応募する中途採用面接でもフィードバックを行っているとお伺いしましたが、それも成長を諦めないからこそでしょうか?
そうですね。せっかく来ていただいたので、「あの面接に行ってよかった」と思ってもらえる時間にしたくて。
「良かった点だけじゃなくて、あなたを自分のメンバーだと思って、少しフィードバックしていいですか」とお伺いして、足りないなと思う点をかなりズバっとお伝えします。
よく知りもしない人に言われて腹が立つかもしれませんが、自分の良い部分っていろんな人から言ってもらいやすいけど、年齢が上がるほど自分に対して指摘してくれる人って減ってくると思うんです。
私自身も意識的にそういう意見を拾うようにしているんですけど、せっかくなら私が日頃意識していることを、面接でも体感してほしいと思って、前置きをした上でフィードバックをするようにしています。
もし面接に来られた方が転職エージェントを利用されていた場合は、「この方はこういった業界や会社の方が合いそうです」とか「もう少しここを深堀した方が良さそうです」という内容をエージェントにもフィードバックします。
小川さんが思う「一緒に働きたい人物像」は。
スタンスがしっかりとしている方。要は二―リーが大切にしている次の4つのバリューに合う方ということですね。
「フラットであれ」
どんな環境・事情・相手に対してもフラットであり、目的実現のためなら自分自身すら変えられる。
「航路をひらけ」
高い目標を掲げ、困難な課題に対しても解決策を考え抜く努力を怠らない。
「今、“いいもの”を作る」
顧客にとって役に立つ、真にいいサービスを「今、作る」。 途中で諦めずに、最後まで成果にこだわりやり遂げる姿勢。
「問い、giveから始める」
他者の立場に立ち、視野を広く持って物事を考えられる。
どの仕事にも共通しますが、スタンスって土台の部分だと思っているので、スキルがあってもスタンスがぼろぼろな方は、ニーリ―には合わないなって思います。
私たちの仕事は、正直やってもやらなくてもどっちでもいいということについて、期日を切ってお客様を自ら動かしに行くような感じです。
だからこそ、すぐに成果が出ないことも多く苦しいときもあります。そこを諦めず、最後まで成果にこだわってやり抜ける人かどうかというのは特に面接で見ていますね。
あとは、日々の思考習慣があって自分自身で成長していける方かどうか。
面接でこれまでのお話を聞いて、「なんでそう思ったんですか?」とか「それを変えるために何かしましたか?」などを具体的に聞いたときに、思考習慣が身についている方は、自分の中で一度しっかり考えて、質問に対してブレない答えをきちんと出せる力があります。
クライアントサクセス部は特に、クライアントさんと接点がある期間がとても長いんですよね。日々の信頼関係を紡いでいくお仕事なので、その場で適当な回答はできない。
中途半端なことも「一旦確認します」って持ち帰れる忍耐力とか、色んなリスクや可能性を鑑みて、「これならお客さんに答えられる」って状態になってから戻しに行く、そういったことが出来る力が大切だと思っています。
最後に、ニーリーの仲間になりたいと思っている方へメッセージをお願いします。
私は、本当に安定を求めるなら、不安定なところ(組織)でも立っていられるスキルを身につけることが一番の安定だと思っています。
優秀すぎる人ばかりのなかにいると「勝てないな」と思う方もいるかもしれませんが、勝たなくてもいいんです。
イメージでいうと、陸上の選手がボルト選手の横で走ると自己ベストを叩き出せるのと感覚が似ていると思っていて、基本的にはレベルの高い組織にいた方が自分のポテンシャル以上の力を発揮できるはず。
下を見る必要はないし、ニーリ―には本当に優秀で魅力的な方ばかりが揃っているので、この恵まれた環境で学びながら、電車の連結部のように揺れ動く場所でも安定して立っていられるような人になってください。
ニーリーが大事にするバリューに共感してくれる部分が少しでもあるなら、合うと思います。私たちは本気で関わる覚悟で待っているので、これから仲間になってくださる方も本気で来てください。一緒に成長しましょう!
●株式会社ニーリー公式HP
https://www.nealle.com/