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就活のギモン|就活中のLINEアカウント、どうやって管理すべき?

株式会社マイナビの調査(※1)によると、学生が企業と個別の連絡を取る際に便利だと思うツールの第2位が「LINE」とのこと。普段から使用しているアプリだからこそ、使いやすいと思う学生も多いのでしょう。

しかし、SNSはメールとは違い、さまざまなプライベート情報が掲載されているもの。そこで今回は、LINEアカウントの管理の仕方から、気をつけるべきポイントまでご紹介していきます。

※1  株式会社マイナビ 2023年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(10月)

LINEアカウントの取り扱いは?


実際、就活において学生のLINEアカウントの取り扱いはどのようになっているのでしょうか。

同調査(※1)によれば、就職活動に向けてSNSの利用方法を見直したことがあるかを聞いたところ、「匿名や非公開で使っているため見直しはしていない」「見られて困ることは無いので今まで通り実名で利用」という回答が共に3割超えで、対応が二分していることが見て取れます。

SNSで特定されないよう工夫している学生が多い

ただ「非公開設定にした」「特定されないような名前・アイコンに変更した」といった回答も1割前後あり、総じて「既存のアカウントを自分が特定されないように工夫している」学生が5割近いことが見て取れます。

自分のLINEアカウントも、採用に関わってくる?

ここで気になるのは、「LINEの使い方も採用選考に関わってくるのか?」ということでしょう。SNSを情報収集ツールとして使っている人は多いと思いますが、それは逆に言えば、あなたのアカウントもまた「情報源」になり得ると言うこと。

TwitterやInstagramほど発信性はありませんが、それでも投稿欄では自分のこれまでの投稿はもちろんのこと、プロフィールの変更通知も見ることができます。

LINEアカウントは複数作成できる?

TwitterやInstagramのように複数アカウントを作成したい、と思う方もいるかもしれませんが、LINEは基本的に一つの電話番号で一つのアカウント作成が基本となっています。

もちろん電話番号が別にあれば複数のアカウント管理も可能ですが、管理が煩雑になるためあまりオススメはできない方法です。

企業はSNSをチェックして「いる」


実際、学生のSNSアカウントを企業はチェックしているのか・・・・・・。というギモンに関しては、チェックしている、と言えます。

2021年朝日デジタルにて連載されていた記事「探られた裏アカ~就活の深層」では、実際2020年から裏アカ特定サービスを開始した会社を取材しています。

オンライン面接が主流になり、就活生の人物像をより捉えやすくするため、ということで、履歴書をもとに出身地や誕生日などが一致する匿名のアカウントを探し、実名アカウントのフォローしている友人や投稿内容の癖などから判別、特定していくサービスは実在しています。

記事では別の調査会社にも取材をしており、調査対象者はおよそ3万人にのぼるとのこと。依頼する企業数は年々増え、延べ400社近く。特にコロナ禍でオンライン面接が主流になった2020年度は前年度比2.5倍の依頼だったとのことで、裏アカ調査をする会社は年々増えていることが見てとれます。

何を見ているの?

チェックされるのは、情報漏洩や中傷、デマに加担するような言動を行っていないかどうか。

これは、学生アルバイト店員が不適切な行為をSNSに投稿、拡散され企業イメージを損なった事例や、企業のSNS担当者が不適切な投稿をして炎上する事例が昨今相次いでいるためで、SNSが企業広報の一端を担う時代において、リスクマネジメントの意味もあると思われます。

覚えておくべきポイント


上記にあげた「裏アカ調査」はやや極端な例ですが、それでも、SNSはただの連絡ツールではなく、皆さんが企業の情報を収集するのと同様、企業が皆さんの情報を収集するツールとなっているのは確かです。

情報収集のみならばまだしも、企業とやり取りをする場合、非公開設定をしてもあまり意味がありません。そんな中でLINEアカウントの管理をどのように行うべきなのか。下記にお伝えしていきます。

誰にでも見られていい投稿のみを残す

LINEは別に投稿などしてないし、見られて困るものはない、という方でも、まず一度自分のホームでBGMや投稿を見返してみましょう。プロフィール画像の変更も投稿履歴に残るので、場合によっては、プライベートに深く関わるものもあるかもしれません。

とにかく、「第三者に見られたくない」ものや、「その時のテンションで投稿してしまった」というものについては削除をオススメします。

LINEを使用しない

もし自分のプライベートを大事にしたい、投稿も削除したくない、という方はLINEやSNSではなく、学内のメールアドレスなどで企業とやり取りを行いましょう。

現に、株式会社マイナビの調査(※1)によれば、企業と個別の連絡を取る際に便利だと思うツールの第1位は「大学のメールアドレス」でした。就活とプライベートはきっちり分けたい、メールアプリで充分やり取りが可能、と思っている方は、学校のメールアドレスや、就活用のメールアカウントを作成し、それを使用することをオススメします。

また最近は就活用の専用アプリなどもあるので、企業とのやり取りに関してそのようなアプリを使用するのもひとつの手段でしょう。

企業がなぜSNSをチェックするのか理解しておこう

「どこまで企業に見られているのか・・・?」と考え出すと、あれもこれも気になってしまいますよね。

企業がなぜSNSをチェックするのか、それは「リスクマネジメント」の一環と言えます。

今や当然のごとく語られる「炎上」ですが、一度企業についたイメージは中々払拭できません。例えばSNS担当者の不適切投稿で炎上した場合、採用担当としては、そういった不適切な投稿をするような社員を担当者にしたくない、さらには採用したくないと思うのは当然のことでしょう。

またそうでなくとも、現在はすぐに情報が拡散されます。例え企業の広報アカウントでなくとも、匿名アカウントで炎上した投稿主が実はこの企業で働いていた、というだけでも企業イメージは損なわれます。

そのため、企業は「何かしらSNSで炎上するような人材は採用したくない」と特に気を使っているのが現状です。

特に炎上のきっかけになりやすいのは、情報漏洩や中傷、デマに加担するような言動を行っていないかどうか。改めてこのような言動を行っていないか、自分のSNSを見返してみましょう。

まとめ

今回はLINEアカウントの管理の仕方から、気をつけるべきポイントまでご紹介しました。

企業のSNSチェックに関しては、皆さんさまざまな意見をお持ちであることでしょう。

まだまだコロナ禍で面と向かって話す機会が少なくなった中、SNS上で愚痴や強めの言葉で言ってしまう、ということもあるかもしれません。前述した「裏アカ調査」などに関しては何らかの指標が出ることが望ましいですが、だからと言って社会人になっていく手前、軽率な投稿はオススメできません。

就活中に限らず、自らがSNSに投稿した内容は誰もが見ている、という自覚を持っていくことが必要でしょう。

ぜひ、今回お伝えしたことを、よりよい就職活動を活かしていただけたらと思います。

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Written by

ハレダス編集部

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