無農薬・無添加の素材にこだわり、自社農園での栽培から店舗での提供までを一貫して手がける株式会社KIMIYU Global。
大阪の梅田・難波エリアを中心に、和食・イタリアンバル・ファーマーズレストランなどを7店舗運営しており、体に良くて美味しい料理は女性を中心にどこも大人気。
素材の“命”を感じられる料理を届けながら、食の未来を豊かにする取り組みを続ける同社の魅力を紹介します。
KIMIYUの立ち上げと名前に込めた思い
創業者の松本達也氏は、関西大学を卒業後、大手商社、コンサルティング会社での勤務を経て、飲食業界へと進出。「0から1を生み出す仕事をしたい」との思いで起業へと舵を切り、好きだった飲食業で一からのスタートを始めました。
社名は、「あなたの喜びが僕たちの喜び、あなたを大切にしたい」という思いを込め、”君”と”You”を組み合わせてKIMIYU。漢字では、お客様の喜び、自然の美しさ、人の結びつきを表す3文字で「喜美結」と書き、人・自然・食をつなぎたいという想いは創業時からの理念です。
そんな同社のコンセプトは『無農薬・無添加・無化調』。手間を惜しまずに、本当に安心して食を楽しめる場を届けるという信念を持って事業を展開しています。
体の一部になるからこそ、素材にこだわる

KIMIYUでは、すべての料理において無農薬栽培を重視し、添加物・化学調味料を使わない調理を徹底しています。
産地直送野菜を使用するだけでなく、ソースやドレッシングも手作り。ただ美味しいだけでなく、体に良いものを食べてほしいと思うのは、提供する料理がいつかお客様の体の一部になるから。
生産者の方々が手間をかけ愛情を込めて育てた素材を、添加物・化学調味料を一切使用せず、料理人が仕込みから盛付までを各店舗の調理場で丁寧に調理する。KIMIYUの「おいしく、健康で、美しくなる料理」は徐々に評判が広がり、同社が展開する店舗も増えました。2020年に「KIMIYU農園」を開設

運営する店舗が増えるにつれ、松本氏が感じていたのは、素材のこだわりに対するスタッフとの温度差。
自身の理念に加え、実際に有機農家へ訪れて生産者の思いを理解できる機会が多かった松本氏に対し、現場で働くスタッフはそのような機会がなく、有機野菜の良さや会社の思いがあまり伝わっていませんでした。
そこで、自社の取り組みや店舗の特長、提供している料理への信念などをきちんと理解してもらえるように始めたのが約6アールの「KIMIYU農園」。
時にはスタッフも野菜づくりに参加し、トレビス、ジャガイモ、ニンジンなど、年間で10品目の有機野菜をここで栽培し、各店舗に提供しています。
自分の目で見て背景を知ることで、素材の良さや味をしっかりお客様に伝えられるようになり、スタッフの意思が変わって自信も持てるように。
また、KIMIYU農園では、収穫イベントや農業体験を社員だけでなくお客様向けにも企画していて、食と自然のつながりを伝える機会を創出しています。
KIMIYUが目指すこれから

2009年の創業以来、留まることなく進んできたKIMIYU。この先目指すのは、自社農園での体験や生産者との共創を通じて、「食の循環」を生み出すこと。そして、農家の収益向上や休耕地の活用といった地域課題の解決にもつながる、新しい仕組みを広げていくことです。
自社農園をスタートしたKIMIYUですが、野菜の100%自社栽培は行いません。それは、美味しくて体に良い野菜を作ってくれるほかの農家の方々を応援したいから。
農家と飲食店の間に立ち、互いの課題を解決し、双方に利益を生み出せる“橋渡し役”となること。それが、KIMIYUが目指す理想の形です。
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