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就職・転職活動に欠かせない業界研究!各業界について解説~サービス・インフラ業界編~

ハレダスでは、これまでにさまざまな業界について詳しくご紹介してきましたが、今回はサービス・インフラ業界について詳しく見ていきたいと思います。私たちの生活の基盤を築いてくれる、社会に欠かせない業界には、どういった魅力や特徴があるのでしょうか。

業界について知り、自身にマッチしていると思ったら、ぜひ関連企業について調べてみてくださいね。

サービス・インフラ業界とは

「サービス・インフラ」というとイメージがつきにくい方もいるかもしれませんが、私たちの身近なものがほとんどです。サービスは教育や福祉、介護、ホテル、旅行、外食、レジャー、不動産、人材など、形のないサービスの販売や提供をメイン事業とする業界をいいます。

一方のインフラ業界は、鉄道や航空、電力、ガスのような社会の基盤となるサービスや仕組みの提供が、主な事業です。どちらも生活に密着しており、特にインフラ業界は、私たちが「当たり前」だと思っている生活を維持するために、なくてはならない存在だといえるでしょう。

サービス業界の特徴・魅力


製造業や小売業のように、具体的なモノを製造・販売する業界とは異なり、サービス業界が提供するものは形がないものであることが多く、提供してすぐに消費されます。顧客と直接関わってサービスを提供することで、相手からの喜びや感謝が伝わりやすいことから、やりがいを感じられることも多いでしょう。

また、個々のスキルを発揮しやすいのも、サービス業界の特徴です。他の業界では、提供される製品などが評価されることが多く、いくら営業力などがあっても、その力を顧客に評価される機会は少ないといえます。

サービス業は、サービスを提供する「人」を顧客が評価してくれるので、その人が持っているスキルが左右します。

さらに、「人対人」でサービスを提供するので、毎日同じことの繰り返しということはありません。顧客によってサービスの提供方法は異なり、よい日もあれば、自分のなかで反省点の多い1日になることもあります。そんな日々に新鮮さを感じられるのも、サービス業の魅力でしょう。

インフラ業界の特徴・魅力

インフラ業界最大の魅力は、やはり業界が安定している点でしょう。私たちが生活するうえで欠かせないサービスを提供している業界であり、将来的に需要がなくなる可能性も非常に低いのは、働く人にとって重要です。

生活を支える大切なサービスを提供している、多くの人の役に立っているというのは、やりがいを感じたりモチベーションを上げたりすることにもつながります。重い責任がのしかかる業界でもありますが、その分充実感を持って仕事に取り組めるでしょう。

また、業界が安定していることから、福利厚生や待遇が充実しているのも、インフラ業界の特徴です。勤務年数を重ねるほど給与が上がるシステムである企業も多く、長く続ける気持ちを維持しやすいのも魅力だといえます。

サービス・インフラ業界の仕組み・流れ


サービス・インフラ業界といっても前述の通り多くの分野、企業があるので、一概にこういった流れや仕組みがある、ということはいえません。ビジネスモデルは提供するサービスによりさまざまです。

ただ、「モノや人といった経営資源を生かし、価値のあるサービスを顧客に提供する」というのは、共通しているといえます。

ホテルを例に挙げると、経営資源となる「モノ」はホテル内の設備で、人はホテルスタッフです。これらを生かし、客室の整備やレストランの営業、各種サービスの提供を行い、「宿泊料」として対価を得ます。

インフラ業界も基本は同様で、たとえば航空会社なら「モノ」は飛行機、「人」はパイロットやCA、整備士などです。これらを生かし、飛行機を飛ばして人や物資を運ぶサービスを提供し、乗客から「運賃」として対価を得るという仕組みになっています。

サービス・インフラ業界の主な職種

サービス・インフラ業界の主な職種は、以下の通りです。

■サービス業界

販売・接客:来客に最適なサービスを提供する

店長:サービス提供に加え、運営や人材管理・育成も担当する

スーパーバイザー:複数の店舗を担当し、店長に支持やアドバイスを行う

法人営業:人材サービスなどで企業ニーズを調査し、最適なサービスを提案する

マーケティング:調査やデータ収集を行い、市場動向を把握。既存サービスの見直しや新規サービスの開発を行う

■インフラ業界

整備:車両や期待などの整備や点検を行う

購買・調達:必要な資材や設備の発注・購入を行う

運行管理:気象や機体の状態などの状況を把握し、指示を出す

施設管理:線路や駅、空港、発電所、ガスタンクなどの設備を管理する

サービス・インフラ業界に向いているのはどんな人?


サービス業界、インフラ業界はサービスの提供方法などが似ていますが、適正は異なります。それぞれの業界に向いているのは、どのような人なのでしょうか。

■サービス業界

サービス業界は顧客と直接関わる仕事が多いので、人と関わるのが好きな人が向いています。おもてなし精神があり、人を喜ばせることが好きな方は、さまざまな接客に適しているといえるでしょう。

また、話をするのが好き、相手の話を聞くのが得意というのも、サービス業に生きるスキルの1つです。誰とでも仲よくなれ、相手の立場になり行動することができれば、顧客が満足するサービスを見極め、提供することができます。

サービス業は立ち仕事が多いので、体力があることも大切です。介護などは力仕事が多いですし、教育は大きな声で指導するので体力を消耗します。健康で、体力に自信があるという方は、物理的な疲労にも耐えられる力があるといえるでしょう。

■インフラ業界

インフラ業界も顧客と関わるタイミングはあるので、コミュニケーション能力があったほうがよいでしょう。しかし、人との関わりに関しては、サービス業ほどのスキルは不要です。

インフラ業界で重要なのは、社会貢献の精神や、専門性の高い知識を身につける意欲です。生活に欠かせないサービスを提供するので、責任感があり、社会貢献をしたい方には適職だといえます。

また、最強するサービスは特殊なものも多いので、専門的な知識や技術を身につけたい人に向いています。はじめはわからなくても、意欲的に学ぶ姿勢があれば、インフラ業界で通用するでしょう。

安定性のあるインフラ業界なので、ワークライフバランスを重視したい、働きやすい環境に身を置きたいという方にもおすすめです。長く在籍すれば給与は上がりますが、能力によって給与がアップすることは少ないので、新しいことにどんどん挑戦して成長していきたい、という方には向かないかもしれません。

サービス・インフラ業界の課題と今後


サービス業において、大きな課題となっているのは、深刻な人材不足です。少子高齢化が進むなか、サービスを提供できる人材が不足するというのは、多くの組織で起こっています。

また、新型コロナウィルス感染症の影響で、外食やホテルなど「娯楽」的サービスを提供する企業・店舗は経営の危機に立たされているのも事実です。

今後はロボットやAIなどを活用し、人材不足をカバーしていくことが予想されます。また、経営状況の悪化が深刻なサービス業界ですが、さまざまな工夫で苦しい状況を乗り切ること、コロナ収束後の巻き返しで市場拡大に努めることが求められるでしょう。

インフラ業界は、SDGsなど環境問題解決に向けた活動が進むなかで、脱炭素化にどのように取り組んでいくか、再生可能エネルギーへの取り組みなどが、課題となっています。省エネに向けた活動を進めながら、新たなエネルギー供給の方法を提案し、環境に優しく、かつ私たちが快適に生活できるサービス提供に努めることが重要です。

安泰だと思われるインフラ業界ですが、少子高齢化が進み人口が減少すると、インフラ利用者も減少してしまいます。そのなかで業界としてどのように収益を上げるのかも、課題の1つです。

おわりに

サービス業界、インフラ業界は無形でその場で消えるサービスを提供してくれる業界です。どちらも私たちが当たり前だと思っている生活を支えてくれる重要な役割を果たしてくれます。

顧客と直接関わる機会の多いサービス・インフラ業界は、大変なこともありますが、顧客の声が直接届くので、うれしい評価や言葉を受けたときの喜びもひとしおです。日々新鮮さを得られる業界で、人々の生活を維持するためのサービス提供に貢献したいという方は、ぜひサービス・インフラ業界の企業をチェックしてみてください。

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