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【ホワイト企業に転職する方法とは?】見つけ方や特徴を合わせて解説

せっかく転職するなら、ホワイトな会社に就職したいもの。
そこで今回は、ホワイトな会社の見つけ方や特徴、転職する方法を紹介していきます。

ホワイト企業への転職活動前に抑えるべきポイント

ホワイト企業に転職するには、ホワイト企業の定義や基準について知っておく必要があります。まずは、ホワイト企業への転職活動前に抑えるべきポイントを紹介していきます。

1.ホワイト企業とは何かを理解する

「ホワイト企業」という言葉はよく耳にしますが、実際は明確な定義はありません。ただ、ホワイト企業と呼ばれる企業には一般的に共通した特徴があります。
その特徴は、会社で働く社員にとって福利厚生や待遇が充実し、やりがいを持って快適に働ける環境が確保されている企業であること。

基準はそれぞれによって多少違いますが、オンオフともに充実した時間を過ごせる企業であることが、一般的にホワイト企業と呼ばれる会社でしょう。

2.企業探しの基準を設ける

上記で述べたように、ホワイト企業の定義は曖昧なものです。
例えば、現在勤務している会社の休日休暇が100日だとすれば、それ以上だと「休日が多いホワイトな会社だ」と感じるでしょう。このようにホワイト企業の判断は、現在置かれている環境との比較や自分の感覚に基づいたものだと言えます。

世間一般に評価されるホワイト企業と呼ばれる条件を参考にするのも大切ですが、自分が満たしたい条件や基準を決めることが重要です。

ホワイト企業への転職方法1:ホワイト企業の特徴を押さえる

続いては、ホワイト企業への転職方法について紹介していきます。
ホワイト企業かどうかを判断するには、自分の企業選びの基準と合わせて、世間一般に言われているホワイト企業の特徴も押さえておくこと。ここではその特徴を紹介します。


①年間休日が120日以上

休日休暇の大きさは、わかりやすい企業判断基準になります。
厚生労働省が発表した「令和2年就労条件総合調査結果」によると、企業平均年間休日総数は、109.9日だと発表されました。

つまり、休日休暇が120日以上の企業なら、平均よりも10日以上多めに休めるということなので、ホワイト・優良企業と言えるでしょう。

②残業時間が月30時間未満

労働時間が適正であることもホワイト企業の特徴。
残業がなく、定時帰宅できるのが一番ですが、まだまだそれが実行できていない企業が多いのです。

企業の口コミなどをまとめたサイト「openwork」が実施した社員約7万人を対象にした「残業時間の調査」によると、月に30時間以上残業していると答えた人が全体の75%程度を占める結果に。そのため、月の残業が30時間未満の会社であれば、ホワイト・優良企業とみなされるでしょう。

③福利厚生の充実

多くの会社に備わっている福利厚生。
しかし、ホワイト企業には豊富な福利厚生が備わっているのです。福利厚生には、大きく分類して2種類の福利厚生があります。

1つが「法定福利厚生」と呼ばれる企業に措置が義務付けられている福利厚生です。社会保険の負担がこれに該当します。

もう1つが、「法定外福利厚生」と呼ばれるもの。住宅手当や会社が経営する施設の割引など、法的に定められてはいないものの、社員が快適に働けるように好意で整えられている福利厚生です。ホワイト企業は、この「法定外福利厚生」が豊富に揃っている傾向があります。

また、育児や介護などに対応した制度が整っていることもホワイト企業の特徴だと言えます。

④研修・教育制度の充実

これまで紹介した特徴からも見てとれるように、ホワイト企業と呼ばれる企業は、社員を大切にする姿勢が感じられます。研修・教育制度を整える企業も同様、教育支援を通じて、社員を大切に育てる意欲を示しているのです。

そのため、新入社員にはビジネスマナーの研修、中堅社員にはマネジメント研修など、入社年数に応じた研修や教育制度が設けられているのもホワイト企業の特徴です。

⑤離職率の低さ

働きやすい職場環境なら、よっぽどのことがない限り手放したくないと感じる人が多いはず。そのため、離職率が低く、定着率が高いのもホワイト企業の特徴なのです。

ちなみに厚生労働省の調査によって発表された「平成29年3月卒業者の状況」によると、新規高卒就職者の約4割、新規大卒就職者の約3割が、就職後3年以内に離職しているそう。ですので、志望する企業で働く社員の平均勤続年数が5年以上だったり、離職者がほとんどいなかったりする企業は、ホワイト企業である可能性が高いと言えます。

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ホワイト企業への転職方法2:ホワイト企業の見つけ方を知る


上記で紹介したホワイト企業の特徴は、志望する会社があった場合の判断基準としてとても便利です。では、特に志望する会社がなく、広い情報の中からホワイト企業を見つけたい場合には、どうすれば良いのか紹介していきます。

1.ホワイト企業ランキングをチェックする

ホワイト企業を見つける方法として、まずは転職口コミサイトやビジネス誌で実施しているランキングをチェックしてみてください。ランキングにはさまざまな種類があり、社員の満足度や働きがいなど、ジャンル分けされたランキングが掲載されています。

ただし、このようなランキングに名前が上がるのは、大企業がメイン。地域や地元に根差した中小企業を検討している場合には、ランキング以外の方法で見つける必要があるでしょう。

2.就職四季報をチェックする

さまざまな会社のデータが掲載されている「就職四季報」。
ホワイト企業を見つけるには、就職四季報に掲載されている企業の「3年後離職率」や「残業時間」、「有給消化年平均」などをチェックしてみましょう。

これらのデータが上記したホワイト企業の特徴と一致している企業であれば、働きやすい職場環境が備わっているという判断材料のひとつとなります。なかには企業パンフレットにも載っていない詳細なデータを確認できますので、転職を考える人には欠かせないバイブルとなってくれるはずです。

3.厚労省認定マークを取得している企業をチェックする

厚生労働省では、若手育成や女性活躍支援を推進する企業、安全衛生優良企業など、さまざまな視点から優良企業を認定する取り組みを行っています。それらのマークを取得する企業をチェックするのもホワイト企業の見つけ方のひとつです。

例えば、2015年開始の「安全衛生優良企業公表制度」では、働きやすい環境づくりに励む企業を選定し、選ばれた企業には、ホワイトマークを付与。
ホワイトマークの認定基準は、労働関係法令に違反がないこと(※過去3年間)、労働者への過重労働防止対策がとられていること、積極的にメンタルヘルス対策などを行っていることを条件に判断されているのです。

ですので、そうした厚生労働省からの認定マークを目印にするのもホワイト企業を見つけるポイントです。

4.転職サイト・転職エージェントを利用する

転職サイトでもホワイト企業を見つけることが可能。どうやって見つけるのかというと、転職サイトの検索機能を活用していきます。
条件設定する際に、自分の希望する「年間休日数」や「月の残業時間」などを設定しましょう。そうすることで、自分の希望する条件に合ったホワイト企業が見つかります。

また、転職エージェントを利用すれば、担当アドバイザーに希望条件を伝えられ、希望条件に合った会社を提示された後も定着率や職場の雰囲気を聞き、選択していくことが可能です。転職のプロフェッショナルの意見を参考にしながら転職を進められるため、ホワイト企業への就職の可能性が高まるのも転職エージェントを活用するメリットだと言えるでしょう。

ホワイト企業への転職方法3:自分の目で最終チェックする


応募したいホワイト企業を見つけたら、自分と相性が良い会社であるか、本当にホワイト企業であるかなどを最終的には自分の目でチェックし、確かめることが重要です。

1.志望企業で働く人の声を集める

会社説明会があれば参加するのが一番ですが、中途採用の場合そういった機会が設けられていない場合がほとんど。そのため、SNSで企業情報を発信している人に連絡を取ったり、またはSNSで会社の様子を確認したりしておく必要があります。

2.会社付近まで足を運んでみる

就業時間以降に会社付近まで足を運び、会社の電気がついているかの確認するのもひとつの判断基準になるでしょう。「残業ゼロ」と掲載されている企業でも夜遅くまで電気がついているような企業であれば、実際は残業をしている場合があります。

3.実際に面接してみる

事前にいくら情報を集めても、不明点は必ず出てくるはず。そのため、志望度が高いホワイト企業であれば実際に面接を受けて判断するのが良いでしょう。
面接のときに、あまりにも求人情報と仕事内容がかけ離れていたり、休日出勤の可能性があると言われたりする場合には、ブラック企業の恐れもありますので、注意してください。

まとめ

今回、様々切り口からご紹介したポイントを押さえつつ、あなたに合ったホワイト企業を見つけ、転職活動の参考にしてみてくださいね。

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Written by

HAKU

HAKU

大手人材会社にて、法人営業を経験後、制作部門に異動し製造、IT、飲食、エンタメとあらゆる業界の上場企業からスタートアップのベンチャーなど、10年超のキャリアにおいて約3000社以上の企業の取材・制作・ライティングを実施。関西の制作責任者を務めた後、フリーランスにて活動を開始。

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