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転職・副業

中国語を生かせる職業をレベル別に紹介!仕事探しのポイントは?

業種によってはビジネスで外国語を使う機会も多く、日本語以外の言語の読み書きや会話ができると、就職に有利な場合があります。「英語ができると就職の幅が広がる」というイメージも強いですが、中国語を生かせる職業も少なくありません。

今回は、中国語が就職に有利な理由や、レベル別にどのような仕事ができるかを解説します。とっておくとよい資格、語学以外に学んでおきたいことなどにも触れているので、中国語のスキルを生かしたい人はぜひチェックしてみてください。

中国語は就職に有利?


語学力は、ビジネススキルとして重視されやすいものの1つです。「世界共通語」といわれる英語と並び、中国語が就職に有利だといわれる理由は、大きく3つあります。

世界で中国語を話す人が多い

世界には60億以上の人が暮らしていますが、中国語を話す人は非常に多いです。文部科学省の調査によると、言語別使用言語で最も多いのは中国語で、中国だけでなく台湾やマレーシア、シンガポールなど、アジアを中心に、世界各国のチャイナタウンなどでも使用されています。

主言語でなくても英語を話せる人は少なくありませんが、中国語話者は世界人口の4人に1人といわれており、英語とともに高い需要があるといえるでしょう。

日本では英語よりも話せる人が少ない

世界には中国語を話す人が多くいますが、日本人のなかには中国語を話せる人があまりいません。英語は中学校から学びますし、2020年からは小学校でも授業に組み込まれているので馴染みがありますが、中国語に関しては自ら興味を持って学んだり、大学の第二言語として履修したりしないと、触れる機会はほぼないといえます。

よって、中国語のスキルを持った日本人は希少価値が高く重宝されます。ビジネスの拠点を中国に移す国内企業や、中国企業と連携する企業も増えており、中国語が話せる人材を求める企業は少なくありません。

国内外での需要が高まっている

国内には、多くの中国人観光客が訪れます。新型コロナウイルスが蔓延した時期には、中国に限らず外国からの来訪者が減少していましたが、昨今は徐々に海外からの観光客が戻っています。

観光庁の調査によると、日本に来る外国人観光客は韓国人が最も多く、2番目に多いのが中国人です。国内での観光案内や中国人のサポートのために、中国語の需要は高まっています。

また、アジアのなかでは中国が日本との取引が最も多く、国内のオフィスだけでなく、現地に足を運んで業務を遂行する人物も必要です。国内だけでなく、国外でも日本とのやり取りのために、中国語が話せる人材は欠かせない状況となっています。

【レベル別】中国語を生かせる職業


中国語を生かせる職業は多くありますが、どの程度のレベルかによって、できる仕事は変わってきます。ここからは、中国語を生かせる職業をレベル別に見ていきましょう。

初級の人ができる仕事

初級レベルに該当するのは、日常的な会話が問題なくできる人です。読解も、わからない言葉を辞書で引いて理解できるならば、初級レベルだといえます。初級の人ができる仕事には、以下のようなものがあります。

・CA
・グランドスタッフ
・観光案内スタッフ
・宿泊施設のスタッフ
・ショップ販売員

日常会話が問題なくできれば、観光に訪れた中国人をサポートも可能です。観光客と関わる機会の多い空港や観光地、宿泊施設、免税店や飲食店などでは、語学力を生かして中国からの観光客への対応ができるでしょう。

中級の人ができる仕事

中級レベルに該当するのは、日常会話に加え、ビジネス会話もある程度できる人です。中級の人ができる仕事は、初級よりもレベルが上がります。

・貿易事務
・中国企業の日本支社従業員
・国内企業の海外営業(中国担当)
・バイヤー

会話やメールなどでの交渉、やり取りが求められる仕事は、国内外に多くあります。中級レベルの人が語学力をビジネスに生かす場合、日本人のサポートがある環境だと安心です。国内企業で中国との窓口になったり、中国企業の国内支社で同じような語学力を持つ日本人と働いたりすると、自分の中国語レベルに合った仕事をしやすいでしょう。

上級の人ができる仕事

上級レベルに該当するのは、中級よりもさらに高度な表現ができる人です。ネイティブと遜色ない「バイリンガル」レベルで中国語が話せる人は、その語学力を生かし、中国語に関わる幅広い職業に就ける可能性があります。

・翻訳・通訳
・中国語講師
・日本語講師

ビジネスの場での通訳は、ハイレベルな中国語を習得していないとなかなかできません。翻訳も同様で、文法やニュアンスの細かな違いがわからないと、正しく伝えられない可能性があります。また、ネイティブに近い語学力があれば、中国語を教える講師の道も拓けますし、中国語を生かして中国人向けに日本語を教えることも可能です。

希望の業種が上記とは異なる場合は、中国企業の中国支社に就職し、より高い役職を目指して働くこともできるでしょう。

中国語を生かした仕事の探し方


中国語を生かせる職業のジャンルは幅広く、レベルによって任せられる仕事の内容も異なります。中国語を生かした仕事を探す場合には、3つのポイントに注目しましょう。

「コミュニケーション」と「読み書き」のどちらを重視するか

「中国語ができる」といっても、リスニングや発話が得意な人と、読み書きが得意な人にわかれます。もちろん、どちらもできなければ仕事に生かすのは難しいですが、コミュニケーションと読み書き、どちらを重視するか考えると、自分に合った職業が見えてきます。

コミュニケーション重視の場合は、初級レベルの接客関係の仕事に加え、営業や通訳などがおすすめです。読み書きに注力したい人は、貿易事務や翻訳などが向いています。初級はコミュニケーション能力が高いことを重視されるケースが多いですが、旅行会社の予約担当をはじめ、メールでのやり取りなどの事務作業を中心とした仕事を選ぶとよいでしょう。

日本で働くか、海外で働くか

働く場所をどこにするかも、就職先を決める際のポイントの1つです。日本で働きたい場合は、国内企業への就職を検討しましょう。中国に支社があると異動の可能性が出てくるので、「絶対に日本で働きたい」という場合は、海外支社のない企業がおすすめです。

海外で働きたい場合は、中国企業に就職する、国内企業でも中国支社への転勤の可能性が高い企業を選択すると、希望が叶いやすくなります。ただし、語学レベルが見合っていないと海外勤務をさせてもらえない、海外に行っても生活面での苦労を伴うこともありますので、まずは国内でスキルを磨いてから、次のステップに進むとよいでしょう。

希望の業種・職種に当てはまっているか

ただ「中国語を生かしたい」というだけで、中国語スキルのある人を優遇する企業に就職するのはおすすめできません。どのような業種・職種を希望するかも、就職活動を始める前に決めておきましょう。

コミュニケーションがあまり得意でないのに、観光に関連する業種に就職したり、反対に人とのコミュニケーションが好きなのに、黙々と作業をしなければならなかったりすると、仕事が楽しくなくなることもあります。中国語スキルを生かす場合も通常の就職活動と同様に、まず得意なこと、興味があることに関連した業種・職種に当てはまる企業かどうかに注目してください。

中国語を生かして就職するなら資格取得も◎


就職活動で中国語スキルをアピールする、中国語を生かせる部署に配属してもらうためには、資格を取得するのも有効です。就活で生きる中国語関連の資格には、次のようなものがあります。

中国語検定

中国語検定は、日本中国語検定協会が実施する資格試験です。資格は準4級から1級まであり、2~3級なら初級、準1級以上なら中級、1級なら上級レベルに該当します。すべての級でリスニングと筆記試験が行われ、準1級、1級は面接によって通訳・翻訳力を問われるのも特徴です。

HSK

HSKは、中国政府教育部の直属機関が主催する認定資格で、118の国と地域で導入されています。筆記試験は1~6級、口頭試験は初級・中級・高級があり、中国語の問題に中国語で回答しなければなりません。筆記試験ではリスニング力や読解力、作文能力が問われ、口頭試験ではリンスニングとスピーキングの力が試されます。HSKを導入する企業は世界でも増加しており、取得していると自身の中国語スキルをアピールしやすい資格だといえるでしょう。

TECC

TECCは、中国語コミュニケーション協会主催の、コミュニケーション能力検定です。日常会話やビジネスシーンでの会話をもとに、実践的なコミュニケーション能力を測ります。試験はリスニングとリーディングの2種類で、出題はすべて日本語でされます。1000点満点のスコア表示方式で評価されるので、TOEICの中国語版だと思うとわかりやすいのではないでしょうか。

TOCFL

TOCFLは、台湾の国家中国語能力試験推進委員会が実施する試験です。中国語を母国語としない人向けの資格で、問題には台湾・香港などで使用されている繁体字を用いています。TOCFLもTECC同様、リスニングとリーディングを行います。実生活に近いテーマの4択の選択問題で、難易度は3種類です。主に台湾での就職を希望する場合に、語学スキルを証明しやすいでしょう。

就職・転職で中国語を活用するポイント


ただ机に向かって中国語の知識だけを頭に入れれば、就職・転職先で中国語を生かせるわけではありません。仕事に生きる中国語を習得するために、抑えておきたいポイントは3つです。

中国の文化や習慣などを学ぶ

中国語学習と並行して、中国の文化や習慣を学ぶことも大切です。中国は日本と同じアジア圏ですが、文化が大きく異なる部分もありますし、ビジネスにおける習慣も同じではありません。仕事ではスピード感や成果が重視されており、成果によって評価や報酬が上がるため、中国のビジネスに適応できる働き方を身につける必要があります。

また、中国の人と円滑にコミュニケーションを取ったり、中国でストレスなく生活したりするためには、中国の文化を知っておくとよいでしょう。

コミュニケーション能力を養う

中国語を使ったコミュニケーションゼロで、中国語を生かした仕事をするのはほぼ不可能です。コミュニケーションが苦手な人は、人との会話をスムーズに進める練習も中国語の学習のなかに組み込むことをおすすめします。

初級レベルでも職業に生かしたい場合は、接客などの仕事がメインになりがちです。「話すのが苦手だから」と消極的になると、せっかく中国語を生かした企業に就職しても語学力の生きない部署に配属されてしまうかもしれないので注意しましょう。

就きたい仕事に合った語学レベルを手に入れる

業種や職種、企業によって、求められる語学レベルは異なります。働きながらスキルアップするのも1つの方法ですが、前述の通りあまり興味がなかったり、仕事内容に前向きになれなかったりする仕事に就いても、長続きしません。

就きたい仕事を見定め、そこに合ったレベルまで語学力を磨くことも重要です。せっかく習得した中国語を存分に活用できるよう業界・企業研究を怠らず、企業の求めるレベルの語学力を手に入れましょう。

中国語はレベルによって生かせる職業が変わる!就職・転職前には企業研究を


中国語を生かせる職業はさまざまで、語学レベルによってできる仕事が変わってきます。需要が高く、就職や転職に有利な中国語スキルですが、就きたい業界や企業についてよく知り、自分に合った業務内容か、中国語をどれくらい生かせるかを把握することは非常に重要です。

資格取得やコミュニケーション能力強化などでアピールポイントを広げ、希望の企業への就職を勝ち取りましょう!

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Written by

ハレダス編集部

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