転職で慌てないために!やることをチェックしよう
新卒採用で入社した時同様、転職活動にもさまざまな準備が必要です。また社会人だからこその手続きも多数発生します。
そこで今回はそれらをリスト化。いざという時に慌てずにすむように、役立ててもらえればと思います。
転職やることリスト
【Step1】まず準備をしよう | |
□ | スケジュールを決めよう |
□ | 自己分析を行おう |
□ | 企業分析を行おう |
【Step2】履歴書・職務経歴書を書こう | |
□ | 履歴書を書く時に気をつけること |
□ | 職務経歴書を書く時に気をつけること |
【Step3】求人に応募しよう | |
□ | 試験・面接対策をしよう |
【Step4】内定!円満退職の準備をしよう | |
□ | 引き継ぎや書類の準備をしよう |
□ | 入社の準備をしよう |
【Step1】まず準備をしよう
まずは転職活動の準備をしましょう。ですが具体的に何をすればいいのか?と戸惑う方もいらっしゃるでしょう。
スケジュールを決めよう
在職中に転職活動を行うのか、あるいは一旦退職してから転職活動を行うのかはさまざまです。
在職中に行った方が金銭的に余裕はありますし、また退職後に行った方が時間的には余裕があるでしょう。
ですがどちらにしろ、あまり長引いてしまうのは良くありません。在職中であれば仕事に支障が出る可能性がありますし、退職後は色々と不安になり、メンタルに悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、ある程度「この時期のここまでには転職する」など、ある程度の見通しを持って計画を立てていくことをオススメします。
転職の理由の言語化=自己分析を行おう
次が転職の準備。そのためには、新卒の就職活動同様、自己分析は転職活動においても必須と言えます。
まず「なぜ転職したいと思ったのか」をきちんと言語化できるようにしておきましょう。そこが明確になっていなければ、なんとなく転職先を選んでしてしまい、入社後後悔してまた転職・・・。と負のスパイラルに陥りかねません。
それに転職活動は新卒入社の時とは違い、自分の志向や社会のことが把握できるようになった分、より「自分らしく働ける」会社を見つけやすくなったとも言えます。せっかくの転職なのですから、悔いの残らないようしっかり準備しておきましょう。
どの企業とマッチングするか=企業分析を行おう!
自己分析が終わったなら、次は企業分析。企業分析を一概に言われますが、これは「企業の求める人材を把握」し、その上で自分とマッチングするか見極めることです。
営業とひとくちに言っても、飛び込みやテレアポでどんどん新規顧客を開拓したい会社もあれば、既存顧客と太く長く付き合っていたい企業もあるでしょう。
その場合、会社によって欲しい人物像が異なるのは明確です。それらを見極め、実りある転職活動にするためにも、企業研究は必須と言えるでしょう。
【Step2】履歴書・職務経歴書を書こう
では続いて、履歴書、職務経歴書を書いていきましょう。
書く内容は異なりますが、大前提としてどちらとも他社に提出する書類です。誤字や情報の不足などには充分に気をつけていきましょう。
履歴書を書く時に気をつけること
履歴書に関しては、以前は手書きが主流でしたが、現在はワードやエクセルで作成した履歴書でもOKになっており、テンプレートなども普及しています。
何回も書くのは大変面倒ですので、記入日にだけ気をつけながら、パソコンで制作してしまいましょう。
職務経歴書を書く時に気をつけること
職歴や自己PRなど、より書く内容を考える必要があるのがこの職務経歴書です。
特に自己PRについては、今まで会社で培ってきたスキルや経験、仕事上発揮できる強みなどを書く必要があります。ぜひ入念な自己分析を行った上で書いていきましょう。
また前述したように、企業によってはほしい人材が微妙に異なるもの。多少手間と思うかも知れませんが、必要に応じて自己PRの強みの文章を変更するのも、実りある転職活動につながると言えるでしょう。
【Step3】求人に応募しよう
書類の準備ができれば求人に応募しましょう。もちろんそれで終わりではありません。
履歴書や職務経歴書は前段にすぎず、ここから本番の「面接」が待っていますので、しっかり対策を行いましょう。
試験・面接対策をしよう
職種によっては一般教養などの試験もあります。対策本は数多く出ているので、それらを参考に試験対策を行いましょう。
そして面接に関しては、あらかじめ聞かれそうな質問に関しては原稿を書いておいた方が、本番で言葉を考えずに済むためオススメです。
言うまでもなく、面接では自分の想定した質問が来るとは限らず、その場で考える余力を少しでも残しておくために、準備できることはしておきましょう。
またここで注意したいのは、「嘘」や「話を盛る」こと。よりアピールしたい、という気持ちが先んじて嘘を交えたり、話を盛ることもあるかもしれませんが、あなたの話を聞くのは、何人もの採用を行ってきた人事です。嘘だと見抜かれる確率はかなり高いと思ってください。
そして面接は、嘘以前に言動のあやふやさだけでも心象イメージはマイナスになりやすいです。一貫しない話や言動は、かえって採用につながりにくいと思っておきましょう。
【Step4】内定!円満退職の準備をしよう
無事内定を取ることができたら、ひとまず安心ですね。もし退職後に転職活動を行っていた場合はそのまま入社の準備となりますが、在職中であれば退職の準備が必要となります。
円満に退職するためにも、きちんとやることをやってしまいましょう。
退職する旨を伝えよう
まず退職する旨を上司に伝え、退職時期の相談を行いましょう。言うまでもなく、会社側が退職を拒否することは違法です。
民法第628条には退職の自由が明記されており、「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。」とあります。
つまり二週間前に退職を申し出れば、労働者は退職できるということです。
しかし、いきなり退職を申し出ればどこの職場であれ角が立つのは想像に難くありません。引き継ぎや人員配置の問題もあるでしょう。
また民法に規定されていても、就業規則には「1ヶ月前」と記載されている場合もあります。一度就業規則を確認し、退職時期の相談を行いましょう。
引き継ぎや書類の準備をしよう
業務の引き継ぎや、退職に必要な書類を準備しましょう。退職願や退職届の提出などがその最たるものです。
退職願は「退職を申し出る」ものであり、会社が承諾するまでは撤回も可能なほか、口頭でも済ませることができるため、会社によっては提出する必要の無いところも多いでしょう。
しかし退職届の提出は法律で決まっている訳ではありませんが、会社規定により提出すべきとなっているところがほとんどです。そちらの準備はきちんとやっておきましょう。
入社の準備をしよう
退職準備と並行して、入社の準備もしましょう。準備物は会社によって変わると思いますが、転職当日に慌てずに済むように、通勤ルートの確認は絶対にやっておきましょう。
また転職後の会社に提出すべき書類としては、源泉徴収表や離職票と言ったものがあげられます。これらは退職後に受け取ることができるので、それらも忘れずに受け取りましょう。
まとめ
今回は転職に向けてやることをリストアップしてご説明してきました。はじめての転職の場合、特に何をすればいいのか不安になりますよね。
ぜひとも今回のやることリストを活用して、万全の体制で転職活動に臨んでもらえたらと思います。