エントリー後の返信、待っても来ないときはどうすればいい?
転職活動において、企業の求人に応募した場合、転職サイトなどでは確認用のメールが届いたり、次のステップへの案内が電話やメールで届きます。
しかしそう言った連絡が無い場合、きちんと応募できたのか、それとも不採用になってしまったのか、と不安になる方も多いのではないでしょうか。
連絡が来ない=不採用?
「連絡が来ないってことは、不採用だったんだ・・・・・・」と思うのは早計です。まずはさまざまな問題が生じたのでは?と疑ってみましょう。
また最近はSNSなどで採用活動中の会社の評判はすぐに拡散されることから、こういった不採用者を放置する会社は少なくなりました。
「通過者には○月○日までに連絡いたします」という注意書きが無い限り、返信はあるものと思っておきましょう。
待つ目安は「10日」
時期にもよりますが、転職者が多い9月末や、正社員採用と重なる3月末といった年度末はただでさえ母数が多いので、選考には時間がかかると思っておいてください。
しかし、それでも規定外に遅くなる場合は企業から何かしらの連絡が入るはずです。営業日を含めて10日間を過ぎても連絡が来なかった場合は、何かしらの不具合が起きているとみて、アクションを起こしましょう。
まず自分側の原因を探ってみよう
10日を過ぎても連絡が無かった場合、まず自分のやり方に手違いは無かったか探ってみましょう。もし「連絡が無い!」と急いで企業側に連絡し、自分の不手際だったと分かれば選考前から心象イメージを悪くしてしまいます。まずは自分の行動を振り返り、手違いは無かったかチェックしてみましょう。
そもそもエントリーできてない
転職サイトや自社サイトから応募した場合、応募ボタンを複数回押した、インターネット回線の調子が悪かった、などの理由から、応募自体ができていなかったということもあります。
特にWeb上で応募した場合や、特に転職サイトの場合、自動で「応募完了メール」が返信されるよう設定されています。もしWeb上で応募したのにそのようなメールが届いていない場合は、エントリーができていない可能性があります。もう一度メールボックスをチェックして、再度エントリーしてみましょう。
連絡先の入力ミス
エントリーする際、自分は正しく入力したつもりでも、連絡先を間違えて入力してしまい、企業が連絡をとりたくても取れない状況になっている可能性もあります。
求人サイトからのWeb応募であれば、サイト登録時に入力したメールアドレス・電話番号を使用すればいいのですが、企業の公式ホームページからの応募する場合、個人情報を全て入力しなくてはいけないので、ミスが生まれてしまった可能性もあります。
もし求人サイトであればもう一度電話番号やメールアドレスを確認。難しい場合は、一度企業の方に問い合わせするほかありません。もし自分のミスだった場合は、素直に謝罪し、改めて応募の要件を伝えましょう。
着信・受信拒否設定
アドレス帳に登録された番号以外は受信・着信拒否設定にしている人もいるかもしれません。それだとメールは届かないでしょう。
また拒否設定にしていなくても、迷惑メールフォルダに振り分けられている可能性があります。拒否設定に関しては事前にチェックし、返信が来ない場合は迷惑メールフォルダなども確認しましょう。
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次に企業側の理由を考えてみよう
10日ほど待ち、自分の行動を振り返っても理由が見つからない、という時は企業側に理由があるのかもしれません。下記にお伝えしていきます。
選考に時間がかかっている
一番の理由はこれと言えます。まず人気の高い企業や職種であれば、応募が殺到し、対応に追われている可能性もあります。そのあたりを加味して、もう少し問い合わせするのを待つのも、企業への心象イメージを保つためには必要なのかもしれません。
また前述したように、特に3月は年度末で新卒採用と重なり、人事部も選考に時間がかかっている可能性があります。それに加え、年度末というのはただでさえ書類の作成や引き継ぎなどで、どこの部署も忙しい時期です。もしそのあたりで応募したのであれば、時間がかかることは覚悟しておきましょう。
会社にとって忙しい時期はそれぞれですが、3月、9月、それから年度初めあたりは特に時間がかかると思っていていいでしょう。
選考がはじまっていない
企業が想定していたより募集が下回り、企業が選考をまとめて行いたいがために採用活動を一時的にストップしているということも考えられます。あくまで可能性の話なので、10営業日以内であればひとまず待つべきですが、10営業日以上返信が無い場合は、問い合わせを行いましょう。
担当者の見落とし
多数の応募や、ケアレスミスにより、担当者があなたのエントリーを見落としてしまっているということも考えられます。人事部がきちんとある企業ならまだしも、人事と事務が分かれていない場合、バックオフィスの社員が仕事を一手に引き受けているのもあって、見落とされている可能性が高いです。
また、社風によっては、10日以上かける企業もあるかもしれません。どちらにしろ10営業日以上返信が無い場合には問い合わせを行いましょう。
返信が後回しにされている
厳しいことを言えば、転職採用で不合格の場合、返信は後回しにされがちです。採用担当が合格者に力をいれるあまり、不採用の連絡をするのを忘れていたという場合もあるでしょう。しかし、応募者に返信をしないというのはマナー違反です。「不採用だったのかどうかわからない」と思い悩む一因でもありますので、きちんと問い合わせましょう。
【例文アリ】最後に企業に問い合わせてみよう
自分の行動を振り返っても理由が見つからない場合、企業に理由がある可能性が高いので、問い合わせを行ってみましょう。
こんなことで問い合わせて良いのか、緊張する、という気持ちはもっともでしょう。しかし、返信が来ないことであなたの転職活動が滞っては本末転倒です。てっとり早いのは電話での問い合わせですが、それを負担に思う方も多いはず。下記に問い合わせメールの例文をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
問い合わせメール例文
【件名】
選考結果の件について(氏名)
【本文】
株式会社◯◯◯
採用担当者様
お世話になっております。
○月□日に転職サイト○○から応募した△△と申します。
大変恐縮なのですが、選考結果について、ご返信いただける時期や目安を教えていただくことは可能でしょうか?
お手数をおかけしまして申し訳ございません。
ご検討いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
氏名
電話番号
メールアドレス
気をつけるポイント
件名は、昨今スパムメールも多いので、自分だと分かるよう名前を入れておくといいでしょう。またメールの本文の冒頭は宛名を書き、いつ応募したかも明記したほうが相手方も確認しやすくなります。そして質問内容は簡単にまとめ、最後に自分の名前と連絡先を忘れないようにしましょう。
送信する前に今一度内容をチェックし、誤字脱字には注意してくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はエントリー後に返信がない時の対処法をご紹介してきました。中々返信が来ないと、色々と不安になってしまいますよね。しかし、社会人であるからこそ、そういう時こそ冷静になりましょう。今回お伝えしたことを活かして、よりよい転職活動を続けてもらえればと思います。