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【転職面接の質問数】よく聞かれる定番の質問とは

転職において、避けて通れない面接。企業によって面接の回数は異なり、多いところでは3回以上行う企業もあります。

面接で聞かれる質問の内容は、定番のものから企業独自のものまであり、質問数はおおよそ決まっています。

今回は、そんな面接での質問数やよく聞かれる定番の質問についてお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の監修者
山本 恵美(やまもと めぐみ)

【経歴】
大学卒業後、生活情報誌やファッション雑誌の記者・編集を経て、株式会社マイナビに入社。人材サービス(就職・転職・障がい者採用)の分野において、5000社以上の企業広告を15年にわたって担当。2020年に起業し「合同会社綴」を設立。現在は、採用コンサルティング業務に加え、すべての子どもたちの進学の支援を行う「一般社団法人ゆめさぽ」の理事としても従事。

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転職面接の質問数

転職面接の時間は、基本的に30分~1時間程度の企業が多いです。そして、30分ならば5問ほどの質問数になることが多いです。

質問内容としては、自己紹介から志望動機など基本的なものがほとんどでしょう。

では、1時間ならば倍の10問かというと一概にそうとはいえません。

1時間の面接であれば、単純に質問数が増えるというわけではなく、1つの質問を深堀りして聞かれることが多いです。

30分と同じく5問であってもより深く聞かれる場合や単純に質問数が増えることもあります。

また、十分に時間があるため、詳しい会社の説明や仕事の説明してくれることもあります。質問数やどれくらい深掘りしてくるのかは、企業によってさまざま。

ただ、転職面接での質問の内容はある程度定番化しており、どの企業においても定番の質問があります。

そのため、変に質問数を意識するよりも、その定番の質問に対しての回答をしっかりと準備しておくことの方が大切です。

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転職面接で聞かれる定番の質問


それでは、どの企業においても聞かれる可能性が非常に高い定番の質問について紹介していきます。

転職面接に臨む際には必要最低限、これから紹介する質問に対する回答は準備するようにしてください。

自己紹介と自己PR

転職面接で1番最初に質問されることが多いのが「自己紹介と自己PR」です。

単純に自己紹介を求められることもあれば、経歴を踏まえながら自己PRをお願いしますと求められることも。

面接で必ず聞かれる自己紹介と自己PRですが、どういった意図があるのでしょうか?

この質問で面接官が見ているのは、「第一印象とコミュニケーション能力」 「自社で活躍できそうな人材か」 「入社への熱意」など。
ただ、すべてをこの段階で判断するのは難しいので、あくまでも大まかに見ています。

この自己紹介と自己PRの時間で気を付けてほしいのは、自分の経験やスキルなどをすべて話すことは避けましょう。

話すのは応募する企業で求められる、または活かせる経験やスキルのみに絞ってください。

関係のないものをアピールしてしまうと、マイナス評価になってしまう可能性もあるので、注意が必要です。

そして、回答する時間は30秒~1分でまとめるようにしましょう。長くても2分程度にしてください。

短すぎても長すぎてもNGなので、できる限り簡潔にしつつも必要なことはアピールするのがポイント。

こちらが回答した内容に面接官が興味を持ってくれれば深掘りをしてくれるので、その場合はより具体的に回答するようにしましょう。

退職・転職の理由について

次は「退職と転職の理由」についてです。

現職や前職に不満があって辞める場合がほとんどなので、その辞める理由について面接官は知りたがっています。

不満があって辞めることは面接官側も理解はしていますが、辞める理由をそのまま伝えるのはおススメしません。

そのため、ネガティブな理由で辞める場合はいい換える必要があります。例えば、下記の例を見てみましょう。

【残業が多くて辞めた場合】

前職では、1日の残業時間が4時間を超えるということが常態化しておりました。

今よりも効率よく仕事が進められるように改善案を上司に提案したのですが、受入れてもらうことはできませんでした。

自分の今後のキャリアを考え、風通しが良く意見やアイデアを発言できる環境で働きたいと考え、転職を決意しました。

【人間関係が原因で辞めた場合】

前職では、実力・成果主義な社風で、お互いに切磋琢磨できるような良い環境でした。

しかし、社員同士で協力して仕事を進める雰囲気ではなく、各々が持っている経験や知識を共有するということはありませんでした。

チームワークを大切にし、お互いに協力しながら成長している環境で働きたいと考え、転職を決意しました。

このように、ネガティブな理由であってもいい換えるようにしましょう。

辞める理由をそのまま伝えてしまうと、「うちに入社しても、問題が起こったら辞めてしまうのではないか?」という疑問を持たれてしまう可能性があります。

辞める理由がネガティブな場合は、工夫してポジティブな理由に変換できるようにすることを覚えておいてください。

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志望動機について


「志望動機」についても、転職面接における定番の質問ですよね。

面接官は、この質問で「入社への本気度」「他社ではなく、なぜうちの会社を選んだのか」というのを見ています。

特に後者の方を見ているので、その理由を明確に伝える必要があります。この志望動機は、多くの転職者にとって大きな壁といっても過言ではないでしょう。

単純に「給与が高いから」「休みが多いから」「自宅から近かったから」という理由では、マイナス評価になってしまいます。

好印象な志望動機を作るためには、企業研究が欠かせません。企業のホームページなどをよく読み込むなど、まずは情報取集を徹底に行いましょう。

そして、自分が働く上で大切にしていることと、企業の理念や社風を合わせることで、好印象かつ説得力のある志望動機ができあがります。

【志望動機の例】

御社の顧客目線を第一とした理念に共感し、私も顧客の満足度が売上につながると考えているため志望しました。

私はこれまで、法人向けに無形商材の営業を行って参りました。前職では、顧客目線というよりもとにかく売上を上げることが第一という理念でした。

しかし、結局のところ顧客と同じ目線に立ち、悩みを解決することが大切であり、それが商品購入にもつながるのだと、これまでの営業経験でわかりました。

この経験を上司や同僚に伝えてもわかってもらえませんでした。

御社であれば、私の経験を活かして売上向上に貢献できるだけでなく、同じ理念を持つ仲間とともに切磋琢磨できると考えています。

このような形の志望動機を作ると良いでしょう。文章で見ると長く感じると思いますが、実際に話すとなると、1分もかからないくらいです。

職務経歴や経験・スキルについて

「職務経歴や経験、スキル」などについての質問もされることが多いです。ここでのポイントは、志望する企業の業務内容を理解すること。

そして、その業務に対して、自分の経験やスキルがどう活かせるか?ということを具体的に話しましょう。

これは同業種でも異業種でも同じことです。「仕事」という大きなくくりで見れば、これまでの経験を活かせることは必ずあるはず。

例えば、接客から営業へ転職するならば、接客経験を活かすことができるでしょう。

エンジニアから同じエンジニアに転職するならば、自分の培ってきたスキルを活かせる場面は多くあるでしょう。

また、「入社後のキャリアプランや目標」についても、質問される可能性が高いです。

この質問では、「入社への熱意」や「仕事へのモチベーション」について見ています。

これについては、退職・転職理由や志望動機のところで話している場合もあるでしょう。

その場合は、そのときに深掘りして聞かれることもあります。いずれにしても、深掘りされてもいいように準備しておくようにしましょう。

逆質問

面接の終わりには、面接官から「なにか質問はありますか?」という「逆質問」をされます。

ここでは、「特にありません」と答えるのは避けましょう。「入社の意思が低いのではないか」と思われるかもしれません。

ただし、どんな質問をしてもいいというわけではありません。

面接で説明されたことや、ホームページを見ればすぐわかるようなこと、給与や待遇などの条件面はNGです。

例えば、以下のような質問をすると良いでしょう。

もしご縁があり内定をいただけた場合には、入社まで準備しておくことや学んでおくことはありますでしょうか。

現在ご活躍されている方は、どのようなキャリアをお持ちなのでしょうか。

今後、注力されていく事業などがありましたら、差し支えのない範囲で教えていただけますでしょうか。

上記のように、入社を前提としたものや企業に興味を持っていますよ、という内容の質問をすると良いです。

まとめ

転職面接での質問数は、企業によってさまざまですが平均して5~10問程度です。1つの質問をより深掘りされることもあるので、覚えておいてください。

今回紹介した「転職面接で聞かれる定番の質問」については、特にしっかりと準備をしておくようにしましょう。

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Written by

ハレダス編集部

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