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転職・副業

兼業で副業はできる?メリットや注意点を解説

働き方についての方針などが変わり、副業・兼業というワードが注目を集めています。副業をしてみたい、兼業で今より稼ぎたいと思う方は、メリットやデメリット、副業をする際の注意点などを知ってから始めることをおすすめします。

今回は、副業・兼業に関するさまざまな情報をまとめてみました!

副業とは?

副業とは?

副業は本業とは別に1つ、ないしは複数の仕事をすることです。たとえば正社員の方が終業後や休暇を利用してアルバイトをする、在宅ワークをするのが副業だといえます。

副業のほか、兼業という言葉がありますが、定義としては副業とほぼ同様です。本業を含め、複数の仕事を「兼ねる」ことを兼業といいます。しいていえば、副業は本業がメインで副業がサブというイメージですが、兼業は仕事の順位をつけない、という違いがあるのではないでしょうか。

アルバイトを掛け持ちしている方などは、「兼業」という言葉がしっくりくるかもしれませんね。

副業・兼業のメリット

副業・兼業にはどういったメリットやデメリットがあるのか知りたいという方は少なくありません。副業・兼業をするメリットは次の大きく3つです。

  • 収入アップ
  • スキルアップ
  • 幅広い人脈を手に入れられる

多くの仕事をすれば、その分収入も増えます。少し前は、本業の収入が心もとない方が週末の単発アルバイトなどを収入の足しにする、というイメージも強かったですが、最近は収入に余裕がある方も自身のスキルを磨く、経験を広げるために副業・兼業を行うケースも少なくありません。これが、副業の2つ目のメリットにもなります。

そして、本業とは異なるフィールドで副業・兼業を行うことは、別の場所での人脈を手に入れることにもつながります。さまざまな人脈を入手することは、将来自身で事業を起こしたい、という方には非常に心強いものです。

副業・兼業のデメリット

魅力たっぷりの副業・兼業ですが、次のようなデメリットがあることも忘れてはいけません。

  • 副業の収入によっては確定申告が必要
  • 本業や心身への影響が出る可能性がある

副業・兼業によって年間20万円以上の収入を得た場合には、確定申告が必要になります。正社員の方は個人で確定申告をする必要はありませんが、副業の多くは個人で受注するので忘れず申告をしなければなりません。

また、副業・兼業は基本的に本業以外の時間に行いますが、そのせいで睡眠時間が削られる、納期に追われ本業の業務がおろそかになるという可能性も生じます。本業に支障を来さない範囲で副業を行うこと、心や体の不調を起こさないような働き方を自身で考えることも、副業・兼業を行ううえで大切です。

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副業・兼業への考え方に変化が起こっている理由

副業・兼業への考え方に変化が起こっている理由

副業・兼業にはさまざまな魅力があることはわかりましたが、そもそもなぜ近年、副業や兼業というワードが大きく注目を浴びているのでしょうか。これには、2018年1月の「モデル就業規則」の改訂が大きく影響しています。

厚生労働省が発表しているこちらの規則において、以前は「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」と、副業を禁止する文言がしっかりと記載されていました。しかし規則の改訂により、この言葉が削除され、新たに「労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる」という文章が記載されています。

つまり、国を挙げて副業を推奨するようになった、ということですね。

そして同時期、厚生労働省は「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を策定。副業がしたい、という方が安心して取り組めるよう労働時間や健康を管理する内容をまとめています。

副業・兼業をする場合に注意したいこと

副業・兼業をする場合に注意したいこと

以前は正社員にとってNGだった副業・兼業が推奨される世の中になりましたが、副業・兼業をする際に注意したいことがあります。

それは、正社員として働いている会社が副業や兼業をOKしているかどうかを事前に確認することです。国が推奨しているといっても、副業に関する考え方は会社により異なり、いまだに「副業禁止」を掲げているところもあります。副業禁止の会社に勤めているのに副業・兼業をしてしまうと、規程違反で解雇になる可能性もあるため注意が必要です。

また、副業OKの会社でも「どんな仕事でもOK」ではない場合があり、NGな職種で副業を行うと査定に響く、処分を受けることもあるため、こういった点についても事前に細かく確認するとよいでしょう。

そもそもなぜ推奨されているはずの副業・兼業を禁止する会社がいまだに存在するのかと思うかもしれませんが、「本業に専念してほしい」「業務効率の低下を防ぎたい」「従業員の健康面が心配だ」など、企業側の理由も納得がいくものです。

「考え方が古い」というだけではなく、働く社員を守りたいという意識が特に強い会社が、副業・兼業を禁止しているのが読み取れますね。

自身に合った副業を見つけるには

自身に合った副業を見つける

副業・兼業をするための条件をクリアしている場合、どういった副業をするのか考える必要があります。自身に合った副業を見つけるには、どのような点を意識すればよいのでしょうか。ポイントは大きく3つです。

  • 目的を明確にする
  • スキルや専門性を見直す
  • どれくらいの時間を確保できるか計算する

まずは、なぜ副業・兼業をするのか、その目的を明らかにしましょう。単に収入をアップさせたいのか、新たなスキルを身につけたいのか、今とは別の人間関係を構築したいのか…。収入アップのみが目的でももちろんかまいませんが、別の目的があったほうが、より副業・兼業を行うモチベーションがアップするでしょう。

続いて、自身のスキルや専門性を見直します。現在のスキルや経験を生かしたいのであれば、そういった副業を見つければよいですし、副業で新たなことに挑戦してみたいという場合にも、改めて専門分野などを見直すことで、どういったジャンルのものを選択すればより高い能力を発揮できるかが見えてきます。

副業・兼業のために確保できる時間がどれくらいあるのかを計算するのも、重要なポイントです。平日の終業後数時間、土日祝日のみ、週〇日〇時間など、具体的に作業可能な時間を明らかにすることで、どういった副業ができるのかが見えてくることもあります。

正社員で働く方におすすめしたい副業は?

正社員で働く方におすすめしたい副業

正社員の方が選択する副業・兼業は専門分野や得意なことによって異なるので、一概に「コレ」とは言えません。しかし、クラウドソーシングなら幅広いジャンルの仕事を請け負ってくれる方を募集しています。また、単発案件から継続案件まで受注方法や件数もさまざまですので、自身に合った働き方を実現できる可能性が高いです。

クラウドソーシングサイトには、筆者のようなライターやデザイン、事務作業などの案件が多くあります。また、スキルや経験があまり必要のない単純作業系の案件も多くあるので、無理なく働きたい、とにかくお金を稼ぎたいという方にもぴったりです。

クラウドソーシングで経験を積み、企業との業務委託案件にステップアップするという方も少なくないので、初めての副業で内容に迷っているという方は、まずは複数のサイトに登録をしてみて、案件を眺めてみるのもよいのではないでしょうか。

ちなみに、こうした個人で案件を探すタイプのほか、時給制のアルバイトを副業にするという方もいます。こちらはシフトを入れればその分安定した収入が得られるのが魅力です。しかし、疲れていても休めない、残業などにより副業に影響が出ることもあるので注意しましょう。

本業と副業を両立し、無理なく稼ごう

副業・兼業について知っていただくことはできたでしょうか。魅力たっぷりの副業ですが、やはり本業に支障が出るような働き方はおすすめできません。はじめはうまくいかないかもしれませんが、本業と両立できる方法を模索し、無理なく、そして楽しく稼いで自身のスキルアップにつながるような副業に出会えるとよいですね。

ハレダスのさまざまな記事を通し、皆さんの働き方に少しでもよい変化を起こすことができれば幸いです。

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HAKU

HAKU

大手人材会社にて、法人営業を経験後、制作部門に異動し製造、IT、飲食、エンタメとあらゆる業界の上場企業からスタートアップのベンチャーなど、10年超のキャリアにおいて約3000社以上の企業の取材・制作・ライティングを実施。関西の制作責任者を務めた後、フリーランスにて活動を開始。

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