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営業職からの転職したい人必見!おすすめの職種や転職時のポイントを解説

営業の仕事から別の職種に転職を考えている方は、けっこういるのではないでしょうか。営業はやりがいのある仕事ですが、ノルマがきついなどの理由で転職する人も少なくありません。

本記事では営業から転職する際におすすめの職種や、異職種へ転職するコツについて詳しく解説します。営業以外の職種も経験したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

営業から転職したい人の転職理由例


営業から別の職種に転職したいと考える理由は、ノルマはきつい、忙しくてプライベートの時間が確保できないなど、人によりさまざまです。

営業は実績により給与などに差がつくため、高い実績があげられない場合も転職したい理由になるでしょう。人とのコミュニケーションが苦手など、営業の仕事自体が向いていない場合もあります。

ここでは、営業から転職を考える理由についてご紹介します。

ノルマがきつい

営業はほかの職種と異なり、ノルマを課せられることがほとんどです。実力がありノルマを達成できる場合は高く評価されますが、達成できない場合は給与があがらずストレスも大きくなります。

周りの社員が成果を出すなかで自分だけノルマに追いつけない場合、プレッシャーも大きくなるでしょう。上司に指摘され、精神的に追い込まれることもあります。

ノルマがきついことは、転職を考える大きな理由となります。

業務時間が長く残業も多い

会社により差はありますが、一般的に営業職は業務時間が長い傾向にあります。ノルマを達成するため仕事量を増やし、実際の勤務時間よりも長く働くことが多いためです。

勤務時間は営業活動を行っており、そのほかに営業書類の作成や事務処理、会議などにも時間を割かれます。そのため、残業も多くなりがちです。

大きな成果を出せた月があっても、それがずっと続くとは限らず、毎月プレッシャーがあります。成果を出した月は給与が高く、取れなかった月は低いなど毎月の収入も安定しません。長時間勤務で労働時間に給与が見合わないと感じることも多いでしょう。

プライベートが確保できない

営業は業務時間が長く残業も多いため、プライベートの時間を確保できないことも転職を考える理由です。営業のスケジュールは取引先・顧客の都合に合わせる必要があり、定時とは関係なく働くことも多くなります。休日出勤も珍しくありません。飲み会など顧客との付き合いで、勤務時間外も拘束されるといったこともあるでしょう。

家族がいても、一緒に過ごす時間を作れないことが多くなります。近年はライフワークバランスが重視される傾向にあり、家族との時間を大切にするために営業から転職したいと考える人もいるでしょう。

高い実績をあげられない

営業は成果が数字で現れるため、どうしても結果が重視されます。成果を獲得するために日々勉強をするなどして努力していても、結果を出せなければ評価されません。

高い実績をあげられなければ、自分には向いていないと感じるでしょう。このまま続けていてもスキルアップできないと感じ、転職を考えるのも無理はありません。

営業には専門性がなく、キャリアアップできないとして転職を考える人もいます。長く働いても、専門性は身につかないと判断し、キャリアアップを目的に転職する場合もあります。

人とのコミュニケーションが苦手

営業は人とのコミュニケーションが欠かせない仕事であり、コミュニケーションが苦手な人は、そもそも営業が向いていません。また、人との交流が好きというだけでは、営業の仕事をこなすことは難しいでしょう。

営業では契約を成立させるためにお願いをしたり、クレームに対応したり、ストレスを感じることも多々あります。取引先の担当者と相性が合わない場合にも、上手に対応しなければなりません。飲み会などの付き合いもこなす必要があるでしょう。これらを含めてうまくコミュニケーションできないと、転職したいと感じることになります。

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営業からの転職におすすめの職種6選

ビジネスマンのイメージ

営業は仕事を通してさまざまな能力が身につきます。コミュニケーション力をはじめ、顧客の話を聞き取るヒアリング力や適切な提案ができる提案力、問題解決能力などで、これらは営業以外にもさまざまな職種に活かすことができる能力です。

営業からの転職では、営業で身につけたスキルが特に活かせる職種を選ぶとよいでしょう。

おすすめの職種を6つご紹介します。

1.人事

人事は営業と同じく、高いコミュニケーション力が必要な仕事です。社内のあらゆる部門と関わり、採用活動では企業の顔となり、さまざまな人と交流します。学校訪問では担当教員とやり取りし、会社説明会や面接などでは求職者との接触もあります。相手にとっては、最初に対面する企業の担当者であり、企業のイメージを左右する重要なポジションです。

また、採用担当には採用目標があるため、営業職で数字の目標が設定されているという点が似ています。
採用目標を達成するための戦略を考え、会社説明会では求職者に向けて会社の魅力をアピールします。採用計画やスケジュールを立て、資料も準備しなければなりません。
これらの業務に、営業職で培った数字目標を達成するためのさまざまな能力を活かせます。

従業員の労務管理も人事の仕事です。労務に関する従業員の相談にも対応するなど、コミュニケーション力が求められます。

営業で顧客とコミュニケーションをとり、信頼関係を築いてきた経験を活かせる職種といえるでしょう。

2.企画・マーケティング

企画・マーケティングは新しい商品・サービスを生み出し、販売促進の活動を行う仕事です。市場調査や情報収集、新商品・サービスの企画は、営業職で培った顧客のニーズを分析するスキルを活かせます。

また、営業は顧客目線で物事を考えるため、企画の仕事でも消費者の目線に立って商品・サービスの企画を進めることができるでしょう。

マーケティングでも、顧客のニーズを見極めて提案をしてきた営業のスキルが役立ちます。より効果的なプランを考え、実施できるでしょう。

3.コンサルタント

コンサルタントは、顧客の抱える問題を分析し、解決するための提案をする仕事です。営業経験で培った顧客の話を傾聴して課題を抽出する力や、問題解決力を活かせます。

特に企業経営者に向けた営業経験がある場合、企業経営に貢献できるコンサルタントの仕事に魅力を感じることもあるでしょう。

コンサルタントと一口に言っても、人事コンサルタントや戦略コンサルタント、経営コンサルタントなどさまざまな分野に分かれます。自分がどの分野で活躍したいのかを明確にしてから転職活動を行わなければなりません。

営業でどのような商材を扱ってきたのかにより、自分のスキルが活かせるコンサルタントも変わってくるでしょう。

コンサルタントへの転職では、営業でどのような実績を出したかということよりも、実績を出すためにどう企画して提案し、実行に移したかが重要です。どのようなプロセスで成果につなげたかをアピールすることで、転職成功につながるでしょう。

4.エンジニア

営業の経験は、エンジニアにも活かせます。エンジニアはプログラミングの構造を理解する論理的思考力や、チーム内で情報を共有するコミュニケーション力が欠かせません。

営業の仕事は顧客のニーズに対し、自社の商品・サービスがいかに満たすかを論理的に説明できる力が必要です。ただコミュニケーション力が高いだけではなく、相手を論理的に納得させられる能力が求められるのです。営業で養われた論理的思考力は、エンジニアの仕事にも十分に活かせます。

また、コミュニケーション力の高い人材は、プロジェクトリーダーへのキャリアアップも期待できるでしょう。

エンジニアの仕事はシステムの完成などが仕事の成果であり、営業のように数字で現れるものではありません。契約獲得数といった厳しいノルマもなく、数字を気にせず業務に集中できるのもメリットです。

エンジニアは人手不足が深刻で、未経験者を採用して社内教育する企業も少なくありません。プログラミングなどに興味があれば、転職を考えてみるのもよいでしょう。

5.事務職

営業は顧客に提案するための資料作成など事務作業も伴い、事務職の能力も養われます。事務職への転職でも、営業の経験を活かせるでしょう。ルーティンワークでノルマもなく、プレッシャーも感じずに業務に取り組めるのも魅力です。顧客との対応をすることもあり、営業で培ったコミュニケーション力も活かせます。

事務職は主に、以下の3つに分けられます。

  • 一般事務:資料作成・データ入力など
  • 営業事務:受発注業務、営業のサポートなど
  • 経理事務:帳簿作成、経費精算など

営業事務は営業をサポートする仕事として、営業の経験を十分に活かせます。

経理などは繁忙期もありますが、基本的に事務職は長時間勤務になることもなく、ワークライフバランスがとれているのも魅力です。

6.販売職

顧客に商品を販売する販売職は、営業とよく似た仕事です。接客やレジ打ち、在庫管理といった仕事をすることもあります。顧客とコミュニケーションを取りながら提案できる
など、営業の経験をそのまま活かせる場面も多いでしょう。

経験を積んで店長・支店長などにキャリアアップすることもできます。店舗運営に携わることで、経営者目線で働けるのもメリットです。営業のようなノルマはありませんが、企業によっては販売員に売上目標が設定されている場合もあります。

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営業から異職種へ転職する際のコツ

メモする男性のイメージ

営業からほかの職種に転職するには、押さえたいポイントがあります。

  • スキルを整理する
  • 転職理由を明らかにする
  • 自己分析を行う
  • 営業実績を数字でアピールする
  • 転職エージェントに依頼する

まず、営業で身につけたスキルを活かせる転職先を探すため、どのようなスキルを身につけたかを洗い出しましょう。

ここでは、営業から異職種へ転職する際のコツをご紹介します。

営業を通して身につけたスキルを整理する

転職活動でアピールするため、営業職を通して獲得したスキルや成果を整理しておきましょう。特に転職先の職種で活かせるスキルを洗い出します。

一般的に営業で身につく主な能力は、以下のとおりです。

  • 論理的思考力
  • コミュニケーション力
  • 相手のニーズを引き出すヒアリング力
    ニーズに合わせた提案力
  • 情報収集能力
  • 分析力
  • 課題解決能力

企画・マーケティングへの転職であれば、顧客への提案力や顧客の課題を解決できる能力など、事務職への転職であれば、資料の作成やデータ入力などで培ったスキルをアピールできます。

営業の仕事では、自分で気がつかないうちに身についたスキルも多いはずです。「数字に強くなり、分析する能力が身についた」「論理的思考ができるようになり、提案力が上がった」など、思いつく限りのスキルを明確にしておきましょう。

メンタルが強くなった、ストレス耐性がついたなどもアピールポイントになります。

転職理由を明らかにしておく

営業からなぜその職種に転職したいのか、理由も明らかにしておきます。異職種への転職では、なぜ前職を辞めて自社に転職しようと思ったのかを確認される可能性が高く、説得力のある理由を用意しておくことが必要です。

経験を積んだ営業からあえて未経験の職種につきたい理由は何か、同じ職種でも競合ではなくその会社を選んだ理由はなぜかという点をしっかり整理しておきましょう。

これらの疑問を解消し、担当者が納得できる理由を伝えることで志望意欲の高さもアピールできます。

転職理由を明らかにする際は、営業が自分に合わなかった理由についても洗い出しましょう。転職先を探す際、合わなかった部分の少ない職種を選ぶことはできます。

自己分析で強みを知る

営業で身につけたスキルだけでなく、自己分析により自分の強みを把握しておくことも大切です。希望する職種に活かせるスキルや能力を中心にまとめましょう。強みをアピールできるようになるほか、その会社と相性が合うかも確認できます。

また、自己分析では強みだけでなく、弱みの分析も重要です。弱みや苦手を知り、どのように克服したいと考えているかもアピールポイントになります。

営業実績を数字でアピールする

実績をアピールする際は、具体的な数字を伝えると説得力があります。中途採用ではできるだけ即戦力になる人材が求められます。そのため、実績を数字でアピールすれば、入社後の活躍をイメージしてもらえるでしょう。

営業実績のアピールは、次のような内容が考えられます。

「商品の問題点について消費者や顧客の反応を調査し、商品の改良を提案しました。その結果、顧客満足度が上がって契約獲得数を1ヶ月で倍に増やすことに成功しました」

「在職中の直近1年では20台の自動車を販売し、同期の営業社員のなかで2位を獲得しました」

転職エージェントを活用する

営業から異職種に転職する際は、自分に合う職種を見つけるのが難しいこともあるでしょう。転職をスムーズに進めるには、転職エージェントの活用がおすすめです。

転職エージェントは転職者に合った求人を紹介するだけでなく、適切なアドバイスや応募書類の添削、面接対策などのサポートも行います。

転職エージェントの利用は無料で、主に以下のようなサービスを提供しています。

  • キャリアアドバイザーによる面談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削や面接対策
  • 面接日程の調整
  • 給与・諸条件の交渉
  • 入社日の調整

転職エージェントは多くの求職者に対応しており、営業から異職種へ転職する人のサポートにも慣れていると考えられます。面談で悩みを聞き取り、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。

転職エージェントは、非公開求人を紹介してもらえるというメリットもあります。一般に公開されている求人は競争率が高く、選考に通過する可能性は低くなりがちです。転職エージェントで非公開求人を紹介してもらえば、転職成功の可能性を高めることができます。

また、転職エージェントでは応募書類の添削や面接対策、日程調整まで一貫したサポートを受けられるのも魅力です。面接対策では担当者が面接官の役をする模擬面接も行う場合もあり、十分な対策が期待できます。

内定が出たあとは、給与や条件面の交渉も代行してもらえます。給与の交渉などは自分ではなかなかしづらいものですが、エージェントを通すことでしっかりと希望を伝えられるのもメリットです。

営業から転職する際の注意点

手帳のイメージ

営業から転職する際は、以下の2点に注意が必要です。

  • 年収が下がる可能性がある
  • 年齢のハードルがある

異職種への転職は、これまでの年収よりも下がる可能性があることは把握しておかなければなりません。また、一定年齢より上になると、転職が難しくなる可能性があります。

ここでは、営業から転職する際の注意点について解説します。

年収が下がる可能性はある

営業の仕事はインセンティブの制度を採用しているところも多く、ある程度の成果を出していればほかの職種よりも年収が高い傾向にあります。未経験の職種に転職する場合は高い年収は期待できないため、異職種への転職によって年収が下がる可能性があるでしょう。

特に営業で高い成果を出していた場合は、ギャップを感じることになります。収入が下がってもモチベーションを維持できる仕事かどうかをよく考え、転職を決めるようにしましょう。

また、異職種への転職は仕事内容が変わるだけでなく、条件や環境も変わります。自分が携わりたい仕事と、希望する条件・環境をリストアップし、何を優先するかを決めておくことも大切です。曖昧な状態で転職先を決めると、入社後に後悔することになりかねません。

年齢が高すぎると転職できない可能性がある

営業から異職種への転職に限らず、一般的に年齢が高くなるほど転職は難しくなります。同じ職種であれば経験を評価され、即戦力として採用される可能性は高いでしょう。しかし、異職種の場合は未経験からのスタートであり、企業側もできるだけ若い人材を希望する可能性があります。

限られた採用枠に多数が応募した場合、若くて優秀な人材を採用したいと思う企業は多いでしょう。年齢が高くなるほど、求められる経験・スキルのハードルは高くなります。

そのため、異職種への転職の場合、20代までが有利と考えられます。20代の場合は未経験であっても、営業で培われたスキルがあることを評価してポテンシャル採用をする企業は多いでしょう。20代で営業が向かないと考えている方は、早めに転職を検討したほうがいいかもしれません。

30代でも多くの企業が中途採用をしていますが、どの業種でも即戦力が求められています。募集職種の経験がない場合、これまでの営業職の経験・スキルを十分に洗い出し、即戦力になり得るというアピールをすることが必要です。

40代の場合、営業から異職種への転職はかなり厳しいと考えてよいでしょう。営業で培った経験で転職先の業務にどれだけの貢献ができるかを強くアピールすることが必要です。

また、マネジメントの経験も強みになります。営業職として多くの実績をあげてきた場合はその数字を示し、管理職として活躍できることをアピールするのもよいでしょう。

転職先が見つからない場合に、ブラック企業を選んでしまうことだけは避けてください。未経験歓迎だからと安易に選んでしまうと、早期離職にもつながりかねません。

営業から転職する際には営業実績やスキルを整理しておこう

オフィスのイメージ

営業の仕事は、さまざまな職種に活かせる多くのスキルを身につけることができます。そのため、転職後も活躍できる職種の選択肢は豊富です。ノルマがきついなどで異職種への転職を考えている方は、身につけたスキルを活かせる職種を見極めて転職活動を行いましょう。

「営業から転職したいけど、どのような職種が向いているのかわからない」「そもそも転職できるのか不安」という方は、転職のアドバイスを行うサービス「ハレダス」の利用をおすすめします。

ハレダスの就職相談『CHOICE!』にはさまざまな経歴を持つキャリアアドバイザーが在籍し、転職活動に関する相談に対応しています。営業職からの転職についても悩みを聞き取り、具体的なアドバイスが可能です。相談やサポートはすべて無料で行っているため、ぜひお問い合わせください。

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Written by

山本 恵美

山本 恵美

大学卒業後、生活情報誌やファッション雑誌の記者・編集を経て、株式会社マイナビに入社。 15年間、人材サービス(就職・転職・障がい者採用)の分野において5000社以上の企業広告を担当。 2020年に起業し「合同会社綴」を設立。現在は企業取材・広報のほか、採用コンサルティングやキャリアアドバイザー業務等も行っている。

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