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「黒髪じゃないとダメ?」インターンシップ参加時のマナー|好印象の髪色や茶髪OKな業種も

就活本番ともなると、それまで自由なヘアスタイルを楽しんでいた友人たちも次第に黒髪へ…。カラーヘアは少しお休みして、就活モードへと切り替えるときがやってきます。

そこで気になるのは、前哨戦ともいえる「インターンシップ(以下インターン)」に参加する際の髪色。期間や形態がさまざまなことから、髪色に悩む就活生が多く見受けられます。
やっぱり黒髪にしないと印象が悪い?茶髪でもいいの?採用担当者は一体どこを見ている?etc…インターン参加のための好印象な髪色マナーについて検証します。

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インターン参加時の身だしなみとマナー

インターンシップとは、就活生が企業の事業活動に社員と同様の立場で参画したり実際の労働環境を訪問したりすることで、その企業への理解度を一層深めるためのもの。

期間は1日〜数週間、数ヶ月に及ぶものと実にさまざまですが、大学の春休み・夏休みを利用して行われるものが一般的です。

インターンの意義から考える

労働の対価とし賃金を得られるアルバイトとは異なって、インターンの主な目的は「企業研究」や「業務の内容理解」。また、学業に支障のない形で行われるようになっていたり、中にはインターンへの参加そのものが学校の単位として認められるケースもあります。
こうした背景から、インターン参加時には社会の一員として労働に相応しい身だしなみを整えていく必要がありそうです。

企業の一員としての自覚を

加えて、インターン参加時には、ときに社員同然の立場で企業のビジネスやサービスに携わらなければなりません。
例えば接客の現場に参加する場合、来店した顧客はあなたをその企業の一員として見なして、同様の振る舞いを求めることでしょう。

もしもあなたが接客に相応しくないような髪色をしていたら、顧客はそれを快く思わない可能性もあります。インターンに参加する際には、やはり企業の顔として表に立つのに相応しい髪色を考えましょう。

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インターン参加時は「黒髪」がベター


さて、インターンに参加する就活生にとって相応しい髪色とは、具体的には一体どのようなものでしょうか。その筆頭として挙げられるのは、やはり「黒髪」。
業界や業種によっては社員の身だしなみに厳格であったり、はたまた寛容であったりと、差もありそうです。

社員の身だしなみに厳しい業界・業種

商社や金融など、取引の規模や金額が大きく取引先との信頼関係が最優先される業界は、身だしなみにも厳格です。また、医療や法律、教育に携わる業種においても、やはり社会的な信用度が第一。

相手に「業務に集中していない」「浮ついている」といった印象を与えることがないよう、身だしなみにも厳しく配慮しているケースが多数見られます。
一方で、こうした業界・業種にあってもバックエンドで活躍する職種の場合には、カジュアルな身だしなみが認められるケースもあります。

社員の身だしなみに寛容な業界・業種

美容やアパレルなど、ファッションやメイクを通じて自己表現することがそのまま仕事に直結するような業界では、身だしなみに寛容である場合が多く見受けられます。

また、広告・マスコミといったメディアやITの業界においても、自由な発想こそが個人の資質と見なされ、身だしなみに厳格なルールを設けない企業が多くあります。

社員の身だしなみをリサーチする

その企業が社員の身だしなみについてどのように考えているのか知りたいときには、実際にそこで働いている先輩社員の姿をリサーチするのが最善策です。 企業HPや採用サイトに掲載されている写真を見たりしながら、その雰囲気を探りましょう。
採用担当者やOB・OGとコミュニケーションを図って、どのような社風であるのかをヒアリングするのも有効です。

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「茶髪」でもOKな場合がある

清廉で学生らしい真面目な髪色といえば「黒」を想像しますが、茶髪でも受け入れてもらえる可能性があります。

「ダークブラウン程度」であれば許されることも

多くの企業で基本的に茶髪は好ましくないとされることが多いようですが、特に女性の場合には黒髪のみならず「ダークブラウン」のような暗いトーンの髪色でも許容されるケースがあります。

具体的な暗さは?

日本ヘアカラー協会(JHCA)が開発した「JHCAレベルスケール」では、髪の毛の色を4〜15までのレベルに区別しています。
その中でも「レベル7」程度が、インターンをはじめとする就職活動に参加する際に相応しいトーン。

極端に黒く暗い「レベル4」や明るい「レベル9」にしてしまうと、不自然な印象を与えてしまいます。迷った場合には「レベル7」を目安に美容室で相談してみるのも手でしょう。

地毛でも黒染め?多様性について再考してみる

髪の毛とは、私たちが持って生まれた個性であり資質。
就職活動中の髪色を黒く統一するというこの考え方にも、時代とともに少しずつ変化が生じているようです。

「#就活をもっと自由に」


記憶に新しいのは、2018年にヘアケア大手のP&G社が手がけるパンテーンが打ち出した、こんな広告。
「#HairWeGo さあ、この髪でいこう。」と題されたシリーズの第一弾として、「#就活をもっと自由に」というキャンペーンが行われました。

パンテーンのブランド理念である「あなたらしい髪の美しさを通して、すべての人の前向きな一歩をサポートする」というメッセージと就活の際の画一的とも言われる身だしなみをリンクさせて、髪の質や色にとらわれない自由に対して訴えかけました。

東京都が「地毛証明書」の撤廃

2019年には、東京都教育委員会が全ての都立中学校と高校に対して「生来の頭髪を黒染めさせる指導をしないように求める」という声明を発表しました。 生来の頭髪、つまり地毛をあえて黒くさせて登校するよう強制するのは、生徒の人権を脅かす行為であるという判断です。

インターンをはじめとする就活の現場においても、地毛の色や質が選考結果を左右するようなことがあってはなりませんよね。

まとめ

インターンに参加する際の髪色は「黒」や「ダークトーンのブラウン」が望ましいと考えられていることがわかりました。

一方、前述のパンテーンの広告キャンペーンの第4弾(2019年)「#令和の就活ヘアをもっと自由に」では、大企業からスタートアップまで計139の会社が賛同企業として名乗りをあげました。時代の流れとともに個性と身だしなみについての価値観が変わりつつあることを象徴しています。

この機会に、あなたの志望する企業がどのような考えをもっているのか、関心を寄せてみるのも良いかもしれません

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Written by

HAKU

HAKU

大手人材会社にて、法人営業を経験後、制作部門に異動し製造、IT、飲食、エンタメとあらゆる業界の上場企業からスタートアップのベンチャーなど、10年超のキャリアにおいて約3000社以上の企業の取材・制作・ライティングを実施。関西の制作責任者を務めた後、フリーランスにて活動を開始。

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