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圧迫面接で心が折れてしまわないために!乗り切るための心構えと対処法

就活の中において、最も重要かつ緊張する場でもある面接。自分をアピールするための絶好の機会でもありますが、その分プレッシャーも大きくのしかかります。終始和やかで前向きな雰囲気の面接であればいいのですが、中には面接官からの高圧的な態度や批判的な質問に動揺し、自分の良さを発揮できなかったという話もよく聞こえてきます。

このような事態を招かないために今回は、企業側が圧迫面接を行う理由と対処法について紹介します。圧迫面接に負けないために、事前にしっかり対策をして臨みましょう。

圧迫面接とは、どのようなもの?

圧迫面接とは

面接官が応募者に対して、わざと高圧的な態度を取ったり、答えづらいような質問をしたりする面接手法のことです。アメリカでは「stress interview(ストレスインタビュー)」という名前で呼ばれています。

具体的には

・応募者の発言を徹底的に否定する
・何度も「なぜ?」「どうして?」と聞く
・一生懸命話しているのに興味のない素振りをする
・選考とまったく関係のない突拍子もない質問をされる
・面接中、大声で怒鳴られる など

応募者に対して、あえて否定的な言動や威圧的な態度、答えにくい質問を投げかけることで相手の様子を伺っているのです。

企業が圧迫面接を行う理由、目的とは

圧迫面接を行う大きな目的は、応募者に「ストレス耐性」と「臨機応変な対応力」があるかどうかを見極めるためだと言われています。

入社後、業種によっては、お客さまからの理不尽な要望やクレームへの対応をする場合もありますし、どの職種であっても職場内の人間関係や、成果に対するプレッシャーなど、ストレスを感じる場面は多々あります。そうした状況の中でも、冷静に柔軟性を持って対応できる人物かどうかを面接という短い時間の中で見極めるために、あえて厳しくチェックしているのです。

他にも、マニュアルにない質問を問いかけることで、応募者の本音を引き出す目的もあります。また圧迫面接には、高圧的な態度だけではなく、逆に無気力を装ったパターンも。わざとあくびをしたり、話を聞いていないような素振りを見せたり、これにより応募者のコミュニケーション能力が見られています。

圧迫面接には、どう対応すればいいの?

圧迫面接にあったときどのように乗り切ればよいのでしょうか?

最も大切なのは、キレたり感情的にならないこと。面接官に対してイライラした態度とる、言われた事に反発するのは絶対やってはいけないことです。もちろん泣いたり、黙り込んだりするのもNGです。

圧迫面接の中には「わざと怒らせてくるケース 」「否定してくるケース」「脅してくるケース」など、さまざまなケースがあります。よくある例と共に対処方法を見ていきましょう。

<質疑応答の例>

面接官ありきたりな志望動機だなぁ

圧迫面接では、一生懸命志望動機を話しているのに、それを真っ向から否定されることもよくあります。そのような場合は、「失礼いたしました。私としましては貴社に対する正直な気持ちを伝えさせて頂いたつもりでした。貴重なご意見ありがとうございます。」と、素直に謝った上で、再度自分の熱意を伝えましょう。

面接官君この会社向いていないと思うよ

「そんなことありません!」と言いたいところですが、その場合はムリに反論するのではなく、なぜ向いていないと思うのか尋ねてみるのがよいでしょう。そのうえで「たしかにそういう意見も一理あると思います。ですが、私はこう思います。」と、相手の言葉を肯定した上で自分の意見もしっかり伝えることが大事です。

面接官声が小さくて聞こえないよ!

圧迫面接では、内容だけではなく「声が小さい」「笑顔が固い」など、容姿や態度などについても厳しいことを言われる場合があります。その場合は、「御不快な思いをさせて申しわけありません。緊張するとどうしても声が小さくなってしまうこともあり、今も改善できるよう日々発生練習をするなど努力をしています。」と、改善のために努力していることを伝えましょう。

このように、いくつか圧迫面接を想定した受け答えを用意しておくと、いじわる質問にも慌てずに対応することができます。

圧迫面接で心が折れてしまった場合の対処法

しかしそうは言っても、面接で厳しいことばかり言われると心が折れてしまうことも。そのような気分を引きずらないようにするにはどうすれはいいのでしょうか。

面接官の言葉を真に受けない

相手は面接のプロであって、数多くの候補者の中から採用者を絞り込むために日々面接しています。優秀な人材を採用するために、さまざまな方法で応募者の適性を見極めているのです。つまり、圧迫面接を行う面接官も仕事でやっているのであり、そのような人の言葉をいちいち間に受ける必要はないということです。

ポジティブな言葉を口に出す

「なんとかなる」「大丈夫」「これで死ぬわけじゃない」「次、頑張ろう」など、自分を楽にしてあげる言葉を口癖にしましょう。失敗してクヨクヨして立ち止まってしまうより、気持ちを切り変えて前に進むことが大事です。

思いっきりストレス発散する

就活の間でもたまにはストレス発散も大切です。友人とカラオケで盛り上がったり、愚痴を聞いてもらったり、一度溜まったものをすべて吐き出して新しい気持ちで次、頑張りましょう。

もし、圧迫面接にあったら「ストレス耐性」と「対応力」を見られているのだなと割り切り、とにかく落ち着いて前向きに対応しましょう。このように考えるだけでもかなり気持ちが楽になるはずです。

さいごに

誰でも自分の人格を否定されて、高圧的な態度で口撃されるといい気分はしません。しかし、社会に出てみれば上司からムリな仕事を頼まれたり、非常識なお客様から理不尽な要求をされたり、さらに大変なことは多々あります。圧迫面接は学生気分をピシッと引き締め、社会に出る第一歩だと思い、落ち着いて対応しましょう。圧迫面接を乗り切ることで、自分への自信にもつながりますよ。

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Written by

HAKU

HAKU

大手人材会社にて、法人営業を経験後、制作部門に異動し製造、IT、飲食、エンタメとあらゆる業界の上場企業からスタートアップのベンチャーなど、10年超のキャリアにおいて約3000社以上の企業の取材・制作・ライティングを実施。関西の制作責任者を務めた後、フリーランスにて活動を開始。

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