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就活3大質問の1つ「ガクチカ」がない!探し方や対処法を解説

就活の際に必ず聞かれる質問と言えば「志望動機」「自己PR」、そして外せないのが「学生時代に最も打ち込んだこと=ガクチカ」です。就活をはじめるにあたって学生時代に頑張ったことを振り返ったところ、「何もない」と悩んでいる人も多いのではないかと思います。

しかし、企業の担当者は、ガクチカから何を読み取っているのか、何を評価しているのか、これらのポイントを知ることで対策もしやすくなります。

なぜ、ガクチカが重視されるのか?

面接官が就活生に「学生時代頑張ったこと」を問いかけるのにはきちんとした意図があります。
まず、新卒採用は中途採用と異なり、仕事の実績やスキルで能力を測ることができないため、学生時代に何をやってきたのか=ガクチカで応募者の素質やポテンシャルを判断することになります。

主に見られているのは下記の3点です。

①ガクチカの内容が、入社後の業務に活かせるものか
②物事に取り組む姿勢や課題解決力
③目標を達成までのプロセス

応募者が目の前の課題に対して、どのように取り組み、解決するスキルを持っているのかを企業の担当者は重視していると言えます。

ガクチカの書き方

ガクチカは、「学生時代に力を入れたこと」による成果や、そこから得た強みや学びをアピールするものです。ただしエピソードの内容としては完璧であっても、志望する企業の求めるものとマッチしていないとミスマッチがおこってしまいます。
自分の強みをアピールしつつ、応募企業の業務で活かせる内容にするのがポイントです。

①企業の求める人物像を理解しておく

企業が求める人物像は、企業の就活サイトにも記載されているので目を通しておきましょう。たとえば、求める人物像として「積極性」とあれば、自分が経験してきたことの中で、積極的に取り組んだ事例などを取り入れてアピールすると伝わりやすいでしょう。

②自分の強みが伝えやすいエピソードを選ぶ

自分の強みが一番伝えやすい題材を選ぶことが大切になります。たとえば「小中高の12年ピアノを習っていました」というエピソードも素晴らしいものですが、その間に何を得たか、今後の人生にどう役立つのかといったエピソードが希薄なのであれば、別の題材を扱った方がいいと言えます。

逆に、バイトやサークルなど多くの人が経験するようなエピソードでも、そこで得た経験から自分の強みをアピールできるのであれば、それはいいエピソードと言えるのです。

③エピソードは「STAR法」で説明する

企業はエピソードの内容だけではなく、それを論理的に伝える力についても重視しています。ガクチカを作成するときにおススメなのがSTAR法です。

「Situation(状況)」「Target&Task(目標と課題)」「Action(具体的な行動)」「Result(得られた結果)」の頭文字をとって略したもので、文章を論理的に書く際に頻用されるフレームワークの一種です。

ガクチカを作成する際に、このフレームワークを使用すると簡潔でわかりやすい文章を作成することができます。

アピールできるようなガクチカがない場合は?

同じ学生でも、在学中に起業したり、海外でボランティア活動を行ったり、素晴らしい経歴をもっている人はたくさん居ます。しかし、「頑張ったこと=経歴」ではありません。
大切なのはストーリーです。個人で努力し課題を解決した経験や、リーダーシップを発揮し仲間と一緒に何かを成し遂げた経験など、自分自身の成長につながった出来事を徹底的に深掘りしてください。

これからガクチカを探す人におススメのアクション

ガクチカのエピソードは本気で取り組めば、3か月~半年あれば作ることができます。これから新しく何かをはじめたいという方におススメのアクションは以下の3つです。

・長期インターン

長期インターンは実際に企業の中で社員に近い業務やサポートを行うことから、インターンでの経験をそのまま仕事で活かせる場合が多く、他の就活生と差別化を図れるというメリットがあります。

・ボランティア

ボランティア活動は「何かしらの目標」や「目的」を持った上で取り組んでいる場合が多いので主体性や行動力をアピールしやすいと言えます。
たとえば教育に関する道に進みたいのであれば、子どもに関するボランティアに取り組むなど、動機と活動を通じて得た学びを明確に述べることができることも大きなメリットです。

・留学

商社や外資系企業などの海外勤務、あるいは語学力を活かせる職種を目指す方におススメです。また留学経験は「コミュニケーション力」や「行動力」をアピールする際にも有効です。

また、興味のあるものに本気で取り組んでみることもおススメです。大事なのはどれだけの熱量を持って取り組めるか。これらの活動から学んだことを、どう就活で活かすかをしっかり念頭に置いた上で真剣に取り組んでいきましょう。

こんなガクチカはNG

主語が「個人」ではなく、「団体になっている」

サークルやチームで行った活動や経験について書く場合でも、主語は「私」です。個人としてその団体の中で、どのように貢献したのかを書かなくてはいけないところ、「私たちは〇〇しました」という内容になっているケースがあります。団体で成し遂げた結果であっても、その中で自分がどのような行動をして結果を残したのかをしっかり掘り下げて書くとよいでしょう。

エピソードが多すぎてテーマが定まっていない

アピールしたいエピソードがたくさんあったとしても、すべてを書いてしまうと結局何を伝えたかったのかが不明瞭になってしまいます。自分の経験やそこで学んだこと、感じたことを一番アピールしやすいエピソードに絞り込み、深堀したうえで伝えるようにしましょう。

成功体験しか書かれていない

ガクチカには、どうしても成功体験ばかりを書いてしまいがちです。しかし企業側が知りたいのは、壁にぶつかったときどのように対応してきたのか、そこから何を学んだかです。失敗や挫折経験があってこそ成功体験が生きてくると言えます。

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さいごに

前述したとおり、ガクチカに大事なのは論理的なストーリーです。単なる事実の羅列ではなく、学生時代に体験したエピソードによって何を感じてどのように変化したのかが伝わるような内容にしましょう。

そして自分自身を深く知ることで、これから自分の進むべき道が見えやすくなり、自ずとゴールも見えていきます。今回の記事を参考に自分にしかないガクチカを作成してください。

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Written by

ハレダス編集部

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