お問い合わせ

転職・副業

【例文アリ】転職理由の書き方とは?職種別・状況別・年齢別に紹介

本記事では「転職理由の書き方」について詳しく解説をしていきます。これから転職活動を始める方はぜひ、本記事を参考にしてください。

転職理由はなぜ聞かれる?

面接の際には必ずと言ってよいほど「転職理由」を聞かれます。ここでは転職理由を聞かれる理由を説明していきましょう。

すぐに辞めてしまわないかを確認する

転職理由を聞かれる理由としては「応募者が自社に貢献できる人材なのか」と「すぐに辞めてしまわないか」ということを確認するためです。

特に「入社後すぐに辞めてしまわないか」をチェックすることが多くなっています。

面接官は応募者の転職理由と自社の就業状況とを照らし合わせて、きちんと問題なく働けるような人材であるかどうかをチェックしているといえるでしょう。

たとえば、繁忙期に残業が発生しやすい企業に対して「残業が多くて定時で帰れないことがよくあるため転職することを考えました」と語ってしまうと、面接官に「残業がある業界ということはわかっていてもよさそうなのに」「間違いなく残業はあるから、この人はすぐに辞めてしまうかも」という評価を与えてしまう可能性があります。

人間関係が円滑にできるのかを確認する

転職の原因として上位にランキングされるのは「人間関係の悩み」です。しかし、人間関係が嫌になって転職する場合でも、それだけを理由にすることはあまりおすすめできません。

人間関係に問題がない職場は、非常に稀なケースです。企業ではチームとしてプロジェクトの達成に臨むことも多いため、人間関係を上手くクリアできない方は避けられる傾向があります。

そのため、人間関係の問題にはできるだけ触れないほうが無難でしょう。 

【例文】転職理由(職種別)

ここでは転職理由の書き方と例文を職種別にご紹介していきましょう。

事務系


経験者の場合は「なぜ同じ事務職なのに転職したいのか」ということを尋ねられる場合があります。

そのような際には、同じ事務職でも前職ではできない理由などを記載すると納得してもらえるでしょう。

たとえば「事務処理だけでなく営業事務として営業のサポートもしてみたい」など具体的に説明するようにしてください。

未経験者の場合は「営業を経験してみたが安定した環境で事務職としてのスキルアップをしていきたい」など、事務職に転職したいと考えた理由を具体的に説明するとよいでしょう。

【事務系の例文】

前職では不動産会社の経理事務に携わってきましたが、旅行が好きなことから旅行業界に携わりたいと考えていたところ貴社の求人を拝見しました。

貴社は海外旅行や気軽に行ける国内旅行など様々なビジネスを展開しており、全国主要都市にも店舗展開をされていることや、オンライン業務にも力を入れていることなど先進的な経営方針を大変魅力に感じています。

貴社の経理事務として、これまでの事務の経験を生かして正確かつ迅速に日々の業務を遂行し、戦力として貢献していきたいと考え志望させていただきました。

営業系


営業としてのキャリアアップを目標として転職理由を述べる場合は、前向きな将来像を描くようにしていきましょう。未来のプランについて具体的に語るほうがポジティブで意欲のある人材だと評価されやすいからです。

以下のように具体的なイメージを挙げながら前向きな姿勢で述べていきましょう。

【営業系の例文】

前職では既存のお客様を定期的に訪問し、要望をお聞きして必要なサービスを提案するという流れで営業活動を行っていきました。

しかし、決まったお客様へのサービスのご提案だけで、それ以外の人に新規開拓をしていきたいと考えても実行に移せる職場環境ではありませんでした。

御社の営業部門で多くのお客様にサービスをご提案しスキルを磨いていくことで、会社に貢献していきたいと思います。将来的には管理職などの役職にもつきたいと考えています。

【例】転職理由(状況別)

ここでは状況別に転職理由の書き方例をご紹介していきます。状況によって書き方に違いがあるので注意しましょう。

転職理由が「自己都合」

退職する際のほとんどの理由は「自己都合退職」で、これは労働者自らが退職を希望した場合を指しています。

正社員でありながら短期間で退職された場合、「何か問題があったのではないか」と不安視されることもあるようです。この場合は「一身上の都合により退職」と記載するようにしてください。

たとえば「転職が決まった」「遠方への引越が決まった」「家族の世話をしなければならない」など、労働者側に起因するもの。

また「職場の人間関係が嫌になった」「仕事が合わない」なども、自分から退職の決意を示せば自己都合退職となります。

【書き方例】
令和2年 10月 一身上の都合により退職

転職理由が「会社都合」

会社側の都合により退職した場合が「会社都合退職」です。

会社都合による離職の場合、経営不振や倒産による解雇と、勤務成績不良や就業に適していないと判断された解雇では、応募企業の受け取り方が違います。

履歴書に会社都合による解雇と記載した場合、解雇の理由を確認されることが多いようです。

書き方は「会社都合により退職」と記載するようにしてください。

【書き方例】
令和2年 10月 会社都合により退職

転職理由が「派遣・契約期間満了」

派遣など期間の定めがある労働契約で働き、その契約期間が満了したことによる退職の場合です。この場合は「契約期間満了につき退職」と記載します。

派遣社員は、元々期間を定めて雇用されています。つまり契約を全うしたということなので、退職理由について心配する必要はありません。

【書き方例】
令和2年 10月 契約期間満了のため退職

転職相談をご希望の方はこちら(無料)

【例文】転職理由(年代別)


転職理由の書き方は、年代により記載する内容が異なります。ここでは年代別転職理由の書き方例を解説していきましょう。

第2新卒・20代の書き方例

社会人経験がまだ浅い20代が転職理由を書く際には、人間関係や待遇への不満など後ろ向きな理由ではなく、仕事に対する前向きな姿勢を伝えましょう。

目的が明確な転職理由は良い印象を与え、将来性を感じさせる人材として評価されるようになります。

【例文】

前職は安定を求めて事務の仕事に就いたのですが、成果が報酬に反映される営業の仕事に携わりたいと考えるようになりました。

貴社を志望したのは年齢に関係なく実力次第で高収入を得られることです。営業活動に尽力し貴社の利益に貢献したいです。

30代の書き方例

企業は30代に対して「これからの将来性」ではなく「すでに習得したスキルで実績を作り上げること」を期待しています。

したがって「何が出来るか」と「高い専門性」をこれまでの実績から具体的にアピールすることが大切です。

【例文】

大学卒業後は賃貸の仲介を経験し、8年前に現在の会社に転職しました。入社後は投資用マンションの仲介を担当し6年前から店長をしています。

売上も年々増加させ、営業経験が浅い若手には仕事を通してのやりがいを考えるために相談に乗り、自分の存在意義が感じられる職場環境に注力をしていきました。

貴社に入社後は今までの実績やスキルを基に貢献していきたいと思います。

40代の書き方例

関連性のない業種でも社会経験が豊富な中高年なら、意外なことが役に立つことも大いにあり得ます。

そういった事柄を選び出し「応募した企業でどう関連するのか」「どう役に立てるのか」をわかりやすく書くとよいでしょう。

【例文】

前職では私は15年間営業職として勤務し、直近8年は部下を管理しながらプロジェクトリーダーとして働いていました。その間、御社の商品の魅力については一消費者として非常に興味を感じておりました。

転職をするにあたり、自分が愛する商品を開発している貴社で働きたいと考えた次第です。これから貴社の利益向上に貢献していきたいと考え、志望いたしました。

転職理由を書く際のポイント


転職理由を書く際にはいくつかのポイントがあります。これからご紹介をしていきましょう。

ポジティブな書き方でキャリアアップを狙う

実際の転職理由がネガティブな内容であったとしても、そのまま書くことはおすすめしません。

ネガティブな理由で伝えてしまうと、採用担当者にマイナスのイメージを与えてしまうこともあるからです。したがって転職理由はできるだけポジティブな内容に書くようにしましょう。

たとえば、給料が安かった場合には「成果を正当な報酬として得られる企業でキャリアアップをしていきたい」という書き方に変更する方法があります。

労働時間や休日等の労働条件が悪かった場合は「ワークライフバランスを実現していきたい」、職場の人間関係が嫌になった場合は「風通しの良い職場でスキルを磨き企業に貢献していきたい」といった内容に書き換えることがおすすめです。

キャリアチェンジ後の自分をPR

キャリアチェンジの転職の場合、ただ単に「この仕事を経験してみたい」というだけでは上手く伝わりません。

応募した企業で活かせる実績やスキルを有していることなど貢献できる根拠となるような内容を伝えましょう。その上で応募先の企業でこれから成長していきたい点などを伝えるようにしてください。

【キャリアチェンジが転職理由への書き方例】

前職では6年間、建設系の営業を担当していました。営業職として多くのお客様と接してきましたが、結婚を機に営業事務職へと職種の変更を決意しました。

家庭と仕事のバランスをうまく取りながら、貴社の戦力となるよう努力していきたいと思います。

転職理由を上手に書いて内定をゲットしよう

履歴書に書く転職理由によって、応募者の印象が大きく左右されることもよくあるものです。つまり、転職理由を上手に書くことによって企業によい印象を与えられるようになります。

転職理由はポジティブなイメージにすることを心がけて、内定をゲットしてください!

転職相談をご希望の方はこちら(無料)

TAG

Written by

ハレダス編集部

こんな細かいところまで読んでくれてありがとう! この記事に出会った皆さまの未来が、少しでも「晴れだす」ように願いを込めて、今後もたくさんの記事を配信してまいります。

ハレダスでは
無料で就職・転職の相談
を承っています

しごと相談する LINEで相談する